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VRを使った住宅設計打合せ記録-2

こんにちは!アーキロイドの福井です。
取り組んでいることのお話の続きです。1.から読んで頂けるといいかも!
1. もっと面白い家作り...! の下ごしらえ中
2. VRを使った住宅設計打合せ記録-1

前回は、クライアントがVRゴーグルを装着して、VRの世界に建築済みの提案したい住宅設計の玄関前に降りたったところまでだった。

クライアント1人がVRの世界にいる。
私たち現実世界組は、そのクライアントの見ているものをモニターで共有する。

(打合せ風景)

具体的な設計打合せの様子に話を進める前に、いろいろと思ったことがあったので、全体についての備忘録です。(私自身、この打合せが当たり前になったら忘れてしまいそうで!)

気づき① あれ、これ、あっち、こっち、見えているモノで会話

クライアントが指をさして「あれってなに?」「これって」の疑問や感想に、私は天の声的に会話していく。ヒサシ、ノキサキ、ノキテン、ウチノリ・・・玄関前にも色んな用語がたくさんある。そもそも、地域や人によって表現や定義が違ったりして、ややこしいのを見えているモノで会話できる。名前を知らなくても、あたりまえに存在は知っていて聞きたかったり喋りたいことって多いよな。

(VRの世界で、「あれって」と指を指してる。現実世界のモニターで確認)

気づき② プレゼンの段階から住宅内覧会

「へ〜〜〜!こうなってるんだ〜〜〜!」と言いながら、キョロキョロと目線が動くのも面白い。それは、住宅内覧会(オープンハウス)に来ている感覚と近いのか。
現実世界組の私は、クライアントの興奮具合で画面酔いすること発見…笑

気づき③ VRの世界は、寸法も現実と同じ

もちろん、VRの世界は寸法も現実と同じ、原寸(ゲンスン)。
手をあげたり、手を広げた感覚、キッチンに立った時の感覚や配膳、家事動線を想像ではなくリアルに体験してもらう。

(何かをつい掴んじゃうほどリアルなVRの世界)

以前、大きな住宅のお茶室を設計した時、現場の中に床の間のモックアップ(原寸大模型)を作ってもらい、みんなで正座して眺めながら打合せしたことがある。
キッチンに悩んでいたクライアントには、モックアップをスタイロで作って打合せした話なども聞いたことがある。それは、実際に体験しないと分からないから作っちゃおう!という設計・施工者側の配慮だったと思う。
それを全物件でできちゃうんだなあ。(なんだか、しみじみ〜)

これってどうなんだろ?みたいな、もっと面白がれる気になるポイントありましたら大募集中です!備忘録の続きは、次回へ続く〜。福井


『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
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