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紅葉の京都へ行く

2022年12月には京都へ行きました。

京都は生涯で3度目。1度目は小学6年生のとき、祖母と天橋立を見に行った。宙ぶらりんの足とともにケーブルカー?からみた景色はわすれられません。2度目は社会人なりたてのときに、大学の友人と4人で。レンタルの着物を着て、抹茶スイーツを食べ、清水寺に行く、それはコテコテの旅だった。
今回はなんていうか、コテコテでもいいのだけれど、わたしの旅をしたかった。

東京から京都へ

まずはビールで乾杯。新幹線はのぞみ、京都までは2時間。いつもは東北新幹線に乗ってばかりなので、東海道新幹線からの眺めは新鮮なもの。そういえば富士山は見えなかったな、そもそも見えるのでしょうか。

どことなく仙台感

着いて、錦市場へ。

あゝ天国

角打ちてきな、フードコートのようなスポットがあって、日本酒を100円でたっぷりといただきながら。大好物の鱧の天ぷらがあり迷わず購入。衣はさくさくというより、じゅわっとかりっとしている感じ。天ぷらというよりフリットのような印象。(わたしの中で天ぷらとフリットはちがいがある)あとは、うな玉サンドてきなやつもいっしょに食べました。卵サンド、ならびにうなぎ(の、たれ)好きにはたまらない一品。

きゅっと冷えた日本酒やビールがあればなおよし

たしか、百合根と湯葉となんたらの天ぷら…お腹はいっぱいだったけれど、どうしても食べかった。ほかにも生わらび餅なんかもあって、目移りしすぎて不審者まがい。

シュッとしてる

それからは歩いて鳩居堂本店へ。建物自体も美しい。お香がほしいと思っていたので、白檀の香りを購入。このお店をおしえてくれた方には同じく白檀のサシェを購入しました。封筒や便箋がすてきで、誰かにたいせつに手紙を書きたいなと思うほどでした。美しいものを見るのは心が落ち着く。

次に三十三間堂へ。わたしはあまり存じ上げておらず連れてってもろたのですが、数多の仏像に恐れ慄きます。あと、ここ入るときにお腹痛くなってきてお腹痛いまま三十三間もの距離を歩いたので(往復したから六十六間になるのか?)、この場所を思い出すとき、腹痛ももれなく思い出すことになりそうです。兄は律儀に柱の数を数えていました。

紅葉がとにもかくにも綺麗でした

夜は祇園でとてもていねいにつくられた数々の料理をいただきました。2軒目でも、と思いますぶらぶらしましたが軒並みお店は閉まってました…街の選びかたがよくなかったのでしょうか?東京に比べて夜がはやいなあとおもいました。(東京が遅いだけか)

2日目は朝、進々堂にてパンを食べてから、鴨川デルタへ。

たしかにわたしはここにいたのです
空が広い

飛び石を飛んで(?)みたのだけれど、けっこう幅があってスカートのわたしはどきどきしました。鴨川付近を歩いているとき、あれなんかこの景色デジャヴ…?と思っていたらパリのセーヌ河近辺を歩いているときの景色、雰囲気、空のひらき方が似ているように感じられました。京都はパリ。

京都はパリ


それからは用もないが京都大学に行って、うろうろして、博物館てきなところにも入って、素数の定規をみかけることに成功しました。夏にも用もないのに仙台で東北大学をうろうろしました。不審者?

ドーン!

お昼は湯葉あんかけそば。湯葉も、あんかけも大好物なので、なんていうか京都ではあんかけを食べたいみたいなところがあったので、達成。

つやつや〜

そして、念願叶って誠光社に行くことができました。お店に入ってまず、ヒラバ(本屋さんに入っていちばんさいしょに目に飛び込んでくるあの本が並べられているところのことを、わたしはそう呼んでいる)に並べられている本が須くいい。そして店内においてあるどの本もわたしの心をつかんではなさない。

さいきんは生活することについて考えることがすきつつあるので、IN/SECTSの家事特集を購入。

実は初めて知ったのですがとてもすてきなメディアですね。

それから、どこもかしこも混んでいるなあということでぶらぶら歩いていると、すてきなお店を発見。ふたりだと会話はお控えください、でした。ということはとても静謐な空間であって、このお店の窓から見たむかいの古民家の2階のようすだったり、晴れた空に鳥が飛んでいるようすだったり、この空間と時間のことをわすれられないとおもいます。京都に来てよかった、とこのお店でつよく思いました。コーヒーもおいしかった。

最後は京都駅に戻ってお土産を買って、夕方にまた、こりずにあんかけそばを食べました。

つやつや〜

帰りの新幹線でもきちんとビールを飲み、帰京です。

京都から東京へ

人気店に行くにはちゃんと予約をしたり、並ぶ覚悟が必要だったりするのだな〜とよくわかりました。紅葉の時期だったのもあるかもしれません。なんでひとは人気店に行きたがるのか?についてよく考えた旅でもありました。間違いないからか、でも間違った方が記録ではなくて記憶に残る旅になりそうだ。

京都、また何回でも行くぞ。

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