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読書記録 1日1話 読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書

こんにちは!今日は読書記録です。

皆さんは、どういったときに心が熱くなるでしょうか?
ハッとする考え方に触れた時、心の底から美しいと感じるものに触れた時、人それぞれだと思います。
大人になってからというものの、そういった経験は減っていたのですが、久しぶりに読書でそんな経験ができました。

今日は「1日1話 読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」を読んで感じたことを記録します。

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本書籍は月刊誌「致知」で公開された1万超もののインタビュー記事から厳選された365記事をまとめ、一冊にしたものです。「致知」は、「有名、無名を問わず、世界で一生懸命に生きている人の体験や英知に学ぼう」という編集方針のもと、様々な方のインタビューや対談、連載記事が載せられています。

選ばれた365記事は、経営者、教師、俳優、芸術家、スポーツ選手・・・と幅広い職業の方によるものです。雑誌の「有名・無名を問わず」の編集方針の通り、皆が知っている方もいれば、初めて伺うお名前の方もいました。
それぞれの記事に書かれている内容はその人を変えた出来事、自分が大切にしている信条など様々です。しかし、根本には仕事に対するマインド、というテーマが敷かれています。

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冒頭で「心が熱くなる」ということに触れました。これこそ本書の一番の特徴だと思いますが、その理由は本の構造にあります。
本書籍は1人1ページ分のスペースに記事が書かれており、さらに読者が1日1ページずつ読めるように日付が振られています。1人あたりの記事は文字数にして800-1200字程度でしょうか。

たった1ページの中にその人の人生を凝縮させること、それは並大抵な作業ではありません。限られたスペースの中、1語1語丁寧に厳選して組み立てられた記事のエネルギーは読者にも伝わり、心を熱くさせます。

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日本ソフトバンク社長の孫正義さんの記事を例に挙げます。タイトルの「脳みそがちぎれるほど考えろ」の一言に、孫さんの人生が詰まっているように感じます。
時代の波に押し流されないよう攻め続けるという姿勢。攻めるという行為は一種のクリエイティブさが求められ、ひたすらに考え抜かなければ打開策は生まれません、と書いています。会社が小さいときからそれを繰り返してきた結果が、今のソフトバンクの姿です。
会社が大きくなるまで、たくさんの紆余曲折があったはずです。それを一つ一つ乗り越えてきた経験があったこそ、このタイトルが生まれたのだと思います。

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本は、地球の裏側の人の考えも、何十年、何百年も前の人の生き方も伝えることができます。しかしその中の、どの文章が自分の琴線に触れるかは、読んでみないとわかりません。本書は立場の違う人が、様々な言葉を使って自分の琴線へと迫ってきます。とても読み応えがあり、仕事へのモチベーションも上がる一冊でした。
皆さんもお気に入りの1ページを見つけてみるのはいかがでしょう?

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