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ゴジラにまつわる最近のアレコレ。

 興行収入、そして賞レースでいろいろと話題があったため一気に紹介。

 これまでの歴代邦画実写作品では『子猫物語』(日本公開1986年、北米では1989年公開)の約1329万ドルという興収記録が、長きに渡り不動の1位だった。
 『ゴジラ-1.0』は、邦画実写史上最大規模となる2308館(うちラージフォーマット750館)で上映が始まり、オープニング興収(先行上映含む最初の週末3日間※12月1日~3日)で約1100万ドル(約16億円)を記録。全米の週末興収ランキングで3位にランクインする好スタートを切っていた。

 歴史を塗り替えたのに加えて、全米デイリーランキングでもこの成績。

 なんと月曜・水曜のランキングで1位を獲得。いや確かに「米国でもヒットして欲しい」とは書きましたが、これほどまでとは。

 もちろん作品自体の評価はそうですが、秋冬にかけて封切られた現地(つまりハリウッド製)の大作がどうにも低空飛行に終わってるのですね。長期化したストライキで公開や製作そのものが滞り、あまりいい空気でないところにヒョイと入り込めた。そんな感もあります。

 とはいえ現時点(12/6)での全米累計興収は日本円にして22.5億、今週末からは上映館を増やしてついに2,500館での拡大興行が決定したので、まだまだ伸ばせる余地が残ってます。当初に「1000館以上」と謳っていた頃からは信じられない状況ですね。

 今後の数字を見守りたいと思います。

 さらに賞レースではこんな話題も。

「米国アカデミー賞・視覚効果賞候補作の20本が選出」
 なんとその中に『Godzilla Minus One』が!

 とはいえこれはまだ「候補入り」の段階。スポーツやクイズ大会でいえば「予選を通過した20名」てな感じですから、ここから決勝=すなわちアカデミー賞の本戦へ残れるかどうか、ですね。毎年5作品程度はノミネートされるようですが、もしこれで残ったら凄い。決勝に行けた時点で既に箔が付きます。最終候補の選出は来年1/23。どうなるやら。


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