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フルートオーケストラへのいざない

「フルートオーケストラって?オーケストラとは違うの?」そんな声が聞こえてきそうです。
音楽をやっていてもあまり馴染みのない言葉かもしれません。

フルートオーケストラとは?

フルートのみで構成されたオーケストラのことを指しますがその規模は様々です。30-50人規模のものもあれば、100人以上が集まって演奏することもあります。

使用する楽器は、通常のコンサート・フルート(一般的によく見るフルートのこと!)だけでなく、ピッコロ、アルトフルート、バスフルート、コントラバスフルート等々・・・フルートといってもたくさんの種類があります。

フルートという楽器自体は古代から存在していますが、フルートだけで構成されたオーケストラは比較的歴史が浅く、フルートオーケストラ団体もそこまで多くありません。

フルートオーケストラの魅力3つ!

①音色
フルートは一般的に明るく澄んだ音色を持つと言われています。打楽器のような激しいアタックは得意としませんが、柔和で明るい音色が何十も集まると、聴いている人までも明るい気分にさせる力を持ちます。

②音域の広さ
通常のオーケストラの中では最高音を持つピッコロから、コントラバスに近い音域をもつコントラバスフルートまで。すべてのフルートの種類の音域をあわせると約7オクターブにもなります。弦楽四重奏曲やピアノ曲のアレンジなど、コンサートフルートのアンサンブルでは音域が足りない曲でも、これだけの種類が揃うと演奏することができます。幅広い音域で作られるハーモニーは圧巻です。

ちなみに、フルートの種類(ピッコロ・コンサートフルート・アルトフルート・バスフルート)についてはこちらの動画で紹介されています!サムネイル画像の、下から2番目がコンサートフルートですが、音域が低くなるほど楽器は長くなります。1番上にあるのはバスフルートですが、管体が長くU字に曲がってますね。
動画には含まれていませんが、コントラバスフルートは全長が3m近くにもなるため、立って演奏されます。

③フルートならではの音楽表現の豊かさ
空気を振動させることで音を出す、という仕組みを持つフルートですが、息の角度、強さによって作られる音が変化します。そういったわずかな変化により、同じ曲でも楽しくも悲しくもできます。皆が同じ解釈を持ち、同じ方向で音楽を表現することで、フルートの持つ音楽表現の豊かさを最大限に引き出します。

以上、フルートオーケストラの魅力でした!
特殊楽器が多く人数も求められるため、珍しい形態ですが、少しでも知ってもらえたら嬉しいです!

ー*ー

なぜ今日このテーマを選んだかというと、、、
明日フルートオーケストラの演奏会があります!

S'Flute Celebration Orchestra 定期演奏会@文京シビックホール大ホール
日時:5/6(月) 開場 19:00  開演 19:30
入場料:3000円

フルーティストの上野星矢さん率いるフルートオーケストラで、2月の初合奏からわずか3ヶ月で初めての演奏会開催です。
東京と大阪の2拠点でフルートオーケストラを持っており、大阪公演は4月に、東京公演は明日公演があります。

チラシにはヴィヴァルディの四季より「春」が曲目に書かれていますが、これこそフルートオーケストラが魅力が存分に伝わる曲ではないでしょうか。
大阪公演に負けず、東京もいい仕上がりになってきており、本番が楽しみです!当日券あります!

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