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Warm on a Cold Night

月曜日に気づかれてしまいました。どうやら日曜日が終わるみたいです。「ハッ…月曜日の足音が聞こえてきた…」とふざけています。先週、振り返りつつ書くのがたのしかったので、また振り返りつつ書いてみようとおもいます。

1/25 月曜日
仕事、もやっとすることがあり早速心を閉店しそうになる。永久に毛を滅却する日だったが事前の処理をおこたったため、注意されてしょんぼりが発生する。夕飯としてケンタッキーをむしゃむしゃ食べていい気分になる。たまには都会の煌々と明るいこういった店でひとりぼっちで夕飯を食べたくなる。Ovall,Gotchの「なだらかな夜」にはまる。ぜんぜんそんな感じの曲じゃないのに、後半「チューしたい」という歌詞のリフレインで笑ってしまう、すごくいい。

1/26 火曜日
電車ではCharlie Burgを聴く。落ち着いて心が凪いでくる。靴下屋で買ったグレーっぽいタイツに、ワインレッドのニットを合わせたのですが、きょうの組み合わせいいぞ、と自画自賛する。帰りにコノスルのゲヴェルツトラミネールを買う。コノスル、あらゆるブドウ品種のワインがそろっているので、さいきんは白を順番に飲んでいる。ゲヴェルツは酸味が少なくてすきなかんじです。明日、なんと有給です。

1/27 水曜日
何もないけれども休んでのんびりすごす。家計簿の整理をしたり、町田康「くっすん大黒」を一気読みしたりする。お昼は柿を白和えにして、昨日の残りのゲヴェルツを飲む。花屋さんでチューリップを買ってうきうきする。ニコルソンベイカーの「中ニ階」を読んだり、母と電話したりする。ベッドでごろごろしながら崎山蒼志くんのMVをみて寝落ち。夕飯はグラタンを食べた。ホワイトソースをつくるのがすきなの、母の遺伝です。

1/28 木曜日
お弁当に持っていった親子丼がおいしかった。マルタ・アルゲリッチ演奏のショパンのバラード1番がすごくいい。イントロの最初の音ですん、と気分が澄んだ感じとなる。仕事をてきとうにこなして帰宅。チューリップ、さっそく咲いていた!ぐんぐん水を吸っていて、生きてる…と思う。

1/29 金曜日
朝の電車ではPREPをとおして聴いてみた。うまくいえないけれどもなんというか、都会的で整理されたいい音楽だった、すきな感じ。金曜日だしへらへらはたらく。本屋さんで山内マリコ「あのこは貴族」をすこし立ち読みして、あわわわわと思い閉じる。地方から上京した女の子と東京で生まれ育った女の子の話なんて、共感ポイントが多すぎてぜったい苦しくなる。ええ、近いうちに買います。

1/30 土曜日
夫の祖母の遺品整理に行く。お昼においしい蕎麦を食べてよいぞ、となったが相変わらず麺類を食べるのがへたで、ニットにつゆがとんでいる。形見分けで鞄をいただいた、大切に使おう。往復の電車で江國香織「いくつもの週末」を読み終える。ビターな結婚エッセイ、共感したり安心したりする。わたしはもう夫の前でよその女では、ないのです。たのしく飲酒してソファで寝落ち。

1/31 日曜日
婚約返しにと、オーダーメイドでつくった夫のスーツを受け取りに行く。とてもよい。女性ももっとスーツを楽しめたらいいのになとも思う。お昼にエリックサウスでカレーを食べる。カレー、食べると元気になるのすごい。夕飯は気持ちはやいが恵方巻きを食べる。我が家の恵方巻きは、手巻き寿司にして各々で「これを我が恵方巻きとする」と定めて、だまってひとつたべるのが風習となっている。おいしくいただきました。今年は南南東です。

こうして1週間の日記を読み返しつつ振り返っていると、月曜日が遠い昔のようだ。今週は仕事でマイナスな方向に感情が動いてしまってあまりよくはなかったよう。いい方向にも動く必要はない、やることを淡々とやるだけだ。あと、ラム酒をたらしたホットココアをたくさん飲んだ。幸福を飲み物したらこんな感じなんでしょう。

Warm on a Cold Night / HONNE
HONNE、日本語の本音からきているそうですね。すごくいい。Day 1とかは土曜の朝に聴きたいなあとおもう一方、この曲は帰り道だとか夜に聴きたくなる。聴くと、切ないけれども、ひりひりした痛い切なさではなくて、電車からみえる家家の光を見たときのような切なさなんだとおもう。

おしまい。明日から2月だ。お弁当箱を小さくしたし、目標は腹八分目。それでは!

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