マインドブロックを外すことがコーチングの肝:手放すことでどう変われたか?
こんにちは!ライフキャリアコーチ、臨床心理士のAriです。
この記事では、それを手放すことこそコーチングの肝であるマインドブロックについて、また、マインドブロックを手放すことで実際に私がどんな風に変化できたのかを書きます。
マインドブロックとはなにか?
マインドブロックとは
【自分が前に進むことを妨げるもの】
【自分や世界に対するどちらかというとネガティブな思い込み】です。
何か新しいものにチャレンジしたいとか、思い浮かんだアイデアを実現させたい!と思っているのに、一歩踏み出せない。
やらなきゃいけないこと、やるべきことは頭でわかっているのになかなか行動をおこせない。
そんなときには、みなさんの頭の中、心の中にほぼ100%、このマインドブロックがあります。
例えば
めちゃくちゃ働いているフリーランサーAさんがいるとします。
本当は休みたい。身体も心も休ませたほうがいいクリエイションができる、いい仕事ができることはわかっている。
でも、休めない。パンパンにスケジュールを入れてしまう。
このとき、Aさんにどんなマインドブロックが働いているかというと「自分は身体的、精神的に限界になるまでめちゃくちゃ働かないと価値が出せない」という想い込みです。
すごく優秀な賢い人が、新卒のときに受けたただ一度だけの叱責を理由に自分は仕事ができないと思っていたり。
恋人に浮気された経験から、男の人(女の人)は信用できない、と頑なに思い込んでいたり。
その考えのせいでチャンスを逃したり、いつも必要以上に緊張してしまう。
一見非合理なことなのに、あまりに当たり前に本人の中にこのマインドブロックがあるので自分で気づかないこともあります。
これがマインドブロックです。
私がもっていたマインドブロック
私は臨床心理士としてコーチとして、開業したい、なにかビジネスを始めたいと思ったときに、やりたい気持ちと同時に不穏な感情として常に存在するマインドブロックがありました。
それは「私には影響力がない。私は社会的な影響力をもたない」という考えでした。
だから「起業してもクライアントに選ばれない、ビジネスとして成り立たないんじゃないか」とか「自分の発信は誰にも読まれない、届かないんじゃないか」とか「自分は社会的に認知され、仕事をすることができないんじゃないか」という不安が1つ行動をおこそうとする度に、お化けみたいに頭をもたげてきました。
今、考えても自分が可哀そうです。
だって、ずっと臨床心理士として雇われて仕事してきて、自分なりの経験と視点で違和感を感じて、やっと自分のやりたいことは開業することだ!とそこまできたわけです。
そこまでやっとたどり着いて、動き出そうとした途端「自分には社会的な影響力がないからうまくいかないんじゃない?」という勢いを削ぐようないじわるな考えに出会ってしまったのですから!!!
でも今の時代、SNSを用いて仕事をしようと思うのであれば、発信しなければ始まらない。
私がどんな人間で何ができるのか、コーチングでは何ができるのか、セラピィでは何ができるのか、誰にも伝わらない。
私という人間がここに居ることすら、誰にも知られないわけです。
私は困りました。
どうやってマインドブロックを手放すの?
でも、私にはコーチングがありました。
コーチからの、仲間からの、そしてセルフコーチングで私このマインドブロックを外しました。
だからこうして発信して、クライアントさんからご連絡いただいて、コーチングセッションをご提供できています。
どうやってマインドブロックを外すの?と思われると思います。
が、実はケースバイケースで一概には言えません。
マインドブロックが
どのようにして出来上がったのか、
どれくらいマインドブロックが根深いものなのか、
そのマインドブロックがあることによってその人はどんないいことがこれまであったのか
などによっても変わります。
また個人のパーソナリティによって、またどんな領域のマインドブロックかによっても違っているので、手放す方法も変わっていくのです。
気づくだけで外れるものもあれば、長年、無意識的に信じていたマインドブロックを手放すために特定のワークが必要になったり、新しい考え方を必要とするものもあります。
これは、もうコーチングを体験していただくと一番わかりやすいと思います。
私のマインドブロックの奥にあったもの
コーチングを通してわかったのですが、
私の「私は社会や人を動かす影響力がない」という想いは① 家族との関係、② バイオリンでの経験から来ていました。
①家族
私には弟と姉がいるんですが、とにかく二人ともどこに居ても目立つ存在でした。
生徒会会長、スポーツでは選抜選手、学生として優秀賞をもらう、等。
兄弟と比べてしまって、自分は取るに足らないと思い込んだところがありました。
地元のスーパーで母といるときに母の知り合いから「あれ?○○さんちにこんな子いたの?」と言われたのです!
なんと失礼。でも相手は悪気ないし、姉と弟の学年に子どもがいる人だったからなんだと思いますが、私には存在感がないというメッセージになっていました。
②バイオリン
そもそもバイオリニストになりたかったのは、音楽で人の心を動かし、震わせ、感動してほしかったからでした。でも難しかった。
私の音大時代の同級生で演奏家として今も活躍している人はほんの一握の人で、演奏家として活躍していないからその他の人が価値がないわけではありません。
でも私はあのときに魅力的な演奏家になれなかったことで「自分には人の心を動かす力はない」と思い込んでしまったんです。
何か新しいことを開始しても、音楽にあれだけ時間とお金を投資して頑張ってだめだったんだから、頑張った挙句にまた失敗するんじゃないか?と思ってしまったのです。
どうやってマインドブロックを手放したのか?
私はコーチングで根深いマインドブロックを手放すワークをしたときに、変わりました。
私はマインドブロックを持っている自分を心の中で恥じていました。
でも、ワークの中で私はそういうマインドブロックをもつに至った経緯を振り返って、そりゃそうだよな。そんな想いや経験をしてきたら、そう信じるのも無理ないよね。と自分を受け入れ、とてもホッとすることができました。
そして、新しい自分、最近知り合った人との間での体験や、自分がセラピィで沢山の人の心を言葉で動かしてきたことを再認識し、「私の存在は人の心を動かす」という新しいマインドを手に入れることができました。
面白くないですか?なにも変わってないんですよ。
外側の状況は。
マインドブロックを手放したあとの変化
このマインドブロックを手放した私の変化は加速しました。
発信を恐れていた私が、Noteから始まり、インスタグラム、そしてpodcastを配信し始めました。
そして、自分の考えていること、ものの見方に共感したり、心が動いた、刺激をもらってると言っていただく機会が本当に、本当に増えました。
自分に対する認識はがらりと変わって、人に繋がっていけるようになったんです。
そして今では発信を見てくださった「はじめまして」の方からご連絡をいただいてコーチングをさせていただけるようになりました。
マインドブロックが私にもたらしてくれたもの
とはいえマインドブロック=悪者というわけではありません。
そもそもマインドブロックは、かつて傷ついた経験のある人が、もう二度と再起不能なほどの傷つきをすることがないように作られた信号のようなもの。
マインドブロックがあったおかげで、私は自分を癒す時間をもらったんだと思います。
バイオリンの挫折で傷つき、人に影響を与えるのが怖くなってた私を、マインドブロックは私を安全に引きこもらせてくれ、自分としっかり向き合う時間を与えてくれました。
今は感謝しています。
どんな人の心にも長年寄り添ってきたマインドブロックがある
皆さんの中にも、長年寄り添ってきたマインドブロックありますよね、きっと。
悪者ではないんです。
でも、あなたが、何か新しいことにチャレンジしたい、もっと大きく飛躍したい、ここではない場所に行きたいと切に願っているにも関わらず、自分に対するネガティブな思い込みがあるのであれば、そろそろお別れの時期かもしれません。
コーチングで自分のマインドブロックを外すもよし。
ジャーナリングするもよし。
夏には自分のマインドブロックに正面から向き合うグループセミナーを開催しようかなと思っています
グループセミナーにご興味、ご関心のある方は下記のInstagramのDMまで是非ご一報ください。
また、現在6月開始のモニターさんを募集しています。
Ariのコーチングに関心のある方、
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