見出し画像

24/3/7-24/3/11 over the rainbow

2024/3/7
今日がパン捏ね職人デビュー日となった。手持ちの炊飯器は発酵~焼成までできるものなので、初心者でも簡単に焼ける。なにより捏ねる過程は思考がクリアになっていい感じ。もやもやしたらパン捏ねるのよさそう。焼きたてのパン、しかも自分が作った初めてのパン、ふわふわであまりにおいしくてウワ~!とひとりごちてしまった。

左下のひと、むぎゅむぎゅ押しすぎました…

さながら月面に初めて降り立った人類である(大袈裟)。自分で自分のために料理するの結構好きみたい。豚肩で作った煮豚もおいしかった。パン慣れてきたらベーグルも焼いてみたい。赤身の肉とかたいパンを噛みしめたい。しかしこの前歯医者で「歯ぎしりすごいです、歯が欠けてます」と言われたこととなにか、関係はあるのだろうか、よもやあるまいな。

2024/3/8
誰とも分かち合わないのにどうして書くんだろう。それでも?

2024/3/9
爪に色を塗る、右手の小指の爪のかたちが好き。Bud Powellの「The Amazing Bud Powell」のレコードを買った。通りかかる有名なお店はどこも行列していた。「失敗しないこと、間違いがないこと」について疑問が浮かぶ。失敗したくない気持ちもあるけれど失敗しないことはつまらないとも考える。
春になったら(春めいてきたら)、訪れると決めたお店でワインを飲んだ。カリフォルニアのジンファンデルが好き。最近ほんとに、元気になりましたねえと言ってもらえた、わたしもそう思う。これから、大丈夫じゃない時もあるってもう知ってるから大丈夫、だと思う。「うまれることが選べないうえに、しぬタイミングまで選べないなんてどうかしている」とギャアギャア喚いたら、「なんだかジャンリュックゴダールみたいだね」と言われた、やさしい。

2024/3/10
いつもとちがう日を過ごすと毎日こつこつやっていることの気持ちがきれちゃいそうで焦る。午前中風呂に浸かる。「心は孤独な狩人」があまりにもよくてしんしん読み耽る。村上春樹特集のBRUTUSを引っ張り出して、次もサムシング翻訳、と考える。今日もパン焼いた、気持ち牛乳多めになってしまったら捏ねフェーズでぺとぺとして不安になった、しかし今日もうまく焼け世界には平和、安寧秩序がもたらされた。なにもつけなくてもうまい。あと蒸したブロッコリーと卵、それからクリームチーズも食べた。あたらしいシーツで眠る。

2024/3/11
自分は人とはちがうんだ、と心の奥底で思っているんだろうか、そう思っていそうなところにあわてて蓋をする。浅ましい、恥辱的。今日を、生きてこの日を迎えられていることをありがたく思う。
駐在先から一時帰国していた友人ピーさんと会う。早稲田大学の村上春樹ライブラリーを訪れた。翻訳の話をした、日本語に翻訳された文章を読んでいる限り、英語で書かれている文章のほんとうを自分自身で知ることはできない、だからわたしは英語で本が読めるようになりたい、と話した。最後に行ったバーでウイスキーをロックで3種類ほど飲んだ。アイラの、スモーキーでけっこう薬品感あるほうが好み、おいしかったな、バーテンさんもとても好ましかった。ゆっくり時間をかけて飲むお酒はおいしい。たくさんお酒を飲んだけれど今日はとても気持ちのよい酔い方をした。明日にも残らない。ゆっくり時間をかけて飲むことと、水をがばがば飲むこと大事だ。当たり前?

これ聴きたかったのに、買ったのこれ入ってないvolume1の方だった かなし

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?