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Nascita Ⅰ(三女の場合)
「池さんの旦那さま、どうぞこちらへ!」
その瞬間に、僕は初めて立ち会っていなかった。つまり、部屋の外で3人目の我が子の誕生を待っていたのである。
2015年1月30日(金)午後3時26分。
産声を上げたのは、2322gの元気な(と言えてホッとしているわけだけれど)女の子。僕がその瞬間に立ち会えなかったのは、帝王切開だったから。
本来なら、無痛分娩の予定だった。
妻は、次女出産時に体験した
Nascita Ⅱ(三女の場合)
S山産婦人科の病室は恐ろしく綺麗だった。しかも贅沢な個室。
外回転術は下半身麻酔を施すため、晶子は一晩入院する必要がある。まずはその部屋へ通されたのである。
そもそもこの産院に決めたのは、無痛分娩ができる数少ない産院だからなのだが、「病室が綺麗!メシが旨い!」というのも妻の中では大きなポイントだった。
その期待に大いに応えられる病室である。これは食事もさぞかしイケてるに違いない。なんでも、こ
Nascita Ⅲ(三女の場合)
産院の外へ出ると、一面の銀世界だった。
先ほどニュースで見た映像ではすぐお隣の渋谷には雪などまったく積もっていなかったというのに。
僕は取り急ぎ、妻の母親に連絡を入れた。
「もしかしたら今日産むかも知れません。うん、帝王切開です。確率は・・・7割ぐらいだそうです」
それは奇しくも、タコ入道が妻に示した外回転術の成功率と同じ数字だった。
僕は近くのすき屋で牛丼を掻き込むと、会社に午後半休す
Birth 1(次女の場合)
"Hey! hey! baby's coming out right now!"
その瞬間、僕は分娩室内に備え付けられたトイレで用を足していた・・・
2010年11月4日(木) 3:20AM、産声を上げたのは、2705gの元気な女の子。
今回はハナから判ってたからね。
というわけで、かなり久しぶりの日記は 次女が誕生したから。
長女んとき、初体験の興奮と感動から ながーい日記を
Birth 2(次女の場合)
11月2日 6:30、チャンギ国際空港に降り立つ俺。 南国特有の湿気が肌にまとわりつき、香辛料の香りが鼻をつく。
タクシーへ乗り込み、gorioの住むコンドミニアムへ。 空港からはタクシーで30分の距離だ。
すでに生まれちゃってたらどうしよう?
一抹の不安と焦りを感じながらその時間を過ごす。
が、 そんな心配をよそに、コンドミニアムに到着してみると gorioは風船のように膨らんだ
Birth 3(次女の場合)
20:00を回り、陣痛の間隔は約5分となっていた。
そろそろ病院へ向かいたいところだが、 そこに、長女というハードルが立ちはだかった。
いつもより早めに、優しくベッドに誘い込み、 いつもより多めに本を読んでやる。背中もたくさんポリポリしてやる。 しかし、今日という日に限ってまったく寝ない。 まったく、子どもというのは勘が鋭いものである。
このままではラチがあかないため、無理矢理目をつぶ
誕生1(長女の場合)
「はい!出るよ~!」
2007年8月3日(金)22時31分、 産声を上げたのは、2985gの元気な……
女子!?
生まれる前に、あれだけ 「エコーでチ×コ見えた!」と言いふらしてたのに。。。
とまあ、それはご愛嬌としても。
入院から分娩まで5時間半の超スピード安産。 もつお(仮)はとっても親孝行だった。
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その日の未明、予定日から3日遅れて陣痛がスタート。
誕生2(長女の場合)
ふたたび病院に入ったgorio。 例によって分娩室で、疑いの目たっぷりにモニターされる。
しかし、今度ばかりは陣痛を示すグラフの曲線が 美しい山形を描き出す。
「ベッド足りないんだけどな~」 という気持ちがにじみ出ている助産師、しぶしぶという感じで
「それじゃあ、まあ入院ということで」
なんでもいいさ!どこでもいいさ!
だって、いきなりこんな苦しむとは思ってなかったから。 想像
誕生3(長女の場合)
分娩室。そこは神々しく輝く場所。
って、さっきまでここに居たけどね。
とりあえず、あの足を広げるSM器具みたいな椅子に 這い上がるgorio。 でもホントに人手が足りないみたいで けっこう長いことほっとかれる。
しばらくすると助産師さんがやってきて、 「陣痛が来たタイミングでいきんどいて」と言い残し、去る。 そりゃ助産師さんは慣れてるからいいけどさ。
仕方ないからモニターを見ながら