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熱狂の魔術師 -天才指揮者カルロス・クライバーの魅惑
【金曜日は音楽の日】
指揮者というのは不思議な存在です。自分で楽器を演奏するわけでもないし、歌う訳でもない。
実のところ、ある程度実力のあるオーケストラなら、ベートーヴェンやブラームスの交響曲レベルは、指揮者がいなくても、破綻無しに演奏は出来ます。
指揮者の役割とは、その「演奏」に、プラスアルファを付け、真の「音楽」を創りあげることだとも言えます。
カルロス・クライバーは、
【創作】夜のバスで【スナップショット】
遅くなってしまったな
うん、塾の補習に付き合ってくれて
ありがとう
明日は仕事じゃないの?
大丈夫だ
夜景がきれい
バスの夜景って
不思議な感じがする
電車で見る夜景と違う気がするんだ
心の中にすっと入り込んでくるようで
どこか安心する
きっとそれは
道の匂いがするからだろう
電車は線路に沿って、
線路は人が歩く道から切り離されている
だから街の灯りも
遠くに見えて
幻のよ
みんなに広がる私の歌 -ジェイムス・テイラーの魅力
【金曜日は音楽の日】
詩や歌の魅力の一つは、自分の個人的な感情が色々な人に伝わって、それが、皆のものになっていくことだと思います。
口ずさみやすいメロディがあれば、更にそれは広がりやすくなる。シンガー・ソングライターの魅力とは、そういうところにあるのでしょう。
ジェイムス・テイラーはそんな、口ずさめる歌を作り続けてきた素晴らしいシンガー・ソングライターの一人であり、私にとっても
リアルを味わうこと -エリック・ロメールの映画の美しさ
【木曜日は映画の日】
シンプルだけどお洒落な服を着て、友達と哲学や愛についてシャレた会話をして、ちょっぴり危険な恋愛に揺れたりしつつ、ナチュラルに、自分らしく生きる。
よく「フランス映画的」と言われるようなそうしたイメージがあります。エリック・ロメールの映画は、そんなイメージにぴったりはまるような映画です。と同時に、そのイメージだけに決して留まらない、複雑で豊かな広がりを持った映画で
【創作】朝の市場で【スナップショット】
あと残っているものは何?
パブリカ、トマト、コショウ、
ニシンと食用酒と
グレープフルーツ
こんなところかな
オーケー、ちょっと休みましょう
そうだね
沢山買えてよかった
メモするくらい
こんなに沢山の種類の食材
買いこまなくてもいいんだけどね
何言っているの
私は色々な料理を作って
食べるのが大好き
食べることは喜びでしょう?
そうでもない
食べることが好きな人