見出し画像

12星座の本質、性質について考える③牡羊座

ちょっと時期がはずれてしまいましたが、牡羊座について今日は考えていきたいと思います。

牡羊座神話については以下のマガジンを参照にしてください。


牡羊座は12星座のトップバッターであると言われていますが、最近、本当に牡羊座って「最初」という性質が強いのだろうか?と考えておりました。おそらく、12星座の最初にきているのは、自我の芽生えという純粋な性質のイメージが強いからかな~といつも思っていました。

今日は神話のイメージと共に、シュタイナーの感覚論とヌーソロジーも参考にして考えていきたいと思います。

まず、神話のイメージだと、牡羊座はとにかくエネルギッシュ。神の命をうけて双子の救出へ向かうほどに勇気がある。救出劇の際に、途中で片方を落っことしてしまって結局1人しか救出できなくてもお咎め無しで、挑戦したことを讃えられる存在なのです。唯一の自己をまっすぐに表現するほうが、失敗をするよりも断然大切だということがわかります。

そんなピュアなエネルギーの塊として、牡羊座は12星座の最初に位置づけられています。ただ、12星座は、1つ前の星座の意識を包括しているといわれているので、牡羊座は魚座的なものも実は包括しているということになります。魚座は、全てがつながっているという、ワンネスの感覚をもつ領域です。それを包括した上での「自己」が本当の牡羊座の意味するものなのかな、と思います。

ここで、シュタイナーの感覚論を少しみていきたいと思います。感覚論だと、牡羊座は実は最後にきていて、最初は天秤座になっているのです。

以下がシュタイナーが提唱している感覚論と12星座の対応です。

天秤座ー触覚
蠍座ー生命感覚
射手座ー運動感覚
山羊座ー平衡感覚
水瓶座ー嗅覚
魚座ー味覚
乙女座ー視覚
獅子座ー熱感覚
蟹座ー聴覚
双子座ー言語感覚
牡牛座ー思考感覚
牡羊座ー自我感覚

魚座のあとは、乙女座になって、そのあとは一般の12星座の逆の順番にならんでいます。

また、前回の記事で書いたヌーソロジーの半田さんもこのシュタイナーの感覚論を考察されているのですが、それがけっこう合っているのではないか、とおっしゃっていて、とても面白かったです。(勝手に動画のリンクをはっていいかわからないので、皆さん、検索してみてくださいね~)

前回の私の記事はこちらから。

ヌーソロジーで提唱している「素粒子=意識」には次元があって、それが変化していく状態が、シュタイナーのいっている感覚論の順番と重なる部分が多いそうです。

素粒子の次元が上がっていく最初の段階として、
1.始まりの素粒子が、内部感覚から外へでる。
2.そこで別の力が生まれ、内側に戻る。(内↔外という感じ)

という過程があります。

半田さんは、例えば、この世に生まれてきた赤ちゃんが、母親か誰かに触れられているという感覚をもつこと、もしくは、赤ちゃんが誰かや何かに触れることで、自己の存在を知るという感じなのかな?とおっしゃっていました。だから触覚が最初。

シュタイナーが天秤座を一番最初にもってきたのは、天秤座は他者を通して自己を知る性質があるからなのかな~、と私は思いました。

赤ちゃんって手足だけをバタバタしている時期は、色々つかみますよね。触ることで、自分とそうでないものを認識しているのでしょう。

そして、母親とのスキンシップや母乳などを通して自身の生命感覚などが発達します。それは、自分と母の命が一体化しているような、まさに蠍座的な生命感覚なのかな、と思います。(蠍座は自己と他者を同化する性質がありますので。)

ただ、その他の星座と感覚の対応のイメージが若干つかみにくい感じは個人的にはします、、、。獅子座はそのままって感じでわかりやすいんだけど。

このシュタイナーの理論だと、これらの感覚を会得した後で、牡羊座である自我感覚が最後に生まれるということになります。

対応する星座についてはおいておくとして、幼児の発達は確かにこんな感じですよね。シュタイナーの理論だと、牡羊座の表す自我は16歳以降に発達するとのこと。(16歳頃出来上がる、といってもいいのかも)

おそらく16歳くらいの自我は、多くの場合、幼少期の仮の自己イメージで完成された未熟な段階での「自我」なのだと私は思います。

占星術では、7歳頃までに月の表す意識が育っていくとされています。出生図の月は、自分がどんな欲求を今生で求めるようになっているか、その傾向を示しています。それを得ることに躍起になったり、その欲求を満たすということを無意識にしていくため、自分=この欲求を満たすこと、という感覚が出来上がります。

しかし、それはあくまで月が与えた自己感覚であり、それにそってエゴ(自我)やインナーチャイルドが作られます。

月の欲求に従って獲得した自我はそこでとどまるのが目的ではなく、さらに太陽意識まで辿り着くために形成されるものです。

完全に偽りの自己とまではいえませんが、月はそれ自体では決して輝けないし太陽ではありません。最終的にはその自我欲求をも太陽意識へ吸収させて、新しい自己、究極の自我が生まれるということになる、と私は考えています。

前回の記事でもお伝えしましたが、私は出生図は心の意識の縮図で、生まれる前に霊性なほうの自分が設定していると考えていますので、月意識主導の自我をわざと最初に形成させて、最終的には太陽意識を獲得するという成長過程になっているんだろうな、と思います。

(ちなみにヌーソロジーでは、木星が第2の太陽になるともいわれており、このへんはまた理解が深まった時にまとめます。)

また、同じく前回の記事で書いたように、この世界は、本来は意識が先行で、その後でそれが物質界に反映されているのであれば、多くの場合、幼少期から月の自我意識が反映している現実、物質界をまず私達は体験せざるを得ないことになります。でもそれは、本来の自分の人生を生きるための前フリみたいなものです。

そして、人生のある時点で、現実に打ちひしがれたり、どうして心が満たされないのか、幸せになれないのかなど、様々な葛藤や出来事を通して始めてそれは本来自分が目指す方向ではなかったことを理解するようになっているようです。

月関連を含めた心の中にある痛み、恐れ、悲しみなどを手放していくと、今度は月意識の純粋な使い方を理解していくようになり、ここで多くの伏線回収が起きます。

あの経験はこのためのものだったのか!とか、これが本当、真実だと思っていたものに、実は裏の設定が隠れていた、とか。w

ちなみに、出生図の太陽と月が重なっている人(新月生まれの人)は、その星座やアスペクトに関連する欲求に極度に振り回されやすくなるか、もしくは、その性質を自分では一切もっていない、という極端な感覚が生まれるかもしれません。でも、実はそうした自分すらも一掃できるほどの強い性質を本当はもって生まれている、ということになります。これは、やはり自我欲求目線だとなかなか乗り越えられない部分かもしれません。

また、ヌーソロジーの半田さんがオコツトと呼ばれる冥王星の意識体みたいなものとチャネリングをしてまとめた「シリウスファイル」というものがあるのですが、そこで牡羊座についても書かれています。それも参考までに少しみていきます。

その情報の中で、牡羊座は、

性質の対化の等化をもたらす力

とあります。ヌーソロジー用語なので、この文章の意味がわからなくても気にしないでください。w 

私もヌーソロジー用語、オコツトの情報を完全に理解しているわけではありませんが、私なりの解釈としてはこんな感じです。

例えば目の前に2つの点が右と左にあるとします。それは、ひっくり返したら、右と左という意味付けが逆になります。右は左にもなるし、左は右にもなる。または、私が右手をあげた場合、相手にとっては、私は左側にある手を上げているという認識になります。どっちも同じである、という感覚

ヌーソジーでは、左右ではなく、前、後ろ、内と外という言葉がよく使われています。なので半田さんがおっしゃっているオコツト情報によると、「牡羊座とは内と外を理解することによって、どちらも自己であると認識する力」を意味しているのではないかと思うのです。内と外とは精神と物質のことです。


では、以上をふまえて、最後に私の考える牡羊座の本質を以下にまとめます!

牡羊座の本質とは、

究極な自我へ向かう、またはそれを獲得する力。

本当の自我を理解するには、内部にじっとしたままでは理解できません。だから、通常、牡羊座は冒険心、飛び出す力、エネルギーの塊、未知のものに向かう性質があると言われているのでしょう。

究極的な自我とは、幼少期に月の影響で形成された仮の自我を超え、太陽意識へとむかって得ることができる「本当の自分」です。その過程で、内と外、前と後ろ、裏と表への理解がついてきます。

私は、太陽が8ハウス牡羊座なのですが、自分の中で、「私は私で在りたい」という意識は昔から普通にありました。太陽には目立つアスペクトがないため、普通にその意識がある感じ。それが現実に反映されて、若い頃は海外に飛び出して外国で生活をして自分を発見していきました。日本にいたら、自分がみえないと感じていました。内から外へ出る力の投影ともいえます。

でも、それはいわば未熟な段階での牡羊座の性質で、月の欲求も絡んでいたと実感できます。

「この場所で色々学んだから、次はこの国へ行こう!」と思いながらそれなりに学んできたと思っていました。しかし、結婚してからは、べったりと地に足をつけて、パートナーシップの関係を通じて、トラウマ、鬱、様々なものが浮上してきたために、「次は心の中を探求するしかない」という選択肢になりました。

そうして、自身の心と物質や現実の関係を占星術を通してずっと照らし合わせて探求してきました。まあ、まだその最中にあるといえますが、、、。

プライベートでは、今年の夏以降に日本を拠点にしていこうと決めましたが、それは、もしかすると内↔外の力を理解してきたからこそ、その意識が反映されて現実がそれに合わせてついてきているってだけなのかな、と思います。だから、日本行きへの準備サポートが勝手に展開されてる感じ。

この先私が目指すのは、牡羊座太陽の自我としての自分の人生を生きること。内と外の両方を理解して現実を楽しむことです。

牡羊座太陽の皆さんは、たくさん冒険をするべきだと思います。実際に、色々な場所へ行ったり、何かに挑戦をしていくことで、本来の自分を理解していくことができるはずです。それは、結局は心の中を理解する挑戦につながっているんです。その先に、ピュアで熱い世界が待っているのです。

牡羊座の月をお持ちの皆さんは、太陽を使う際にこの月意識がまざるので、究極の自我への理解を皆に体現していくことになるはずです。火星だと、皆、そこを目指してレッツゴー!みたいな熱い応援団長的な感じかもですね。

やっぱり、牡羊座について語る時は熱くなります。w
前回の魚座の記事を書いた時は、慈愛、無条件の愛みたいなのを感じましたが、それとは全然違う〜。

さて、最後にお知らせですが、この記事をまとめていたら、noter仲間の茉叶さんが、以下のようなおしゃべり会を開催すると告知されていました!

牡羊座キロン世代の方向けのおしゃべり会をされるそうです!


牡羊座キロンの方々は、今回私がお伝えした自我意識に関連した様々な苦手意識や、傷をもっていらっしゃるはずです。基本的にキロンは、痛いし苦手。みたくない。ほうっておきたい。

でも、その経験を皆さんでシェアすることで、きっと皆さん個人の意識が変わっていくはずです。キロンの先にある世界が待っています。私は、世代が違うので参加できませんが、牡羊座キロン世代の方は、ぜひ参加してみてください。無料で開催されるそうですので。w

===ホロスコープカウンセリング、春期の募集は終了いたしました。お申し込みいただいた方々、ありがとうございました!また次回募集までお待ちくださいませ。===








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?