ハムドラを終えての話②

今回も「ハムドラから漏れた好きな選手の紹介」をしていく。新助っ人のジェームズ・マーベルの獲得もあって、予想以上に時間がかかってしまった。

前回は高校生・大学生の25人だったが、今回は社会人・独立リーガーの20人をピックアップした。ハムドラが行われた6月頭に評価を上げた選手もいるので、知っている範囲で追記している。


▶ 社会人投手

江村伊吹(バイタルネット)】
中学1年の秋にサッカーから野球に転向した変わり種。チームにサイド気味の左腕が多いが、既存のメンツとは違いMax152キロ出るのは魅力。今年が社会人3年目。


廣澤優(JFE東日本)】
日大三でもドラフト候補だった高卒4年目の右腕。今年は肉体改造で193cm/105kgまで増量し、4月に球場のガンで158キロを計測した。実績らしい実績がないが、ロマンは今年随一。


中崎響介(明治安田生命)】
立教大時代も質の良い速球を投げていたリリーバー。5月末に行われた都市対抗予選ではラスト1球で自己最速の153キロを計測しており、社会人3年目ながらまだ伸びシロを残していそう。


藤村哲之(東芝)】
元々球速は140キロ前後(Max146キロ)ながら纏まっている好投手だったが、今季は先発として更に洗練されている。武田勝加藤貴之の様になれるかもしれないと思わせる社会人3年目の左腕。


浅井佑介(王子)】
185cmの長身から140キロ後半の速球を連発する右のリリーバー。速球は今年154キロを計測したという情報もあり、スライダーとのコンビネーションで三振を奪える。ダイナミックなワインドアップが好み。


又木鉄平(日本生命)】
東京情報大で齊藤伸治と同級生だった社会人3年目の左腕。昨秋のドラフト直後に行われた日本選手権でMax149キロを計測しており、左でコンスタントに145キロ前後投げられるのは魅力。


▶ 社会人野手

添田真海(日本生命)】
作新学院・明治大でも有名だったアマチュアエリート。入社4年目と年齢はややネックなものの、不動の1番SSとして攻守で良いプレーを続けており上川畑大悟や福永裕基の様な活躍を期待したい。


相羽寛太(ヤマハ)】
静岡高時代から堅守のSSとして注目されていた入社3年目。打撃は苦戦しておりほぼ下位打線での起用だが、U23で1Bを守りクリーンアップを任されていた様にポテンシャルは確か。


若林将平(日本新薬)】
慶應大から入社して早々とクリーンアップを任され、今年は4番LFで活躍中。182cm/100kgの立派な体格で長打を連発している右の大砲。履正社で高校通算25HRを放ち、同級生の安田尚憲と共に主軸を打っていた。


泉口友汰(NTT西日本)】
大阪桐蔭・青山学院大でもドラフト候補と注目された堅守のSSも気付けば社会人に。スイングは元々良かったものの(個人的に)東都二部でのプレーが多く確証が持ててなかった打撃で、入社1年目から結果を残し続けているのが好印象。


新田旬希(JFE西日本)】
豪快なスイングで長打を連発する左打者。185cm/90kgの大型2Bで、昨年は3B中心で今年は(機会は少ないが)SSにも入っている。ただ、年齢的にも役割的にも加藤豪将や福田光輝らの加入で指名は縁は無さそう。


▶ 独立リーグ投手

土生翔太(独立茨城)】
桜美林大から今年加入すると自己最速の154キロを計測した右腕。素晴らしいボールを投げるものの、奪三振とほぼ同じ与四球を与えており成績はあまり良くない。先日の鎌ヶ谷戦では山口・奈良間・淺間を三者凡退に。


入江空(独立栃木)】
昨年は茨城日産で154キロ左腕として注目されていたが、プロ入りを目指して独立リーグ入り。社業に追われ落ちていた球速も以前の水準に戻りつつあり、クローザーとして投球回を上回る三振を奪っている。


椎葉剛(独立徳島)】
高校からミキハウス経由で今年から独立リーグへ。速球とスライダーのコンビネーションで奪三振を量産しており、5月にはソフトバンク三軍相手に2.0回パーフェクトで5奪三振と圧巻の投球。先日157キロを計測して話題に。


藤田淳平(独立徳島)】
東亜大でリーグMVPに輝いた経験もある左腕。地元チームに加入するとリーグ最多の奪三振を筆頭に各項目で素晴らしい成績を残している。球速はMax146キロながら制球が纏まっていて(良くも悪くも)使いやすいタイプ。


ペダーソン和紀(独立愛媛)】
クラーク国際でもプロ注目の存在だった、父がカナダ出身のハーフ右腕。大学で大きな実績はないものの、183cm/88kgから投げ込む球速は今年1月に152キロを計測した。大学時代はリリーフだったが、今年は先発で起用されている。


▶ 独立リーグ野手

日渡騰輝(独立茨城)】
開幕から正Cとして起用されている18歳、昨年まで霞ヶ浦高で赤羽蓮らとバッテリーを組んでいた。打撃成績は特筆する数字ではないものの、高卒1年目という事を考えればまずまず。高校通算30HRの左打者でポテンシャルはありそう。


金子功児(独立武蔵)】
打率は.300を大きく超えるなど今季急成長を見せ、不動の3番SSとしてプレーしている高卒2年目。昨季ほとんど打てなかった長打も格段に増えており、鎌ヶ谷戦でもHRを放ち支配下指名に向けてアピールした。


嶋村麟士朗(独立高知)】
昨年一度は県外の大学に進むも、入団テストを受けて地元チームで再出発。実質1年目の19歳ながら三振より多い四球を選び、前期リーグ8位の出塁率.362を記録した。日渡と共に20歳前後のCという事で注目。


浅井玲於(独立愛媛)】
星城大から入団するといきなり4番打者に座り、前期リーグトップの打率.351を記録。出塁率・長打率もリーグ3位している左の巧打者だが、俊足・強肩の触れ込みで守備位置はLF・盗塁は2つだけというのは少し寂しい。

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