小説・成熟までの呟き あとがき

題名:「あとがき」
 主人公の美穂は、50代では農園の経営から離れてオリーブオイルなどを加工する会社を設立し、その社長になった。
 夫の康太は、農園の経営から離れて、大尾島モノレールの経営に参画した。全国の鉄道に乗った経験を活かして、事業を行うようである。
 娘の日奈子は、27歳までアイドルの海崎エンジェルスの一員として活躍し、その後は機転を利かせてバラエティ番組の司会などを務めるようになった。もちろん、事あるごとに実家のオリーブ及びオリーブオイルをアピールしている。
 弟の健は、夫の康太が出た後に綾田ファームの経営者になり、より品質の高いオリーブを育てるために日々精進している。
 親友の結衣は、夫の修治との洋菓子店の運営を続ける中で、洋菓子と高梅市の特産物が合わさる新たな可能性について模索している。
 結衣の息子は、製菓学校卒業後にホテルに就職して日々美味しいものを提供している。
 結衣の娘は、新幹線のパーサーになり乗客に向けての心地よい空間をつくりだしている。
 和子は、イラストの腕を上げてイラストレーターとして大活躍を見せている。
 毅とひとみは、綾田ファームから完全に独立して、自分達で独自の生産を模索している。
 それぞれの人物が一層活躍すればと思う。

 今まで読んでくださり、ありがとうございました。

(私としては繊細な表現ができるよう、努めました。)

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