見出し画像

困難を乗り越えるということ

仕事が始まって1ヶ月がたった。
内定直後からどのプロジェクトに入るか、という面談をしていたがなかなか入れてもらえず、最初の3週間は会社に所属しているのに仕事をもらえない状況が続いていた。4月の終わりになって、ようやく参画するプロジェクトが決まった。

私の近況はこのあたりにして、今日のテーマは、困難について。社内研修資料を流し読みしていたらこのような内容を見つけた。

自信はないけどなんとかなると思う、は困難ではない。
なにも手がかりがなくてどうしようもない、は困難。

なるほど、と思った。

私は今年の2月までの半年間オーストラリアにワーホリに行っていた。自信はないけどなんとかなったことはたくさんあった。たとえば銀行口座を開くこと。渡航後すぐに働き始めた私にとって、口座開設はかなり序盤に来る関門だ。しかし、日本で口座を開いた経験があるので、まずその知識が助けになる。たとえ英語がわからなくても、最悪翻訳ツールを使えばなんとかなる。銀行に行く前からなんとなく道筋が見えている。これは困難ではない。

逆に、滞在中接客業に従事して、どうしたらお客様に気持ちよく過ごしていただけるかを考えることは苦労した。経験が豊富な人はそれぞれ自分のスタイルを確立していて、こうすれば相手に喜んでもらえる、というツボを押さえるのが上手かった。対して私はどうしたらいいんだろうか。何をしても手がかりがなく、どうしたらいいのかわからない状態だった。先の定義だと、これが困難だということになる。

ちなみに、この困難を乗り越えることはできず、今でもお客様を思った立ち振舞いをするのは苦手。

-*-

大人になるにつれいろいろな経験が増え、多少新しいことに挑戦することになっても乗り越える方法がなんとなく分かったりする。むしろ、小さい頃の方がどうしようどうしようと言っていた気がする。

大人になった今、本当の意味でぶつかる困難はどれも難易度が高いものだろう。しかも乗り越えなくてもやり過ごせるものだってたくさんあるので、困難を避けることだってできる。でも困難を避けてばっかりの人生って息苦しそう。

嫌いな人と一緒に仕事をしないといけないけど、どうつきあったらいいかわからないという困難。人前で話さないといけないのが苦手だけどどうやったら克服できるのかわからないという困難。もちろんそれらに真っ正面から向き合わずに避けることだってできる。でももし、心身が健康であるのであれば(これ大事)、ここで乗り越えておいたら、人生もっと楽に生きられる景色が待っているんじゃないかな、って思う。

繰り返しになるが、大人がぶつかる困難だから難しいのは当然。大人だから立ち向かうも逃げるも自由。ちょっと厳しい内容になったが、新しい世界に飛び込んだばかりで、これから何事も頑張ろうと勢いのある自分が今感じていることをそのまま書いてみた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?