おはこんばんちは。
あらいぐまたくまです。
本日は
「バイアス解除」について。
人間とは、
常にバイアス(思い込み)にかかる
生き物だと痛感するわけですが、
あらいぐまのような、
小さな会社や地方の事業様へ、
支援を行っていると、
どうも、
他社(者)と同じことをしていても、
競争に勝てないなと感じるわけです。
そんな中で、
新たな視点を用いて、
事業やサービスを創造しようとすることを、
一般的には、
「クリエイティブ」「イノベーション」
などとカッコよく言われていたり、
「デザイン思考」や「アート思考」
などもと言われてたりしています。
あらいぐまも常日頃から、
そんなことを意識していますが、
すごくわかりにくいと感じます。
分かりにくさがあるものの、
これら全てにおいて、
「バイアスから外れること」
が共通の概念ではないかとも感じています。
そういえば、
あらいぐまも、
クリエイティブか、アート的か、
そんなことは判断がつかないですが、
一般常識から逸脱できているか?という視点は、
かなりもっています。
ということで、
見てくださった皆さんも、
ある種、
クリエイティブ思考や、
イノベーティブな思考、
デザイン思考みたいなところを
局部的にでも学べるかと思い、記事を書きます。
※
最後にバイアスの一覧をメモってます。
参考程度に見てください。笑
バイアスとは何か?
バイアスとは何か?
Wikipediaで調べてみました。
偏った見方のことを「バイアス」と呼ぶみたいです。
言い方を変えると「思い込み」ですね。
世の中は、このバイアスで溢れています。
・社会的なルール
・教育的スタンス
・世代別ごとの認識
・個人的な思い
などなど
日々誰かと会話してるだけでも、
バイアスまみれであることを感じます。
情報過多な時代に、
いかに必要な情報を集めるか という視点は、
誰しも持っています。
いかに思考をショートカットし、
情報を素早く選別していくかは、
今の社会ではそうなって当然です。
逆に、
目の前の情報に対して、
「本当にそうか?」
「もっとこうしたらどうか?」
と言ったように、情報を再解釈し
当たり前から逸脱する力は、
今後社会を成長させていく上でも、
必要不可欠な力といえます。
バイアスから外れるとは何か?
バイアスから外れるとは、
一言でいうなら、「アハ体験」だと思います。
言われてハッと気づくこと。
思い込んでいたけど、
言われてみると確かにそうだよね。
そうとも言えるよね。
ということです。
多角的な視点を持つ。
と、言われることが多いですが、
多角的というのは、知識量が多いだけでは、
成立しません。
みるべき視点の持ち方があると思っています。
そのことを次に書いていきますね。
バイアスから外れる9つの方法
あらいぐまが意識していることはつ。
【スタンス】
①メタ認知
メタ認知とは、踏みとどまる。みたいな解釈でOK。
バイアスは人間が生き残るために培ってきた
能力なので、バイアスにかかることは前提で、
・なぜそう考えたのか?
・本当にそれで良いのか?
・もっと他に考えられないか?
という感じで自分が思考し意思決定しようとした
プロセスを再考するスタンスを常に持ち続ける
ことですね。
【視点】
②両極端を見る(対立構造)
善悪、良し悪し、のように、
2軸で考えることです。
真逆のポジションを取った時に、
どう見え方が変わるのか?
善悪の間はグラデーションになってます。
両サイドを抑えにかかり、
その後で間を模索すると、
視点に幅が出てきますよ。
③別視点から見る(ずらし構造)
対立は真逆であるのに対して、
別視点というのはずらし構造と呼んでます。
世間一般の解釈(バイアス)と、
真逆ではないが、別角度で見る。
コップ半分に水が入っている時、
半分水が入ってないよね。(対立)
これって本当に水なのかな?(ずらし)
みたいな感じです。
【仕入れ】
④知覚 / 観察
五感を使うこと。
ちゃんと見てみる。
ちゃんと聞いてみる。
ちゃんと匂ってみる。
ちゃんと触れてみる。
など、ただなんとなく過ぎていく今に
意識を集中してみることですね。
特に、人間は見ているようで見ていないので、
目の前の情報を観察することはおすすめです。
一つひとつの行為に意味があります。
「多分そうだろう」
といった自分の解釈ではなく、
その人にとっての合理性を追求してみてください。
⑤言葉への意識
日本語は実にハイコンテクストなので、
解釈多様な言葉が多いです。
「かわいい」
なんて言葉も、その人その人で違います。
自分にとっての可愛いと
他社にとっての可愛いは、
解釈が違うということに気づけるだけでも、
バイアスから外れやすくなりますよ。
【スケール(発散)】
⑥ 抽象化
⑦ 類推
⑧ 連環(想)
⑥抽象化
必要なことだけを取り出す行為、
またグルーピング、簡略化、
最大公約数、最小公倍数、のような感じ。
「要は〇〇ですよね」という、
抽象化行為は、解釈を多様化するので、
別角度の具体を生み出しやすくなります。
情報の抽象度を上げてみましょう。
⑦類推
抽象化と一緒に考えなければですが、
他の何かに置き換える行為です。
・局所的類推
・領域的な類推
・長距離類推
などがありますが、似ている何かに置き換えると、
そこからアイデアや視点が拡張されます。
置き換えるものはなんでも構いません。
要素の置き換え、機能の置き換え、
構造的な置き換えもOK。
HIPHOPの歴史と、
オタクが生まれるプロセスは、
構造的に同じである可能性が高いのです。
抑圧→解放(手段)という構造です。
⑧連環(連想)
一つの情報から想起できるキーワードを
洗い出すことです。
連想することで、ある種局所的類推が可能。
イメージの類推に近いですからね。
【構造】
⑨結果、前提、規定
ロジカルシンキングで出てくる、
3つの要素を中心に、
得られた情報のロジックを組み立てる方法です。
前提や規定はいわゆるバイアスに近く、
この二つを変更すると結果も変わります。
演繹法、帰納法、アブダクションなど、
様々な方法がありますよ。
外れてから考えること
エビデンスによる補間が必要です。
ただでさえ、常識から逸脱した非常識な
視点になるので、それが正しいかもしれない、
という根拠が述べられると良いです。
Instagramのフォロワーを増やすべき
という概念は、フォロワーが増えたら、
マネタイズしやすい。
みたいな前提があります。
しかし、フォロワーが少なくとも、
マネタイズできている事例もあれば、
多くてもマネタイズできていない人が多い、
という事実があれば、
フォロワーいらないよね。
と言った時に説得力が増しますね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
コミュニケーションも営業も、
マーケティングも含めて、
バイアスから外れたアハ体験が起こすことが、
どの場面においても重要です。
それは、
スキルというよりも、
頭の使い方や、情報の仕入れ方、
それを組み立てる力になります。
少しでも感じてくれたら嬉しいですね。
以下、バイアスの種類を記載しておきます。
ソースはWikipediaになります。
認知バイアスの種類
認知バイアス
【あ】
後知恵バイアス
アポフェニア
アンカリング
【い】
イケア効果
井戸に毒を盛る
ウィンザー効果
ウーズル効果
回帰の誤謬
外集団同質性バイアス
確証バイアス
過誤記憶
カサンドラ (比喩)
過剰正当化効果
貨幣錯覚
観察者効果
【き】
記憶の汚染
帰属
帰属バイアス
偽の合意効果
規模不感受性
希望的観測
虚偽記憶
近視眼的マーケティング
【く】
クラスター錯覚
クレショフ効果
言語隠蔽効果
【こ】
公正世界仮説
合接の誤謬
合理化 (心理学)
誤謬
コンコルド効果
根本的な帰属の誤り
【さ】
最小化
錯誤相関
自己欺瞞
自己奉仕バイアス
ジャネーの法則
集団思考
呪術的思考
情動ヒューリスティック
心理的財布
【す】
スノップ効果
【せ】
正常性バイアス
生存者バイアス
セルフ・ハンディキャッピング
ゼロサム思考
想起バイアス
双曲割引
ダーク・サイド・オブ・ザ・レインボー
大工世界仮説
多元的無知
ダニング=クルーガー効果
単純接触効果
【ち】
知識の呪い
沈黙の螺旋
【つ】
ツァイガルニク効果
【て】
敵対的メディア認知
デフォルト効果
【と】
投影
統制の所在
【は】
バーナム効果
バイアスの盲点
パレイドリア
ハロー効果
バンドワゴン効果
【ひ】
ピーク・エンドの法則
ピグマリオン効果
否認
ヒューリスティック
【へ】
偏見
【ほ】
方言イメージ
ホーソン効果
ホットハンドの誤謬
ポリアンナ効果
ポリアンナ症候群
ホーン効果
【ま】
埋没費用
【み】
ミーンワールド症候群
【む】
ムービング・ゴールポスト
【よ】
抑うつリアリズム理論
【り】
利用可能性ヒューリスティック
【れ】
レイク・ウォビゴン効果
レリジオセントリズム
(補足)ヒューリスティックの種類
ヒューリスティックとは、情報が多く処理できない、時間制限があり考える余裕がない、情報が不足している時に、直感に頼って瞬時に意思決定を行おうとすること。認知バイアスと違う点は、ヒューリスティックは「正解に近い答えを導き出す」という点で違ってくる。認知バイアスの一種ではあるので、ここに種類を記載しておく。
代表性ヒューリスティック
利用可能性ヒューリスティック
固着性ヒューリスティック
シミュレーションヒューリスティック
感情ヒューリスティック
ヒューリスティックが起こしやすいバイアス
①正常性バイアス
②対応バイアス(基本的貴族の誤謬、根本的帰属の錯誤)
③内集団バイアス
④確証バイアス
⑤ステレオタイプ
⑥アインシュテルング効果
(馴染みを受け入れ以外を無視否定する傾向)
🦝