ソシオニクス タイピング用質問 ─ Ni



はじめに

回答者はタイプ検討中です。特定のタイプの回答参考とならない事をご承知おきください。

質問は以下のサイトからお借りしました。


質問回答

1.

  • 人はどのようにして変化するのだと思いますか?
    人は生きていくうち、外から与えられる様々な経験(他者からの働きかけ、出来事、環境や社会の影響等自分の外側からやってくる要素の総称である)によって変わっていく。それは経験が無意識に刻んでいったものによる受動的な変化と、経験を経て自分を改造した事による能動的な変化と、それらが組み合わさることによる。こうして人はその振る舞い、在り方を変えていくが、反面いつまでも変わらない「核」のようなものもきっとあると思う。核は、変わりゆく表層(物理的な身体の変化や、態度、振る舞い、思考、価値観など何らかの形で外部に表現され得るもの)に常に一定の影響を及ぼす、その人の個性のようなものである。それは時に忘れられ、奥底に埋もれ、見えなくなるかもしれないが、無くなることはない。絶えず変化し続ける表層と、何があろうと変化し得ない核から人は成り立つ。核は本質とも言い換えられるのかもしれない。

  • あなたは、こうした変化についてどう思いますか?
    当然のようにあって避けることのできないものなので、変化そのものについてはどうとも思わない。空気があることに疑問を抱かないのと同じだろう。変化によって失われていくものには寂しさを感じるが、その寂しさを受け止めて進み続けるのが人生というものだと思う。

  • 他の人は、こうした変化について気付いていると思いますか?
    気づいていると思う。昨日のあの人と今日のあの人を同じ個人だと認識している、もといできるのは、日々多かれ少なかれ変化することまで含めての個であるということを、誰もが当然のこととして受け止めているからだと言えないだろうか?

2.

  • 「時間」という概念の意味を、あなたなりに解説してください。
    無限に、絶えずそこにある資源。止まることのない流れ。空気のようにそこにある、というより空気、宇宙、あらゆる物質世界を内包し、また満たしている、最も大きくて一律な概念だと思う。世界は時間に包まれている。時間は無限だが、この中を生きる様々な生物や物品などといった物質的なものは悉く有限であるため、人間はここに基準を設け、時間を数値で管理できるようにすることで時間という資源の利便性を上げている。

  • あなたは「時間」という概念に対して、どのように感じますか?
    良い事も悪い事も全てをただ押し流していくので、愛憎入り混じった感情を覚える。
    時間はただそこで見守っているだけのつもりだろうから、時間に罪は無い。こちらからは抗うことも干渉することも出来ないのに、私達の事をそっと撫で、動かし、変化させ続けている。それが時間というものだと思う。

  • あなたは「時間」に囚われずにいることができますか?
    囚われるというかそもそも時間の中にいるので、逃げる事などできないと思う。
    一時的に注意を逸らしてその存在を忘れる事はできても、いつか必ず時間の中に戻る時が来るだろう。
    物質である限り、有限の命を持った存在である限り、私達は時間に囚われ続けている。
    もし時間の中から脱する事があるとすれば、死後私が「かつて存在した」という情報・概念になった時がそうかもしれない。

3.

  • どれくらい時間がかかりそうか予測を立てる時、他の人の手助けが必要ですか?
    必要ではないが、あれば精度がもう少し上がるのかもしれないと思っている。実際に手助けしてもらおうと思ったことは無い。何となくこれぐらいの時間があれば用事や作業が終わるだろう、という時間がわかるような気はするので、制約が無い場合はそこに少し余裕をもって盛った時間分を予測時間とすることが多い。2日かかりそうなら3日、と言ったふうに。手助けと言う範囲かわからないが、例えばチームで仕事をしていて、作業の中で全て他人に任せるものがあれば、それについては作業者にどれぐらいの時間がかかりそうか尋ねておく。
    どれぐらいの時間がかかるかは、自分が作業をしているところやどんな外部干渉があり得るか、どこでどんな障害にぶち当たりそうかを想像することで見ている。所要時間の伸縮に関わる様々な要素を加味して、一番多くのパターンを網羅できる・何が起きてもこれだけの時間があれば何とかなるであろう、と思える時間の量を割り出す。

  • 他の人が立てた時間の予測を、あなたは信じるほうですか?
    信じる。皆、誰もが自分が何にどれぐらい時間をかけそうかわかっているのだと思っているところがある。

4.

  • あなたは遅刻したり、締め切りをオーバーしてしまうほうですか?
    してしまうが、程度は小さい方だと思う。小さければいいというわけでは無いが。してしまった時は大抵原因もわかっているので、どうすれば次回以降気をつけられるかを述べること、計画を立てることは一応できる。しかしそれが実際に出来るかは自分のその時々のコンディションにもよるところだと思うので、実行できるかはまた別の話になってくる。
    遅れてしまう場合、思い付きで余計な事をしてしまったり、急に凝りだしてしまったりすることが原因である場合が多い。最低限の支度で外に出れば遅刻はしないし、出来栄えを過剰に気にしすぎなければ提出期限には間に合うはずだ。私は力を抜くのが下手だ。

  • 他の人が遅刻したり、締め切りをオーバーしてしまった時、あなたはどう感じますか?
    一般にそれは悪い事、だらしのない事と取られるので、ちょっと憐れむ。その人の今後が心配。
    次に遅刻した原因がきっとあるだろうから、その事に意識が向く。例えば待ち合わせに遅刻したなら、それは家を出るのが遅かったからなのか、電車の遅延や混雑のせいなのか。家を出るのが遅れたのならそれは何故か。体調不良か、寝坊か、物が見つからなかったか。それらの原因は何か。家に一度戻ったという事もあるかもしれない。答え合わせと解決の手助けができる事を願って、何があったか聞きに行きたくなる。

5.

  • 「人と会う約束をした」という状況を想像したうえで、以下の①~⑤の時のあなたの気持ちと行動を回答してください。

  1. 会う約束をした瞬間
    気持ちとかはない。何時にここで待ち合わせだからその日は何時ぐらいにこの駅についておくべきだな、と考え、まず理想の時間に駅に着く電車を調べる。次にその電車に乗るには何時に家を出ればいいか想像し、ではその日は何時ぐらいから家を出る支度を始めるか、それなら何時に起きるか、起きられるのか、その時間に起きて支度を始めるまで何ができそうか…と遡って大雑把な計画を立てる。

  2. 約束した時間の20分前
    まあわくわくはしてるかもしれない。おそらくまだ移動中で、そろそろ目的地もしくは目的地の最寄駅に着く状態。

  3. 約束した時間の5分前
    到着している場合もあれば、移動中の場合もある。移動中の時の方が多いかもしれない。
    移動中であればやや申し訳なさを感じている。(相手の方が先にいる事が多いので)

  4. 約束した時間になったのに、相手が来ない時
    大体誰と待ち合わせても相手が先にいるケースが多いので、珍しく思い、何かあったのかとSNSの投稿を確認したり、自分が場所・時間を間違えていないか確認したりする。不安も少しあるが、単純な興味。何もなければ好きな事をして待っておく。

  5. 約束した時間から20分過ぎたのに、それでもまだ相手が来ない時
    流石に相手の状態が心配になる。連絡を入れ、あとどれぐらいかかりそうか、そもそも来れそうか聞いてみる。
    待ち合わせ場所を離れ、近くのカフェに入ったり店を見てみたり、その場に一人でいるからできる事を楽しんでおく。

  6. 5.の後、さらに時間が経っても、相手が来ない時
    とりあえず今日は外に出てきたしこのまま外出を楽しむことにする。
    途中で相手が来ればそれでいいし、来なかったら後日何があったか聞いてみるし、また新たな予定を立てたいなと思う。

6.

  • 時間とは、祝福だと思いますか?それとも呪いだと思いますか?
    どちらでもある。時間は新たな喜び、発見、創造、誕生といった始まりをもたらし、人や自然を癒す、つまり苦痛に対する終わりをもたらす。同時に、新たな恐怖、不幸、崩壊、苦痛に始まりを与え、物質や幸福、繁栄に対して終わりを突き付ける。時間は何物でもなくただそこにあるものだ。それを祝福のように見せるのも、呪いのように見せるのも、時間そのものではない。置かれる状況や見たもの感じたもの、観測者の「現在」を作る数多の要素が、それを観測者にとって相応しい姿に見せているだけだ。

  • 運の良し悪しは、あなたの人生にどのような影響を与えると思いますか?また、そもそも「運」とは何だと思いますか?
    正直なところ、想像もつかない。どちらかというと、大きすぎるという意味で。自分が知り得ないだけで、運によって救われたり、貶められたりしたことが何度もあったのかもしれない。逆に、運によるものだと思っていたことは必然で、他の並行世界でも共通するものだったのかもしれない。あらゆる可能性の中から一つが選ばれることの連続によって今日の自分が出来上がっているわけだが(すごろくのようなものだ)、私は各分岐点でどちらへ転がるかを決定する乱数が「運」なのだと思っている。良いか悪いかは乱数そのものには紐づいておらず、その上で転がされる人自身が、自分にとって良かったと思うか、悪かったと思うかで決まるところであろう。それが物であれば、物を扱っている人がどう思うかで良し悪しが決まる。

感想

楽しかったー!
内容自体は結構サクサク考えられたんですが、使う言葉や、どこまで細かく書こうかで迷ったので時間はかかりました。苦痛ではなかったです。
これをアップロードしようとしてる時点で4つまで書いてたんですが、これが一本目じゃなかったら絶対やる気失くして投げ出してました。運が良いですね……