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で、結局のところ『ウマ娘』ってどうなの? →気に入った!

「昨日のことというか、今日の話なんだけどね」

「うん」

「noteはネタがなくとも何か書いておこう、と思って連続投稿を続けてきたわけですよ。かれこれ800日以上は経ちました」

「ほほう、かれこれ2年以上ですな」

「で、昨晩からウマ娘でグラスワンダーの育成を始めたわけです。おしとやかに見えて、なかなか芯の強そうなお嬢様なので、キャラとしても期待出来そうだな、と」

「はいはい」

「その下準備して、育成にかかり始めたら日付が変わってました」

「……ん、あれ? じゃあnoteは?」

「昨日は何も書いてません!」


「あ、これってそういう意味だったの?」

「はい。
 つまり自分は『グラスワンダーの育成を始めた』という理由で連続投稿記録を途切れさせる大ボケをかましました」


「そりゃ大ボケだわ。てことは、そんなにハマったわけ? ウマ娘」

「うむ、これは認めるよ。まんまとやられた」

「ハマった理由をざっくりとでいいから話せるかな」

「やっぱりキャラが良いね。初期段階で5人のウマ娘が来るんだけど、それぞれタイプが違う」

「ふむ、ダイワスカーレット、ウォッカ、サクラバクシンオー、ゴールドシップ、ハルウララ……競馬はよく知らないけど名前は耳にしてるね」

「ダイワスカーレットは王道を行くツンデレかつ真面目キャラ。ウォッカとはライバル関係にある。そのウォッカはボーイッシュというかヤンチャ、一昔前の番長っぽさがある。ダイワスカーレットとは対極だ。
 サクラバクシンオーは性格から何から猪突猛進で、どこか抜けてるが憎めない。ハルウララは負けっぱなしで有名になったけど、それを地で行くようにいつでも笑顔の頑張り屋。ゴールドシップはまだ育成未経験だから分からないけど、どうも気分屋っぽい」

「初期メンでそんな違うのか。まるで戦隊モノだな」

「で、そういう娘達を『育成』すると、個々のキャラ用のドラマがちゃんと用意してあるわけよ。何でも一番が好きなダイワスカーレットは、ウォッカとのライバル対決の中で『何のために一番を目指すのか』を改めて考えるようになる。一方でウォッカの場合はダイワスカーレットとの対決を通じて『自分の生き様を見出す』んだな。
 バクシンオーは猪突猛進な彼女に振り回されながらも楽しくトレーナー生活をやっていく感じかな。そしてハルウララは負けても笑顔であるがゆえに周囲からも愛されるキャラだったんだけど、そんな彼女に『勝って皆を笑顔にさせたい』と思わせる出来事が起きるんですねぇ……」

「個々のキャラにそんなドラマがあるなら、どれか一つでも刺さるキャラがあれば即ハマりそうだな。で、お前さんは誰が気に入ったんだ?」

「ナイスネイチャだ」


「は?」

「少し前に『開運!なんでも鑑定団』で『ナイスネイチャの蹄鉄』てのが出て、それで馬の名前は知った。もちろん番組では『ゲーム:ウマ娘にも登場』と紹介してた。さすがテレ東だね。
 で、競走馬としては”有馬記念・3年連続で3着”という面白い記録を残してるんだけど、それがキャラの性格として表現されてる。大舞台で好走続きだった、と書けば聞こえはいいけど、逆をいえば栄冠を取れる機会を3回も逃したことになる。
 それゆえ当の本人は『どうせ自分は脇役だから……』と引け目を感じてるんだ。どんなに頑張っても一位にはなれないんだから、自分に期待しないで欲しい、って。

 ……つまりね、このゲームはそういう娘を、トレーナーとして『大舞台で勝つ馬』に成長させられるわけよ

「よく分からないが、要は歴史の、競馬史のifも体感できるわけか」

「そういうことにもなる。ただね、ネイチャの物語はいろいろあるんだが、それを書くと長くなるな。ざっくりまとめると、”自分に期待するな”っていうのは努力が報われないことへの怖れでもあったけど、それでもトレーナーはネイチャを信じて”勝つための一歩”を踏み出させようとするわけ。その過程が良いんだよね。
 おまけにナイスネイチャの育成シナリオは、最終目標が
『有馬記念で1着』
なわけよ。ずっと3着に終わってたネイチャが、ライバルを抑えて1着を獲るわけ。その瞬間、もう引け目なネイチャではなくなって、感極まって涙を流して喜ぶさまが良いんだ、これが!」

「ああ、本音では1着を獲りたかったわけね、その娘」

「私はもう脇役なんかじゃない……って、もはや『ロッキー』ですよ。あっちは試合に負けたけど『最終ラウンドまで戦って、それでもまだ立ってられたら俺はもうゴロツキじゃない』だったわけでね。流石に大袈裟か。
 まあ、とにかくナイスネイチャのシナリオにそれと通じるモノを感じて胸熱になれたので、気に入ったわけですわ」

「栄冠を手にした馬でなく、そういう馬を気に入ってしまうあたりにお宅の性格が滲み出てるような気がしますな」

「そういうものかなぁ……あ、たった今トンデモないことを知ったわ」

「何を?」

「ナイスネイチャのfigmaが今月発売予定とは」

「止めとけ、飾るスペースもないくせに」

「そうでした……」

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