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ともに生きるを学ぶ場 SUKUMO  【前編】

自己紹介

はじめまして、渡邉真央です。
生まれは東京ですが、育ちは山形県山形市です。
中高はテニスに明け暮れ、大学入学までは自分は高校の体育教師になると思っていました。
テニス漬けだったわたしが、大学に入り視野が一気に広がり、結果、スポーツとは全く無縁のIT・広告会社で社会人生活をスタートしました。
約10年ほど東京で社会人生活を送った後、2016年に結婚を機に徳島に移住しました。

徳島に来て8年目となる2024年。
一般社団法人ありかたを設立し、春からオルタナティブスクールを開校します。

『オルタナティブスクールをつくる』という想いに至った背景については、昨年Facebookに投稿したこちらの記事に綴っています。

【こんなことやります】 8月6日(日)、徳島の特産品すだちを「どなんぞせなあかん!」と話し合う緊急会議を開催します🔥 場所はすだちの産地、徳島県で唯一の村、佐那河内村のカフェPOST...

Posted by 渡邉 真央 on Friday, July 14, 2023


🌈2024年5月8日より、ともに生きるを学ぶ
オルタナティブスクールをはじめます

場所は徳島県上板町にある技の館という施設の一室をお借りしながら、
今年度は毎週水曜日、週一回からのスタートです。

ともに生きるを学ぶ場の名前は『SUKUMO』です。
日本の藍染の天然染料である『蒅(すくも)』からいただきました。

ちなみに、上板町は蒅の一大産地です


美しい藍色は、その原料となる良質な蒅から生み出されます。
子ども達も同様です。
一人ひとりがそれぞれの色で輝き、世界を美しく照らしてゆけるように。
そのために、健やかに、伸びやかに。何者にも阻害されることなく、学び育つ場としてSUKUMOはありたい、という想いを込めました。


ここからは、SUKUMOが大切にしていることや、目指していることを3つ
ご紹介していきます。


❒一人ひとりの、生きたいように生きる力を育む

SUKUMOのコア・アイデンティティは、「生きたいように生きる=他人の人生ではなく、自分の人生を生きる」力をつけるため学び場であるということです。
「生きたいように生きる」とは、一人よがりに、好き勝手に生きるという意味ではなく、「全ての人が」生きたいように生きるための力のことです。

だから、SUKUMOは「ともに生きるを学ぶ場」なのです。

皆がともに生きたいように生きることは、決して簡単なことではありませんが、複雑で変化が速い今の時代に、幸せに自立して生きるために必要不可欠な力だと考えています。

この価値観に至った背景はいくつかあります。
一つは、大人や友人達の顔色を気にして、マイノリティにならないように、はみ出さないために必死だった小中学校時代や、「同調圧力に負けたくない」と振り切った高校時代での経験です。
この記事を読んでくださっている方々にも、ありのままの自分でいられない、そのままの自分を認めてもらえない苦しさを経験した人は少なくないのではと思います。

他にも、様々な経験や多くの出会いが、SUKUMOで大切にしたい価値観や教育への強い想いに繋がっています。

2024年1月。徳島大学のグラレコの授業の題材として、
SUKUMOをはじめるに至った背景についてお話する機会をいただいた
講師の玉有さんに書いていただいたわたしの原点。宝物になった


❒自ら機会を創り出す。予測困難な時代だからこそ必要な力

正解のない問題と向き合う力をつけないといけない、と強く感じています。
正解ありきのもの、教科書にのっている知識を詰め込むだけでは、「生きたいように生きる」力を養うことはできません。

もちろん知識を否定しているわけではありませんが、
最も重要なのは、自ら問題を設定し考え行動し、カタチにする力だと思っています。

そのために、SUKUMOがカリキュラムの軸に据えるのは「探究的な学び 」、そして「対話」です。
*詳しくは【後編】にまとめます。

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8年前、わたしは徳島に移住しました。家も建てました。
せっかく徳島で暮らしてゆくのだから。子育てをしていく場所なのだから。
教育の選択肢の少なさを嘆くのは辞めました。

ないならば、新しい選択肢をつくればいい。

自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
(リクルート時代、大切にしていた言葉の一つです)

学校に任せておけばOKではなく。
仕方がない、と諦めるのでもなく。
自分事として、徳島の学びを一歩でも、半歩でも、前へ進めていく力になりたいと思っています。

❒公教育のアップデートに貢献する

SUKUMOの教育活動の軸となる探究的な学び・対話的な学びを追究し、その実践を、公教育でのカリキュラムづくり等、令和の日本型学校教育の実装のために還元していきたいと思っています。

令和の日本型学校教育は、今の学校教育環境が抱える課題に対応するために、「子どもの側に立ち、子どもを主語にする」という学ぶ側からの視点で捉え直し、全ての子どもの可能性を引き出す「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現が目指されているところに特徴があります

出展 https://terakoya.asahi.com/article/14945344

わたしは、公教育の可能性を諦めたくありません
誰一人取り残さず、一人ひとりが幸せに自立した社会の実現のために、
公教育の力が絶対に必要だと信じています。

決して、公立の学校と子どもを取り合いたいわけではありません。
公教育と共存できる、新しいモデルをつくれないか。
お互いの得意分野を掛け合わせて、ハイブリッド型でも良いのではないか。
徳島だからこその新しいカタチを、SUKUMOを拠点として、わたし自身が探究していきます


【後編】は、SUKUMOの教育活動について紹介していきます。


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