見出し画像

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』金、女、薬、不正、欲望むき出し痛快ムービー。

2020.12.29 - Tue - 字幕にて初視聴。

何度も何度も思わず声を出して笑った映画。
こんな体験初めてかも。

もう、もう、めちゃくちゃにハチャメチャに面白かった!


やってること最高にドクズで、イカれてて、マヌケで、きったなくて、アホすぎるのに、
不思議とそこまで不快感を感じることはなく
妙な爽快感さえ覚えたのが新感覚だった。

まず単純に疑問に思ったことが一つ、
あんなにありとあらゆるドラッグを使用した上で、狂ったようにセックスしまくってて
よく大病したり、死ななかったなと。

伝記を基にしているとはいえ虚実入り交じっているだろうけど、
ずいぶんと身体が丈夫だなーって思った。
多臓器に負担半端なさそう。

自業自得の指示でクルーザーで死にかけたり、乗る予定の飛行機が墜落したシーンとかを観ても、
心臓発作とか突発的な死というものにとてつもなく強い、
強運キャラクターだったなぁ。

お気に入りシーンや笑いどころを挙げるとすれば、

・ナオミとジョーダンの水ぶっかけ朝喧嘩およびSM回想→仲直りプレイ→くまさん

・退陣撤回→ジョーダンパパの一言

・"レモン"でラリリにラリったジョーダン&ドニーのアホでしかない幼児的喧嘩

・楽しみにしてた映画を電話によって邪魔されてガチギレ→オカンが声色変わるみたいに急に冷静に電話対応→電話切った瞬間再びガチギレするジョーダンパパ

・度重なるFワードの嵐

・ナオミの叔母とジョーダンの心の声


・ジョーダンのラリったり怒ったりコロコロ変化する表情すべて!

基本的にはコメディだけど、
ふと見せる表情が物悲しくあったのも緩急あって良かった。


ほんの4日前のクリスマスに『タイタニック』を久々観たばかり、
そして4日後にこの作品を観た訳だけど振り幅が半端ないw

タイタニックのインタビュー本で、
ジェームズ・キャメロン監督がレオについて語るインタビュー(1998年当時)の時点で
「ジャックのようなストレートヒーローは演りがいがない、もっと手応えがほしい」と
最初出演を渋り 説得まで2ヵ月かかった、というのを読んでいた。

それから月日が流れ、
この作品の権利をブラッド・ピットとの入札合戦の末に獲得したとの背景を知って
それだけ演じたかった気概が垣間見えたし、
きっとこの"ジョーダン・ベルフォート"という役は演りがいの塊だったのではないかと思う。

本当のところは分からないけど、
あまりにも生き生きしてると感じたし、
演じてて楽しかっただろうな~と。

表現力の引き出しがカラフルな所が魅力的。
益々レオナルド・ディカプリオ沼にハマりそう。

それにマーゴット・ロビー、美しくてセクシーだった。
『スーサイド・スクワッド』で知って『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でファンになって、
この作品では特に朝喧嘩や、最後のセックスに付き合い離婚を切り出して娘を奪い去られそうになるまでの芝居でより好き度が増し増しに。

本当にひっちゃかめっちゃかな話だけど、
全体的に重たくないので見やすかったし
最低で最高な映画だった!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?