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最近の記事

50代・行政書士副業開業の記録(23)~相続相談から~

先日、ある高齢の方から相続・遺言に関する相談を受けた。亡き配偶者の相続登記もまだのようなので、司法書士さんへの案内を含めて説明していたのだが、こんなことばがでてきた。 「(自分の)こどもは全く(相続に)関心がないし、聞く耳もないから親である私が全部やりたい」 たしかに自分でやろうとすることはすばらしいし、手助けはできるだけさせてもらいたいと思う。ただ、こども(50歳代)は完全に当事者である。障害があるわけでもないし、定職を持って働いているようである。書類の確認や役所へ出向

    • 50代・行政書士副業開業の記録(22)~家族信託と任意後見制度の違い~

      こんにちは。 今回は家族信託と任意後見制度の違いをまとめてみます。 (法定後見制度は認知症等で「使わざるを得ない」要素があるため今回は除外します。) こどもがいない人の場合、自身の老後を真剣に考えるとどちらかを利用する(もしくは併用する)場合があります。 <共通点> ・自身が元気なうちにできる。 ・売買・賃貸ができる(任意後見制度の場合は効力発生後・つまり本人が認知症等になった後) <家族信託> 「贈与でない方法で財産管理を家族に任せる方法」・管理人のイメージ 〇初期費

      • 50代・行政書士副業開業の記録(21)~帰化・永住~

        今回は入管業務の帰化・永住について。似ているようで違う。 最も異なるのは、帰化が「日本人」になることで国籍を得る点で、同時に戸籍・選挙権なども得ること。再入国許可もいらないし、在留カードの所持の必要もない。反対に永住は帰化と同じく就労活動の制限はないものの、再入国許可・在留カードの所持は必要で、退去強制の可能性も残る。 主な要件の違いとして、以下がある。 帰化・・在留期間5年以上(就労期間3年以上)     年収要件「生活できればOK」※直近はやや基準が厳しくなる傾向

        • だれでも永住ビザがとれる島

          唐突であるが、GWに北欧を旅してきた。旅費は安くはないが、まとまった休みが取りやすい時期なので思い切って行ってきた。 ノルウェーのさらに北にスバールバル諸島という場所がある。興味をもったきっかけは、むかしNHK・BSの番組で、「だれでも永住ビザがすぐ取れる」といった紹介を見たことだ。今回タイミングよく確かめに行けたわけである。 結論からいえば、正しかった。正確に言えば、ビザは取る必要もない。税金等の届け出は必要とのこと。特に要件もなく、暮らしていけさえすればよい。ただし、

        50代・行政書士副業開業の記録(23)~相続相談から~

          50代・行政書士副業開業の記録(20)~入管業務・就労系~

          こんにちは。入管業務の中の就労系について記します。 就労系は大きく「技術・人文・国際業務」(技人国:ぎじんこく、とよく略します)と「特定技能」に分かれます。ここでは前者をA、後者をBと表現します。 Aは高学歴、専門知識を必要とするもので、学歴の証明が比較的重要視されます。大学等で学んだ内容と従事する業務の整合性も重要なので、専門外の(比較的単純な)接客が中心の業務である場合は申請が却下されることが多いようです。 Bは専門性が高くありません。入管は口が裂けても言いませんが

          50代・行政書士副業開業の記録(20)~入管業務・就労系~

          50代・行政書士副業開業の記録(19)~受験と年齢~

          本業の繁忙と体調不良(腰痛)のため、余裕のない3月であった。 ここで初心にかえり、40代以降の受験や挑戦について述べてみようと思う。 結論は、どんどんやればよいと思う。 確かに記憶力は確実に落ちてくる。特に短期記憶が悲しいくらいにできなくなる。 これは自分でも意外だったのだが、40歳以降に法律を学んでみて、若い時より頭に入りやすいのだ。ウソに聞こえるかもしれないが本当なのです。 法律は人と人との間にトラブルがあった際に、できるだけの「落としどころ」を探る学問とみる。最

          50代・行政書士副業開業の記録(19)~受験と年齢~

          50代・行政書士副業開業の記録(18)~続・日本語ボランティア~

          日本語ボランティアに参加して数回。なかなか発見が多い。 金曜日の午前に90分。仕事前には決して楽ではないが、 異文化になじむ貴重な機会と感じている。 イスラム教の人の入国が増えている。 岐阜にも岐阜大学の近くに大きなモスクがあるそうで。 この日は20代のイスラム教の男性。 「昨日のお昼は何を食べましたか」 「ラマダン(断食)なので何も食べていません」 なかなか面白い。いちいち驚いていても仕方ないが、どういう時間に何を食べたかを尋ねるなどして会話が続いていく。こちらが勉強

          50代・行政書士副業開業の記録(18)~続・日本語ボランティア~

          50代・行政書士副業開業の記録(17)~最強の相続対策~

          結論から申し上げると、「連絡がとれる仲であること」。これが最強の相続対策である。 ある相続依頼を受け、戸籍を調べていたところ、代襲相続が複数発生していた。亡くなった被相続人は配偶者も子も無く、生存するきょうだいは1人のみ。他の亡くなった何人かのきょうだいに子どもがいる事例である。亡くなったきょうだいまでの戸籍は関係者であることを示すことで取れるそうだが、その下の子どもの戸籍は取ることができない。厳密には職務上請求で取れないことはないのだが、同意が得られていない以上、どのみち

          50代・行政書士副業開業の記録(17)~最強の相続対策~

          50代・行政書士副業開業の記録(16)~入管業務説明会~

          本業との調整がついたので、平日午後の「入管業務説明会」に参加。参加者は約30名ほど。支部の代表者と、地元入管の所長さんのお話を聞いた。私は入管業務ができるピンクカードを取得したばかり。まだ業務としてやったことはない。 リアルな状況を聞けた。「ブローカーが関与することも多い」とずいぶん怖いこともあっさり話していた。本人確認の重要性を繰り返し注意していた。 オンライン出願ができるようだが、役所側のサーバ容量は不十分とのことでうまく機能していないとのこと。 技能実習→特定技能の流

          50代・行政書士副業開業の記録(16)~入管業務説明会~

          50代・行政書士副業開業の記録(15)~日本語ボランティアの実際~

          日本語ボランティアに参加してみた。在日外国人の実情を知りたかったからである。自宅近くの駅ビルにて、週2〜3回やっている。曜日にもよるが、ざっと教室が30名程度でいっぱいになる。基本は1対1の個別指導形式。小中高生の年代から大人までさまざま。東南アジア出身の方々が多く、次いでアフリカ系の人たち。ここは近未来の日本である。しかも本気度がすさまじい。「生活がかかっている」からだ。教えているのは定年過ぎぐらいの人や良い意味で世話好きな主婦の方が多い感じ。みなさん本当に熱心である。

          50代・行政書士副業開業の記録(15)~日本語ボランティアの実際~

          50代・行政書士副業開業の記録(14)~開業説明会に再び~

          副業だと士業同士の横のつながりを持つ機会が少ない。仕方がないが、圧倒的に不利な面である。今回日程が合ったので、昨年開業登録前に参加した開業説明会に再び参加。 結論から言えば出てよかった。 当然ではあるが、昨年より内容がよく分かった。メンバーも昨年と異なる人が多く、体験を聞かせてもらうことができた。そして合格直後の野心に燃える人たちの目を見た。 書士会行事へのボランティアでの手伝いという名目での参加であったが(正規の参加者は手当が出る)、参加者のランチに誘ってもらった。参加

          50代・行政書士副業開業の記録(14)~開業説明会に再び~

          50代・行政書士副業開業の記録(13)~伊藤塾の動画から~

          もう2月になった。 伊藤塾のYou tubeに「明日の行政書士講座」というのがある。 現場で経験のある人が、講演形式で話してくれる。 この日は富山県・射水市にある、ひばり行政書士事務所の仙波芳一先生のを拝見した。 なかなか印象的な講義であった。まとめると、 ・とにかく人と会う。同業者・他士業との会合にできるだけ顔を出す。 ・できない仕事でも断らず、知り合いの資格者に仕事を回す。 ・ゆえに他士業とのコーディネーターの役割を果たしていく。 ・ネット・IT知識は必須。 もとも

          50代・行政書士副業開業の記録(13)~伊藤塾の動画から~

          50代・行政書士副業開業の記録(12)~商売人の思考~

          開業登録をしてから、いかに自分に「サラリーマンメンタル」がしみついているかを実感している。もはや骨の髄というか、細胞レベルまで達している。マーケティングや営業の書籍・動画に接してはいるが、試行錯誤の段階である。知人・同僚への名刺配布、チラシ作成、できる限りの書士会研修への申し込みなどがいまやっていることである。 図書館で見つけた1冊。 「放置自転車ビジネス開業マニュアル」(稲本勝美) 2013年発売。中古車販売の社長が書いた、タイトル通り、放置された自転車を集めて売ること

          50代・行政書士副業開業の記録(12)~商売人の思考~

          50代・行政書士副業開業の記録(11)~商標登録~

          年が明けてもう1か月が立つ。 本業(塾)の繁忙期がようやく落ち着いたところ。 受験生には全力を尽くしてほしいが、 他人のことを言っていられる余裕もない自分もいることに気づく。 「副業開業カタログ」(林 雄次氏:中央経済社)という本を読んだ。 中小企業診断士、税理士、行政書士の副業の具体的な例が載っている。いまの私に最適で、参考にしたい事例がたくさんあった。 その中に「ネーミング」というテーマの話があった。事務所の名前や、ブログでの打ち出し方にネーミングで工夫する余地がある

          50代・行政書士副業開業の記録(11)~商標登録~

          2024年の目標

          新年が明けました。能登半島の地震など大変な災害が起こった。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。 年末年始は本業の繁忙期。年末年始の3日間を除き、朝から晩までの勤務。もうすぐヤマは過ぎる。副業がほんの少しずつ形になりかけているが、目標として、「(新たに)人と会う」ことを挙げる。本業でも月に数人の新しいお客さんがいるが、副業関連でで月に新しく2人と会って話すことを目標とする。数は確かに少ないが確実にやるのは簡単ではない気がする。 副業の報告に加え、本業の仕事、過去にやっ

          2024年の目標

          50代・行政書士副業開業の記録(10)~苦手なホームページ~

          苦手であるが、今後は避けられない。そんなところだ。 受験後にホームページ作成を考えた際、Wordpressなるものがよいらしいと聞いた。他者に依頼してもよいが、自分で作ってみた方が勉強になると考え、始めてみた。 ConoHa Wing(有料)で、メールアドレス等を取得。 You tubeでの解説に必死にかじりつきながら、形を整えているところだ。 ここでもYou tubeでの無料講義に主に頼っている。 Cocoon(コクーン)設定、固定ページ、プラグインなどのことばに少しは

          50代・行政書士副業開業の記録(10)~苦手なホームページ~