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【漫画初学者の実践】クリスタで漫画描いてみた(下描き編)

ネームを作ってから一ヶ月以上が経った今、ついに、漫画を……

描 か な い !!


という冗談はさておき、まず作業に入る前に【漫画用のカスタム】を行っていきたいと思う。

前回の記事でショートカットやらワークスペースやらを設定し、実際に1枚イラストを描いたわけだが、あれはあくまで【イラスト用のカスタム】である。

まあショートカットは据え置きでいいとしても、今度は改めて【漫画用のカスタム】を作っていこうと思う。


漫画用のワークスペース

【イラスト用】との主な違いは色を塗らないこと!どちらかというとペンツールやカケアミ等の特殊ブラシ?みたいなものを切り替えながら描く想定でカスタムしていく。

ついでに、私の場合はネームまで別アプリで書いているので、それを引っ張ってくるためにサブビューを表示させておく。

また、デフォルトのツールの使用感も何となく掴めてきたので、この際に無料で公開されているブラシ等のセットを掻き集めてみた。

ほっっそいサブビュー

イラストよりは描くスペースが小さくなるが、そもそも漫画は小スペース(コマ)に絵を描いていくものなのでまあ何とかなるだろう。


ダウンロードした素材について

前回絵を描きながら感じた『こんなツールがあったらいいのに』を軸にダウンロード素材をあさりまくった。

計10種類以上の素材を入れたわけだが、とにかく『便利そう』という理由で絵に使う素材も漫画用の素材も雑多に集めたので、今回漫画を描き終わったら1度お世話になった素材達をご紹介しようと思う。

現段階でひとこと言えるとするなら、

みんな、神か……?

叡智の結晶のような素材をあんなに無料で公開していただいていいのか?ありがたく使わせてもらうが、クリスタ民の懐が広すぎてびっくりした………。
ありがとう…ありがとう……(咽び泣き)。

正直素材を見るのが楽しすぎて初手にしては入れすぎた感もある。しかしそのおかげで今から描くのが楽しみで仕方が無い。

ありがとう、みんなが広げてくれた座布団の上で私は踊りながら絵を描くよ!!


というわけで下描き

ここから先はひたすら描くだけなので特筆する部分がない。
ただネームの段階では文字しか無かったので、当時考えていたストーリーを思い出せるだろうかと若干不安があったのだが、これは杞憂に終わった。

読めば思い出すし、描けば描くほど自分がその世界の中にのめり込んでいくのが分かる。夢中になると時が立つのを忘れるため、午前中作業して午後から仕事なんて時は、気づいたら1時間前とかになっていて焦った。

これはこれで、一枚絵で夢中になる時とはまた別の感覚だなと思う。過集中しすぎると我に返った後現実に戻るのに時間がかかるので、本当は一気にやってしまいたいところだが、一週間で下描きは終わらせたかったので毎日コツコツやる方にした。


そんなこんなでひたすら描き続けた。
セリフの位置も下描きで固めてしまいたかったので、写植だけしてある状態だ。
途中、ここもっとコマ分けたほうが良いかも……!とか、これ次のページに持ってたほうが良かったんじゃ?など色々疑問が浮かんだが、とにかく頭の中の物を吐き出すことを重視して一旦描ききった。

冒頭5ページ

下描き初校 完成!


さて………下描きが完成したということで、

第2ラウンドである(カーン!)。




第2ラウンド:赤ペン先生召喚

下描きを描いたら、基本はペン入れが始まると思うのだが……そこは初学者。
一発目で理想通りの漫画が描けるなんてあるわけ無い。

かといって、描きながら生じた疑問を解決しながら描いていたらいつまで経っても終わらない。

そのため、試しに漫画を"描く"フェーズと、"読む"(=考える)フェーズに分けることにした。

"描く"フェーズでは基本考えすぎないようにし、描くことに集中する。
実際、描きながら色んな疑問がよぎったが、すぐ直せる所以外は全てスルーした。

なので次は"読む"(=考える)フェーズを入れなくてはならない。
この時は逆に描かないことをルールにする。
これは理想と現実のギャップに迷わないための処置だ。
『こんなシーンを入れたい』という理想に対して、"描く"私はどうしても『本当にそれが描けるか?』と楽な方向に流そうとしてしまう。

それを防ぐために、"読む"(=考える)フェーズでは下描きはさわらない。



ということで、第2ラウンドは赤ペン先生を召喚する。
描いた時の私を一旦忘れて、なるべく始めてこの漫画を読むような気持ちでセルフ赤ペンをいれる。描きながら感じていた事を必ずしも反映しないといけないとは思わない。
描いてるときは気になっていても、全体を通して読めば気にならない部分もあると思う。

ただ純粋に、読者として気になったところをじゃんじゃん書き込む。
それはもう遠慮なく入れる。

そしてそれを修正する下描きを描き、納得するまで繰り返す、予定だ。

正直まだ赤ペンにどのくらいの期間かかるのか、描き直しにどれだけかかるか分からない。折角なので、丁度今noteが開催している企画(私の漫画を見ろ的なやつ)に参加できたら良いなと思ったりするが……間に合うかな?

漫画自体元々今月中日完成したら良いなという漠然とした皮算用をしているので、今までのんびりだった分を取り返す勢いで描けたら良い。

下描きがページの半数を超えた辺りから『これ面白いか…?』と訴える悪魔がスタンドのように現れ始めたが、最後まで無視して走り続けたい。



クリスタ素材手馴しらくがき〜
はみ出さないブラシありがとう!!!





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