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ミシェルルグランとヌーヴェルヴァーグの監督たち

二月下旬から約三週間にわたり、ミシェルルグランが音楽監修を務めたヌーヴェルヴァーグの映画特集が恵比寿ガーデンシネマで開催されていた。

今回はゴダールやジャックドゥミ、ヴァルダの映画が上映されていて、その内のドゥミ作品2本を鑑賞。
60〜80'sの映画を動画サイトで日常的に観ているとは言え、やはり劇場で観られる喜びはひとしお。

今回はドゥミの作品から代表的なドヌーヴ主演ロシュフォールの恋人たちとシェルブールの雨傘をチョイス。
ドヌーヴの美しさ、ドゥミのヌーヴェルヴァーグらしいカラー作品、そしてルグランのウィットに富んだ洒落た音楽を存分に楽しんだ。

ドヌーヴと言えば、欧米ものや現代作品、ヌーヴェルヴァーグ、ポランスキーやフォントリアーなどの鬼才監督の作品まで存在感のある演技と美で活躍し続ける大女優。
彼女のまだうら若き美しさや素晴らしい歌声と演技に魅了され上映時間はあっという間に終了。

カラー作品を観たかったので今回のチョイスは大満足。昨年一月にも阿佐ヶ谷ユジクで同じ2本を観て、シェルブールの雨傘はユジクの方があっていたように感じた。ミニシアターのスクリーンと画がぴたりとはまる印象に残る上映であった。

ロシュフォールの恋人たちはダイナミックなダンスと音楽が恵比寿の劇場に丁度良かったように思う。
しかし、どんな上映だってリバイバルしてもらえる事の嬉しさは他ならない。

次はどのフランス映画がどこで観られるか今から楽しみ。お楽しみがあるヨロコビは何にも変えがたい。

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