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2024.5.9 理科 「分子を作る物質」と「分子を作らない物質」の構造的な違い

 連休明けの、久しぶりの理科の授業です。
酸素、水素、二酸化炭素、水、アンモニア・・・は、分子を作る物質です。
一方、銅、マグネシウム、酸化銅、酸化マグネシウム・・・は、分子を作りません。
これらは、どうして「分子」と呼ばないのでしょうか?
隣同士でペアを作り、ホワイトボードを配って考えてもらいました。
ベストアンサー2つを紹介します。

1班bの答
「酸素や二酸化炭素は結びつく数が決まっているから分子。マグネシウムは結びつく数が決まっていないから分子ではない。

7班bの答
「分子は(規則正しく)、含まれている原子の数が決まっている。(例:酸素は2個)
酸化マグネシウムは、原子の数が決まっていないので分子ではない」

(先生の話)
「2つのペアとも<原子の数>に注目していますね。
分子というのは、原子同士がグループ(かたまり)を作ったもので、その中にあるそれぞれの原子の数が決まっています。
アンモニアは、「窒素原子が1個、水素原子が3個」です。
水は、「酸素原子が1個、水素原子が2個」です。

一方、マグネシウムや酸化マグネシウムは、いろいろな大きさの原子のかたまりを作ることができます。大きなかたまりを作ることもできれば、小さなかたまりを作ることもできます。それぞれのかたまりに含まれる原子の数は、決まっていません。こういう物質を、「分子を作らない物質」と呼びます。

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