見出し画像

PRってスタンスの証明。大事なのは市場の創造だよねって話

おはこんばんちは。
あらいぐまたくまです。

本日はPRについて書いてみたいと思います。

先日、PR TIMESの山口代表が
すぐ近くにきていたこともあり、
仕事パートナーの友人と2人でセミナーにいきました。

地方×PR を題材に代表が直接セミナーをされるという、
そんな内容でした。

僕はPRの解像度がそこまで高くないと自覚してます。
PR=集客 でもないんだなーと学びになったと同時に、
タイトルにも書いた通り、
PRってスタンスの証明じゃないか?という、
マーケティングの上流概念と
深い関わりがあると感じました。

そんな気づきをつらつらと書いていきたいと思います。

PRとは?

PRってそもそもなんでしょう?
集客目的の認知向上手段でしょうか?

僕の肌感覚では、
このセミナーに来ていた70名近くの方の、
ほぼ95%くらいの人は、集客目的のPRと、
捉えていたように感じました。
(80%以上の人と名刺交換しました)

PRを検索をかけると

パブリック・リレーションズ (Public Relations) の略。
パブリック(公共)へ知らせるための広報と、
市民意見を受け入れる広聴の両方を含む。
略語のPR(ピーアール)は日常的に多用されているが
宣伝と誤解されて広まっている。

Wikipediaより引用

PR=パブリックリレーションズです。
公共に広く知らせるための活動です。

ちなみに広報についても検索をかけました。

〘名〙 官公庁、企業、団体などが、施策、方針や業務、
活動などについて、各種の媒体を通じて広く一般に知らせること。 また、その知らせ。
[補注]「広報」は「弘報」の書き換え。

コトバンクより引用

施策や方針や業務、活動などについて
広く一般に知らせること=広報。


PRパブリックリレーションズ。そして広報。

宣伝ではないんですよね。

PRって、他にもたくさんあります。
・Press Release(PR)
・PRomotion(PR)


パブリックリレーションズではなく、
プレスリリースとしてのPR、
プロモーションとしてのPR、
として捉えていて、解釈がずれているんだろうなと
思いますね。

PR TIMESさんのPRは、
パブリックリレーションズです。
何度も書きますが、これは宣伝(集客)ではなく、
情報の周知です。

ニュースリリースとも言い換えができそうです。


パブリックリレーションズといえば、
博報堂の嶋さんが有名ですが、

嶋さんの話の中にPRの目的と役割について
以下のように話がありました。

ビヘイビアチェンジ
(行動を変える)

パーセプションチェンジ
(感覚を変える)

パブリックリレーションズ
(社会記号をしらせる)

嶋さんが出ていたYouTubeの内容を簡素化

よくあるパブリックリレーションズの
ピラミッドです。
情報機関やメディア関係者は、取材ネタや、
番組企画のためにアンテナを貼ってます。

それは最終的に、
行動を変える(文化すらも変える?)ことが、
目的だからです。

PRを皮切りに、世の中の最新情報を伝えていく、
そんな役割がPRにはありそうです。

嶋さんは、
・草食男子
・イクメン
などの辞書にない言葉の存在についても触れてますが、
確かに、誰が考えたかわからない言葉が、
世の中には沢山あるわけです。

PRは、世の中に新しい言葉や当たり前をつくっていく、
そんな役割もあるのではないかと感じますね。

そういう意味で、
メディアは、世の中のふわふわした情報の変化を、
あらゆる「現象」から共通点を見出して、
「こんなムーブメントが起こっている!」と、
TVなどで報じることが必要になってきます。

そのソースは、PRから拾うことでしょう。
(自身が現場で見つけてくることもあるでしょうが)

結局何をPRするのか?全体図と共に

先ほどの話と合わせてPRの全体を書いておきます。

山口代表より、以下のようなお話がありました。

潜在的な顧客のニーズを理解し、
そのニーズに応える活動をし、その情報を伝える。(PR)

これらを繰り返しながら、
売れるものを作り、売れる状況をつくること。
(Marketing)

山口代表のお言葉

これが、PRという言葉を分解したものかと思います。

棲み分けとして、上記をPR、下記をMarketingとしてますが、
PRもMarketingだと感じています。

「情報を伝える手段として、広報する」が
PRではないか。

潜在的な顧客のニーズを理解し、
そのニーズに応える活動する、
それはWHOとWHATのを明確にしていくこと。
Marketingの領域です。

そして、そもそもなぜその活動をするのか?
という自身のスタンスの証明こそ
PRが必要じゃないかと、
そう感じます。

だからこそタイトルに、
PRとはスタンスの証明と書きました。

結局PRするとは、
何を伝えるか?が重要です。

情報に塗れた現代社会では、
ただ情報を流すだけでは意味をなしません。


消費者(顧客)の中でどんなムーブメントが
起こっているのか?

どんな行動変化が起こっているのか?

世の中のトレンドを押さえて
ビジネスや活動をする。その積み重ねで、
少しずつムーブメントが起こる。
消費者の価値観は変わる。
企業も伴って変化していく。

その中で潜在的に行動変容(ビヘイビア)が起こる。
PRで知らせていく→メディアが取り上げる、
世の中に新しい当たり前が生まれる。
ということかと思いますね。

社会記号という概念

草食男子、イクメン、エモいなど、
いろんな言葉が生まれ、世の中の当たり前へ。

社会が共通して認識している概念ですよね。

言葉って記号です。
概念の見える化が言葉であり記号ですね。

それが社会という単位になると、
社会記号になります。

この社会記号をつくれるのが
PRという仕事だなーと思います。

しかし、社会記号に乗っかった情報を出さないと、
メディアが取り上げてくれないともいえます。

今で言うと、
SDGS、ジェンダー、障害者雇用、脱炭素、などなど。

社会記号に載せるのか?社会記号を作るのか?
正解はありません。

ただ、
地方は社会記号に乗っかるだけでなく、
自ら社会記号をつくっていくように、
見えない価値を再解釈し、
伝える努力が必要じゃないかと、
そんなことは思います。

それがあらいぐまが1番やりたいことでもありますね。


PRも業種や業態、企業規模や地域別など、
もっとセグメントわけできそうだなーと思います。
地方メディアって地方の情報を地方に向けて、
垂れ流してる感じもあるので。

もっと意味を乗っけてスタンスを明確にできれば、
価値ある情報に変わっていく気がするな。

PRでなぜ?を語る

先ほども書きました。
PRはスタンスやポジション、
理念や概念を語る場所としてもっともっと
機能した方が良さそう。

なぜそれをやるのか?
なぜそれがいいのか?

事業者は、
もっと顧客との接合点を見つけて、
自社ができる価値を提供していく。

marketingの領域ですから、
やっぱりマーケが足りてないんだろうなと、
感じずにいられないです。

市場の創造

となると、
資本が少ない中小企業等は、

競合がいない市場に
ポジションを変える必要があります。

セミナーの中でPRの話だけでなく、
市場を創造しようという話が出てきたのは、
驚きでした。

あらいぐまが言い続けてることです。

地方だからこそです。

新しい市場を創造し、
ムーブメントを起こすためにPRを活用する。

新しい社会記号を作る。

PRは日本を変えていけるなと思うと同時に、
やはりmarketingの視点をもっと、
みなさんに理解していってもらいたいと思います。


新しい市場になると、
競合がいなくなります。
実際数字としての成果も上げやすいです。

それこそ、
それが消費者に受け入れられるなら、
メディアのネタとしても機能する。

PRとして
世に知らしめらことができるなら、

これが本来のPRの役割かなと思うわけです。

最後に Ps…

山口代表に質問しました。

新しい市場を創造する際に、
何を意識されているのか?と。

アンサーは、
「観察すること」でした。

脳内OSなんですよね。結局。

何に気付けるか。
知覚力であり観察力です。

marketing上流の理解が、
本当に地方こそ必要だし、
地方でなくても経営者でも、
理解が少ないみたいですよ。

より複雑な社会になる中で、
自身のスタンスを世の中に示して
いけなければ、自社ブランドが選択されることは、
なくなると思うんですが。

それにそった、
ビジネスモデルと商品開発、
そしてPRや販売促進をすることで、

強いブランドができ、
選ばれ続けるブランドに昇華できるのです。

PRも結局marketing。
スタンスの証明と社会記号生成、
そのためにポジションチェンジ。
世の中の当たり前を未知化することと、
その当たり前のぶち壊し、
その先のムーブメントを起こせるように努めます。

🦝

最後までお読みいただきありがとうございました。
「なんかよかったわ」と思った方、
「いいね」をもらえると励みになります。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

🦝 【Instagram】あらいぐまたくま

🦝 【友達追加】あらいぐまの気づき












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?