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12月11日:今週のアーユルヴェーダ養生

年末がどんどん迫ってきましたね。

この時期、忘年会やクリスマス会など
色々な方と集まって食事をする機会が
増える方もいらっしゃると思います。

前々回から食事についてお伝えしていますが、
今週も引き続き
アーユルヴェーダが食事について
なんと言っているかをお伝えします。

くり返しになりますが、
アーユルヴェーダでは、
何を食べるのかも大切だけれど、
どのように食べるのかを大切にしています。

食材そのものの質や
個人の体質や消化力によって
正しく消化できるかどうかが変わるというのが
ベースにありつつも、一方で、
どのように食べるのか、
例えば、食べる時間や食べる量、
そして環境なども消化に影響を与えるというのが
アーユルヴェーダの考え方です。

「どのように」の中のひとつとして
アーユルヴェーダの古典では、
精神状態も取り上げられています。

心地良いと感じられる状態であるかどうかを
食事の際には考慮すべきと。

古典書の中には、
不浄な場所、不吉な場所などと表現されていますが、
それは、たとえば、
落ち着いて食事できないような場所、
例えば、騒々しいとか、歩きながらとか、
あるいは、
食事をするのにふさわしいと思えないような場所、
例えば不潔な場所などのことです。

さらには、
それほどひどい場所でなかったとしても、
心地よく過ごせない環境での食事も
避けるべきと言います。

食事する場所の音楽やインテリア、香り諸々が
食欲をそぐものであれば、
そういう場所も避けるべきといいます。

食事をゆっくり味わえる、
心地よい気分で食事できる環境は
正しい消化を促します。

そういった意味では、
一緒に食べる人についても、
楽しく食事ができる相手を選ぶことが大事です。

一緒に食事をすることで、
食事を美味しいと思えないのであれば、
それは、避けるべき食事の場です。

食事しているときの
心の状態も大切です。
悲しみや怒り、心配や恐怖などを
心に抱えた状態での食事も
避けたいもののひとつになっています。

どんなに栄養的に体に良いと言われる食事でも
食べる人自身が
その食事を十分に味わえて、
美味しい、満足したと感じられないのであれば、
正しく消化されずに、体に良いものとはならないからです。

現代の研究においても
脳と腸との関係
精神的なことと消化力の関係などについて
多くのことが解明されつつあります。

これから年末に向けては
いつもとは違う場所での食事や
色々な人が集まる食事に誘われる機会が
あるかと思います。

気持ちが向かないのに
無理やり参加するのではなく、
楽しく食事できそうか
心地よく過ごせそうか
などということを基準にして
参加を決めてみてはどうでしょう。

今週13日にやってくる新月は
深層意識とつながりやすい蠍座で起こります。

本音に気付きやすい時期ですので、
ぜひご自身の本音に相談して
楽しい食事の時間をお過ごしください。

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