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平成中村座

読了した本もあるんですが、その前に、、、😂久しぶりの歌舞伎を観に行ってきたので記録しておこうと思います。

浅草寺

場所は浅草、平成中村座というお祭りのような公演の昼の部を観に行ってきました。

歌舞伎が好きっていうと渋いね〜と言われがちなんですが、とにかく面白いし、みんな鬼滅の刃はまってるんだから絶対好きだよ?と思うわたし。人形浄瑠璃も好きなんだけど、それは一旦おいておいて、、、いつから歌舞伎にハマったかというと、2009年に遡ります。

今は亡き中村勘三郎さんが出演されていた「怪談乳房榎」を観た時に、あまりの凄さに鳥肌立ちまくり、なにこれ、こんな面白いものを大人たちは嗜んでいるのか?と当時20歳の私は初めて言葉を失うってこういうことかと考えた記憶があります。笑

そもそも観に行くつもりはなかったんですが、当時歌舞伎座を建て直すということで母に誘われて、まあお金出してくれるなら観に行ってもいいかぁくらいの心持ちで観に行きました(連れて行ってくれた母に大感謝)。母も歌舞伎が好きなわけではなかったんですが、実は私の曽祖父が所有していた絵画が歌舞伎座に飾ってあり、歌舞伎座建て直したら絵画も無くなっちゃうかもねっていうことで、絵画を見に行った、ようなものなのですが、、、そう考えると曽祖父が私と歌舞伎を繋げてくれたのかもしれません。(曽祖父にも大大大感謝)

その時の怪談乳房榎のなにが面白かったかって、舞台に滝は流れてるし(歌舞伎って地味なイメージがあったけど全然違った)、早着替えとかいうレベルじゃない超早着替えを何度もやってのける勘三郎さん(マジックショーなんかよりすごいです見たことないけど)、滝に打たれながらめちゃくちゃ睨みをきかせてる勘三郎さん(その姿は今もはっきり思い出せる)、分かりやすいストーリーに恨みつらみの恐ろしさ(鬼滅の刃にはまる日本人が絶対面白いって感じるストーリー)、全てが!もう全てがすごすぎ!面白すぎ!ということでここから歌舞伎にどハマりしました。

歌舞伎座が新しくなってからは一人で歌舞伎座に通い様々な演目を観てきました。お金がない時は一番上の階の安い席でちょこっとだけ観たり(やっぱり観るなら一番いい席がおすすめ)、赤坂や六本木、地方なんかも、お金を貯めては歌舞伎を観に行っています。

やっぱり古典的な作品が好きで、あと納涼歌舞伎は欠かせない😂四谷怪談とかも最高でした!客席からいきなり、とかもあって、そんじょそこらの怪談映画なんかより寒くなります、なんか寒くなる種類が違うというか、ゾッとするというか、心の底からゾッとします、怨みつらみがダイレクトに届いてくるというか、、、笑

脱線しちゃったけど、とにかく歌舞伎が好きなんですがコロナでなかなか行く気になれず、そろそろ我慢の限界だということで久しぶりの歌舞伎観劇となりました。

初めて花道の席に

私、中村七之助さんの女形がすごく好きで、あんなかっこいいのに私より女っぽくて本当に憧れ。素敵すぎる。今回は花道を通ってくれていたので至近距離で観れて大興奮でした。眼福。お美しい。

昼の部は古典的な演目で、とても面白かったです。現代では理解し得ないようなストーリーではあるものの、日本人の美学について考えさせられる演目でした。

夫が死ぬのをわかっていながら送り出す、心意気というか、覚悟というか、、、その人が生きている、そんなことを感じて今日もまたパワーたくさんいただいて帰宅しました。

生きる活力です、ありがたや〜

戦国時代が終わってっていう時代背景も興味深かったなぁ。

あと若手の役者さんたちも面白くて今度から注目して見てみます。勘九郎さんは勘三郎さんに見えて仕方なかった涙、もっともっとたくさん観たいなぁ。これからが楽しみです。


楽しい時間をありがとうございました!

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