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注意欠陥・多動性障害(ADD、ADHD)の姿勢や身体の問題。臨床研究等から、対処方法をみる①

前回は、自閉症スペクトラム障害児の姿勢の問題について、書いていきました。✍️

今回は、同じ発達障害でも、注意欠陥多動性障害(ADD,ADHD)の運動について考えていきます。

この障害は、不注意、多動性、衝動性から構成される症候群とされています。児童が長時間椅子に座っていることが出来ないことや、外を歩いていると、いきなり何かが気になって車道に飛び出したり等、危険なことも起こります。

この障害の運動の問題において、臨床研究で言われているのは、微細運動や全身運動において、30-50%の児童が、協調運動の問題をかかえているというものです。

この協調運動がどんなものかが分かりづらいことがあるので、最初に、この協調運動が何かを考えていきます。🤔

協調運動は、こんな動き

この運動の定義は、以下のようになっています。

相互に調整を保って活動する複数の筋によって遂行される滑らかで正確な運動である。

要は、手と足、目と口が連動して動いていく事を協調運動と呼んでいます。

例えば、前に話した料理だと、包丁を手に持って、目で食材を見て切ると思います。この一連の動きが協調運動になります。

そして、日常生活の中で、歩いたり、電車に乗ったりする時に常に色々な筋が連動しているので、自然に行っていることなんです。

今回はここまでにして、続きは、次回に書いていきます。😌


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