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シマエナガが撮れたので幸せになれそう。

シマエナガは日本では北海道にだけ生息する、日本で2番目に小さな鳥。

アイヌ語では「雪の鳥」という意味の「ウパッチリ」または「ウパシ・チリ」というそうで、冬の鳥ように思われがちですが、道内の至る所で通年見ることのできる留鳥です。

極めて小さな嘴で主にアブラムシを捕食するそうですから、樹木や植物にとってもありがたい存在といえるでしょう。


シマエナガの存在は、近年その愛くるしさから野鳥撮影する人に限らず、もふもふ感から国内外からとても人気になっていますよね。

あまりにも小さく、真冬以外は動きも素早いので、いつか撮れたら、というくらいに考えていたのですが、私にも幸せなチャンスが訪れたので皆さんにお裾分けします。

場所は札幌の某所で(観光客が押し寄せてもよろしくないので詳しい場所は非公開とさせていただきます)、比較的樹木が生い茂っているエリアです。

小鳥の撮影するようになってまだ半年、囀りを聞き分けられず、声のする大樹の枝の上の方にレンズを向けてファインダー越しに見ると、なんとシマエナガが嘴を枝に突っ込んでいるところでした。

尾が長いのが特徴

せっかくのチャンスなので、しばらく留まって撮影してみることにしました。

少しトリミングしたこの写真では嘴と小さな目も見えます

全体像が見えました。

こちらの存在に気づきかけた様子

こちらの存在に気づいたためなのか、背中を向けて食べ続けていました。

おかげで羽や模様をしっかり捉えることができました。

シマエナガは小さいゆえに猛禽類などに狙われやすいためか、群れで行動することが多いそうです。

今回も何羽か忙しなく「朝食」を探している様子が見られました。

別の枝に飛び移ったところ

少し粘っているうちにようやく写真で見られるような姿を捉えることができました。

つぶらな瞳が本当に愛らしいですよね

別角度からはお馴染みのこんな姿が。

もふもふ感たっぷり

かなり高いところにいるので、写真は少しトリミングしています。

トリミングせずに大きく写すには、フルサイズ換算600mm以上の焦点距離がないと厳しいですね。

とはいえ、そのようなレンズでは鳥にさらに警戒されますし、長時間手で持っているのも大変なので、もう少しだけ焦点距離のあるレンズがあれば良いと思います。

下から見ると綿の塊にしか見えません

最後に、少しブレていますが、ホバリングしているところも掲載しておきますね。

飛翔とタイトル付けするには小さ過ぎますが。

今回の写真をご覧になって幸せな気分になれたら幸いです。

では、今回はこの辺で。



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