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ゴーゴー沖縄日記

沖縄に行きました日記。

お昼前に那覇空港に着く便で向かい、この日は2月にしては暑い日(現地の方がおっしゃっていました)。10度を下回っていた関東からのこのこやってきたので突然の25度越えに自律神経をおもんぱかりつつ、レンタカーを借りてまずはステーキを食べに行く。

ランプステーキ150gをチョイス、脂身もすきだけれど赤身の肉をわしわしと噛みしめたいわたしにとっては至高の食体験でした。草原だ。サラダバーもつけちゃいました。カレーはしゃばしゃばめでしたが、たぶんもったりしているとステーキとけんかしてしまうので、その軽やかさがステーキとぴったりでした。

そのあとは歩いて、行きたいと思っていたこちらのブンコノブンコさんへ。

書店とコワーキングスペースが併設されていて内装もセンスを感じる。取り扱われている本はZINEも多い。ふと手にとった余白さんの「酔う日々」の散りばめられた言葉、没落的な文章がとても好ましく、購入する。
コーヒーも浅煎りと中深煎りがある。暑かったのでアイスコーヒーをチョイス、氷がとけても薄まらなくておいしい。近所にあったら通いたくなるお店だなあと思った。

2階の古着屋さんも、1階の雑貨屋さんも雰囲気が良い(ポストカードを買いました)。ラベルをデザインしたというビールを手にとると、この近くの浮島ブルーイングさんのものとのこと。せっかくなので向かってみたけれど夜からの営業だった。残念だけれどまた今度。

国際通りはザ・観光!という感じだけれどこの一本入ったあたりはその感じはなりを潜めて、個人商店が軒をつらね地元の方が簡易的なテーブルでペットボトルのお茶でおしゃべりしていたりと、また那覇のちがう顔をひとつ見ることができた。

そのあとは沖縄そばを食べにいくぞとなり、こちらのお店へ。

佇まいが良い。なんだか夏休みにおばあちゃんちに遊びに来たみたいな感覚。ソーキそばをチョイス。骨までぷるぷる、塩味もちょうどよく、ぶつぶつっとした麺もくせになる。たぶんいわゆる、コシがない、ということになるんだろうけれどわたしは好みだった。

そのあとはホテルまで車を走らせる。友人におすすめいただいて、今回はこちらに泊まりました。

ホテル棟・アネックス棟・コンドミニアム棟の3棟からなる。おまかせにしたところコンドミニアム棟となって、ここは暮らすように泊まるというのがコンセプトなのでキッチンやレンジ、洗濯機もついて家みたいに過ごせる。非日常をきわめたい方にはあまりマッチしていないと思う。とはいえリゾートホテルなので、日常と非日常のちょうどよい塩梅でした。あと、電波はあまりよくない。デジタルデトックスできるということで…。

小休止、夕陽を眺めながらベランダでオリオンビールを飲む!

夜は提携しているホテルすぐそばの居酒屋にゆき、沖縄おでん、ふーちゃんぷるなどなど、沖縄ナイズド料理に舌鼓をどんどこ打つ。泡盛は苦手意識があったけれど、お湯割りにしてみたらおいしかった。やっぱりその土地の料理にはその土地のお酒なんだと実感する。まろやかに受け止めてくれる。

ホテルに戻ってお風呂に浸かりながらオリオンビールを飲んで、眠りについた。

2日目。こちらのホテルは朝食会場が2か所もあり、本日は朝食ビュッフェの方へ。わたしは旅先の朝食会場で並ぶという行為が断固我慢できない人間なので、いつでもオープンダッシュしています。
自動パンケーキ焼き機にわくわくした(味はマックのパンケーキと似た感じでうれしい)。サラダが凝っていて、詳細は忘れましたが、紅芋のポテトサラダがおいしかったし、パパイヤときのこのマリネだとか、思いもよらない組み合わせなのにちゃんとおいしくて、プロフェッショナルってすごいなあと浅い感想を抱きました。浅はか。本格的なタコライスもありました。

きちんと二度寝してから、今日はこの旅のメインコンテンツである、亜熱帯サウナへ。

小屋サウナも薪サウナも初めてだったのですが、薪サウナはどんなに温度が上がっても(一時は120度と表示されていた!)息苦しくもならずカラカラもせず、しっとりしていて感激。ひさしぶりにアチアチ!もうむり!と思って出ました。うれしい逃避。

なんといっても外気浴で、サウナ施設を通り越してもはやメディテーション施設でした。2月ということもあったのか、暑すぎずべたべたしすぎず、風もそよそよと気持ちよかった。木からぶら下がっているぶらんこみたいな椅子に座ってゆらゆら揺られていると、自分と外の境界線があいまいになっていくような感覚。

ちなみに亜熱帯サウナまでの道は山の中の一本道なので、こんなところですれ違えない、誰も来ないでくれと祈りながら運転していました。

たっぷりほだされたあとは、ハンバーガーをもりもり食べました。

牛100%のお肉はもはやステーキを食べているような感じ。バンズもふわっとしていて、食べ応えはあるのに全然重たくない。サウナ後の身体にコーラがぐんぐんしみこむ。フライドポテトはワッフル型で、表面ががりっとしていてじゃきじゃき食べた。

そして、なにやらめちゃうまなドーナツがあると聞きつけ、こちらへ。

お店の方が親切に駐車場まで親切に誘導してくださる。ここのドーナツ、ほんとうに今まで食べたドーナツの中でいちばんおいしいといっても過言ではないかも。ミスドでいうなら、オールドファッションを口に入れたときのかりっとした食感と食べ応えはありつつ、ハニーディップのようなイースト感はありながらも、カヌレに近いむっちり感もあり、加えてポンデリングのもちっと感もある、ほんとです。チュロスも、シナモンとシュガーの層がぶあつくてがりっとしていて、とってもおいしかった。

そのあとは通り道にあったので、植物園に行ってみる。旅先で植物園に行くのが恒例になりつつある。

でかいアヒルみたいなのがふつうにうろちょろしていて結構こわかった。ディストピアかと思いました。バードオアシスというエリアに嬉々として入ったが、でかい鳥がいすぎてほんとうにこわかった。オアシスというよりヘルに近い。今まで自分の趣味として「でかい鳥を眺める」を掲げていたけれど、「やや遠く安全な場所からでかい鳥(主に鷺といった)を眺める」に変更する運びとなりました。でかい鳥に対する解像度が上がりました。ホオジロカンムリヅルとかこわすぎます。

でかい

夜ごはんはお部屋にキッチンもあるし温めなおしもかんたんだし、ということで、チキンをテイクアウトすることに。普天間に行くつもりがナビの設定を間違えて、浦添の方までしばしドライブ。

にんにくたっぷり、しょっぱすぎなくて、オリオンビールを飲み飲みむしゃむしゃと噛みしめました。たんぱく質。

それにしても、オリオンビールの商品ラインナップはこんなにも充実しているのですね。チューハイはあまり飲まない性質なのですが、あまりにおいしそうだったのでいくつか飲みました。パッションフルーツがおいしかった。

最終日、今日の朝食は朝からしゃぶしゃぶが食べられるレストランへ。席から見える眺めがとてもいい。だんだんと明るくなってくる。ジューシーと呼ばれる炊き込みご飯がむっちりとおいしく、朝ごはんにぴったり。

今日もきちんと二度寝をしてから、チェックアウト。スターバックスに寄ってから、識名園へ。

琉球王家最大の別邸とのことです。旅先では日本庭園に行くことがわりとすきなのですが、それはやはり秩序が保たれ整然とした様子に心をひかれるのでした。昨日の植物園の、手つかずの自然な感じがそれはそれでよかったですが。欧米系の方々のバスツアーの時間とちょうど同じタイミングでしたので、横で耳を澄ませては英語学習に励みました(?)。

ひとなつっこい猫がいる。

ここでわたしは重大な失態=サーターアンダギーを食べていない、ことに気づき、わりと近くのこちらに寄ってみることに。

沖縄おやつ界隈ではサーターアンダギーを一番に愛するわたしなのですが、周囲のひとびとからは「なんかぱさぱさしてて…」というコメントを寄せられます。しかし、このサーターアンダギーはぱさぱさ感ゼロで、この食感をなんと表現したらよいのやら、残りを持って帰ってきて翌朝リベイクして食べても健在。5種類くらい味があった。

レンタカーを返して最後に空港にてソーキそばでしめる。やっぱりおいしい。日常では米>パン>麺の選択肢で過ごしているわたしにとっては、旅行するということは麺類のおいしさを再発見することなのかも。

飛行機で眠りこけて帰る。飛行機からの景色がうつくしかった。


おまけ。運転中聴いていた音楽。

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