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27.パンドラの箱を開ける時。

 第二章には、子どもたちに会えなかった日々のこと裁判のことなどの話を書こうと思っています。当時のことを振り返るにあたり、私はついにパンドラの箱を開けようとしています。パンドラの箱には裁判の時の書類がたくさん詰まっています。

 裁判では、私も相手のことをこれでもかというほど罵ったし、向こうからの書類には嘘や、捏造された書類や、大袈裟に書かれた私への悪口が書かれていました。当時の日記にも、法律の不備、相手方家族、警察や、家庭裁判所、行政、病院への憤り。無力感。などどこにもぶつけようのない感情を書き綴っていたように思います。とにかく負のものがたくさん詰まっています。でも、その中には何か今の自分にとって大切なものも紛れているかもしれません。

 理不尽な気持ちだったり、悔しかった感情だったり、報われない悲しみに混じって、子どもたちへの愛、仲間たちの温かい言葉だったりを改めて思い出せるはずと思っています。 蓋を開けたら、箱の中に入っていたあらゆる災いが解き放たれてしまうかもしれません。

「共同親権賛成!!!!!!!!!」
と大きな声で主張したら

「共同親権反対!!!!!!!!!」と別のところから、もっと大きな声が聞こえてくるかもしれません。


でもパンドラの箱の底には最後、希望が残るんだそうですよ。

賛成!と言っている人たちにとっても、反対!と言っている人たちにとっても、まだ何も知らない未来の子どもたちにとっても、みんなが納得できるいい法律を作ってもらえたらいいなと思っています。

さぁ、パンドラの箱(あ、ただの段ボール箱です笑)を開けてみよう!!!

次の話


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