【あひろ場5】星空を眺めるということ――ないしは占いの結果5(5640文字)
星空について書きます。
柄にもなく僕は、夜空を見上げることが好きです。
ペントハウスに一人住まいだった頃は、部屋から、都心の上空に向けた望遠鏡で土星の輪っかを覗いたりしていました。
――都内の明るくて汚い空で、土星なんて見えるの?
と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、惑星なら十分、都内でも見られます。
逆に、淡い天体、たとえばアンドロメダ大星雲なんかは、地方のキャンプ場とか、町灯りが少なく、空の澄んでいるところで見るのがお勧めでしょうか。80ミリ口径の双眼鏡