MRI トンネル型(超電導磁石)とオープン型(永久磁石)
おおきな病院にはほぼ必ず設置してあるMRI装置。
このMRI装置には2種類あるのはみなさんご存じですか?
今回はMRI装置について詳しく説明します。
MRIとは!?
そもそもMRIってどんな装置でどんな検査をするのでしょうか?
MRIは日本語にすると”核磁気共鳴画像法”といいます。
英語のmagnetic resonance imagingを省略して”MRI”と呼んでいます。
どんな検査??
治療前にがんの有無や広がり、他の臓器への転移がないかを調べたり、治療の効果を判定したり、治療後の再発がないかを確認するなど、さまざまな目的で行われる精密検査です。 強力な磁石と電波を使って、磁場を発生させたトンネルようなの装置で、電波を体にあて、体の内部の断面をさまざまな方向から画像にします。 MRI検査は、ほぼすべてのがんを検査することができます。特に、脳、乳腺、肝臓、子宮、前立腺など、CT検査では正常な組織との区別がつきにくい臓器に生じるがんの診断に有効です。また、X線を使っていないので被ばくの心配がありません。
2種類あるMRI
MRIはトンネル型MRI(超電導磁石)とオープン型MRI(永久磁石)の2つのタイプがあります。それぞれの特徴と違いを説明していきましょう。
トンネル型MRI(超電導磁石)
MRIといえばこのトンネル型を想像する方が多いと思います。形状がトンネルの形をしており大きな病院に多く設置されています。 装置の特徴として磁束は水平方向に向かい,漏洩磁場は広がる傾向となります。機械室も必要となるため,広い設置スペースが必要であり,ランニングコストも多くかかります。寝台の幅は狭くなりますが,磁場が均一な範囲が広いため,無理に磁場中心にセッティングしなくても撮像可能です。
オープン型MRI(永久磁石)
こちらはクリニックでよく導入されているタイプです。 磁束が磁石の上下方向に向かう垂直磁場となり,0.5mTラインは狭く,設置スペースが抑えられます。磁力を発生するために電力やヘリウムを必要としないため,ランニングコストも安く抑えられます。寝台は幅が広い上に左右に動かすことも可能なため,四肢などの撮像部位も磁場中心にセッティングすることが容易となります。磁力の強さは0.25-0.4T です。
トンネル型MRI(超電導磁石)とオープン型MRI(永久磁石)の違い
磁力(T=テスラ)
トンネル 1.5~3T 強力!
オープン 0.25-0.4T
画像のみやすさ
トンネル みやすくより鮮明
オープン みやすい
安全性
トンネル 危険
オープン 安全
検査時の音
トンネル 騒音
オープン 静か
どちらも長所と短所はありますがより詳しい解説はリンクの記事を参考にしてください。
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