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『ゴジラ ー1.0』アカデミー賞への道はあるか?!

 『ゴジラ −1.0』も封切から二ヶ月と半分、12周目の興行に突入しました。今なお国内週末動員ランキングベスト10に入っているのはお見事。興収では54.5億円と、昨年公開の実写作品では現時点で第二位。一位の『キングダム 運命の炎』が56億円ですから、あともう少しです。

 さて、ゴジラで興収といえば……海外での成績がどエラいことになってます。昨年の11/14(封切8日後)の記事では、こう書きました。

 ただ「話題性」で攻めるならチャンスがあります。
 ズバリ、北米公開時の成績です。
 マイナスワンはあちらのBox Officeで初登場何位になるか? 1000館以上の規模で公開されるゆえ、ここは絶対上位に食い込みたい。興行収入の数値も気になります。スクリーン数が倍なら日本の倍は稼きたいところ。ここで
「日本のゴジラ、全米を席巻!」
 という景気の良い話が作れれば、各種マスコミもそのゴジラ旋風を紹介せずにはいられないでしょう。ここで盛り返せればそのまま年末年始興行へと突入出来ます。シンゴジの81.5億とまではいかずとも、国内で50億の大台に乗れれば大健闘といえるでしょう。

 ……では実際、どうだったか?

 初動で1100万ドル・第3位にランクインという記録を打ち立て、数日後にはデイリーランキングで1位を獲得するという、実写邦画作品として快挙を成し遂げました。上映規模も当初は1000館程度と報道されましたが、蓋を開ければ2308館。これでもハリウッドの大手映画製作会社のロードショー規模より少ない(※普通に3000館以上で流します)ものの、それでも1位を獲れてしまった。
 これに対して各種マスコミが海外のゴジラ旋風を紹介……とまではならず、主にネットニュースで記事になっていたように思えます。もっとリアルでも話題にしていいのに、と思ったのですが、実はリアルに影響を及ぼしていました。

 米国でのヒットが伝わった翌週の興行、すなわち12月8・9日の興行成績は下落率が抑えられたのです。ゴジラはそれまでの週末興行では先週比20~30%減、という推移だったのが、この週末では先週比からたったの4%減(参照:Box Office Mojo)。ほぼ同じと言っていいでしょう。これは全米での大ヒット効果があったからだと見ていいです。
 その12月に入ってからは『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』『ウィッシュ』そして『劇場版 SPY×FAMILY』といった映画が封切られたものの、ゴジラは粘り続けて10位以内をキープ。そのまま年末年始のボーナスタイムに突入すると、当初より上映回数が減ったという状況でも先週比で動員130%増と巻き返しに成功。その後は『/ーC(マイナスカラー)』の上映開始もありまして、こうして12周目を迎えるに至ったわけです。

 ちなみにアメリカでは最大で2622館という規模の上映となり、この記事を書いた時点で判明している興行成績は、2024/01/21(52日目)で$51,916,707=日本円で約76.8億に到達。あとはどこまで粘れるか、という段階に来ています。
 そして、何よりこの話題です。

 この「ショートリスト入り」の前には「選考対象となる20本」に入らなくてはいけません。つまり20本に選ばれてようやくアカデミー賞への一時予選突破という感じでしょう。なのでショートリスト入りは二次予選突破、オーディションでいえば面接まで来たレベル。ここから本選へ駒を進める5本に絞られるわけです。

 果たして、選ばれるでしょうか?
 自分は「ある」と思えます。
 
 まず、アメリカ各地で実施されている映画賞の中でも、視覚効果賞を既に6つも獲得していること。
 そして海外ではVFXだけでなく本編も含めて絶賛されており、その両方を山崎貴監督が手掛けていることです。

 本編に対する評価も含めて、視覚効果賞ノミネートという栄誉を、そしてオスカー獲得ということもありえるのでは? と思えてならないのです。

 さて、結果は如何に。

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