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『猟人日記 禁断のエロス』邦題はダサいが、ドロドロ好きにはたまらない映画

2003年、21年前に公開された

『猟人日記 禁断のエロス(Young Adam)』


なんか昔の映画観たいなと思いながらサブスクで調べていた所、
思わず「何このタイトルのダサさ...w」
&
『フィリップ、きみを愛してる!』で大好きになったユアン・マクレガーが出演していると知り
視聴するに至った

結果的に最初にダサい邦題(禁断のエロス)が目に入らなければ
ユアンが出ていることにも気づけなかったので、
観終わった今は非常に感謝している


【 ざっくりあらすじ 】

女性の水死体を発見することから始まる、
50年代のグラスゴー運河が舞台

三人家族と作家志望の住み込み船員〈ユアン・マクレガー〉が小さな貨物船で共同生活をする中、
男と人妻は夫の目を盗み情事に溺れる...


【 感想 】

まず水死体から始まる“不穏さ”に掴まれた

しかしあまりにも遺体が綺麗すぎて
そこはフィクションだなと思ったり

ベースに水死体の謎が漂う中、
住み込み船員〈ユアン・マクレガー〉と 人妻〈ティルダ・スウィントン〉が
野外や狭い船の中で徐々に徐々に距離を縮めて
激しく情事に溺れていく様がとてもスリルで官能的だった
冷静に考えたら寝取るなんて最低なことだけども…


人妻はそこそこ生活に疲れた雰囲気を持ち
年上夫〈ピーター・マラン〉がEDで満足できないご様子…

側には生活を共にする絶妙にハンサムな男がいて
一度は拒みながらも やさしく誘われるとなると
自然の成り行きだったのかなと


ほんと海外版ロマンポルノ的な感じで濃密な濡れ場が何度もあったし、
モザイクがかけられているってことは
本来丸出しの撮影だったのかなとか思ってしまった
まあちゃんと前貼りしてそうだけど


また住み込み船員の男は人妻だけでなく
海岸で出会った若い女性〈エミリー・モーティマー〉とも関係を持ち…


夫の目を盗んで何度も体を重ねるうちに
少しずつ冒頭の水死体のことがメインになってきて、
ただ背徳的な官能要素からサスペンス要素が色濃くなっていく

この2つの要素が良い具合にドロドロでたまらなかったし、
登場人物に対する見方が最初と中盤〜最後では
まるっきり印象の変わる作風でお気に入りの1本になった

そしてもっとユアン・マクレガーが好きになったし、
人妻を演じたティルダ・スウィントンもとても良かった
エミリー・モーティマーの体の張り方も衝撃的



できれば、というか絶対に詳しいネタバレを観ずに、
じっくり1時間37分を楽しんでいただきたいと強くオススメしたい作品です🎥


※ただし たった1箇所だけ性暴力描写があるのでご注意を


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