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DESIGN SKETCH 20240504 風の印

Live Demo:
https://www.kalium.net/designsketch/20240504/

Source Code:
https://github.com/arkwknsk/design-sketch/tree/main/20240504

今日は、この間つくったスケッチを元に、Creative Coding界隈の代表的な作例と言えるグリッド上に敷き詰められた横長の矩形を動かすモーションをつくってみる。このグラフィック、よく見かけるはなぜなのだろうか。

恐らく、このグラフィックが界隈に知られたのは、Creative Codingのバイブル的な「Generative Design-Processingで切り拓く、デザインの新たな地平」の作例で紹介されたからだろう。実際に、ここから、コードとデモを見ることができる。


この作例にも、元ネタ(リファレンス)があるのではないかと遡ると、ドイツの現代アーティストのHartmut Böhmに行き着く。彼は、ミニマルアート系のアーティストで、オプ・アートやキネティック・アートの手法を用いて、体系的(systematic)な数学的・幾何学的な表現を得意としている。

Hartmut Böhm, Untitled, 1971

いくつかの氏の作品をみることができるサイトがある。

彼の作品には、その他にもCreativeCodingへの影響を伺わせる作品がある。キャンバスも正方形であるということも、親和性が高いのだろう。
あまり、アート文脈が語られないCreativeCodingではあるが、こういった文脈(コンテキスト)を掘り下げていくのも、おもしろい。


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