見出し画像

オリンパス PEN EEシリーズ 露出計交換

オリンパスペンEEシリーズは、シャッターボタンを押しさえすれば絞りとシャッター速度がおまかせで決まるオート撮影がウリです。
絞り値の設定ができるので、一見マニュアル撮影にも対応しているように見えますが、フラッシュ撮影用なので基本使いません。
実質オートが効かないと、もうおもちゃ箱にでも入れとくしかないです。
ですけど、ヤフオクなどでペンを買っているとオートが効かない個体にも出くわすので、そんな時どうする?っていうお話です。

オート不良の原因

露出計の針が動いていないとオート不良になります。
針は、カメラを外から眺めていても見えないので、トップカバーを取って確認します。
セレン(レンズ周りのボツボツ)に光を当てると正常であれば、針が横に動きますが、うんともすんともしないこともあります。

原因としては、大きく3パターン
①針が引っ掛かっている。
②メーターがダメ。
③セレンがダメ。

まずは①を確認します。
針を直接動かしてスムーズに動くか見て下さい。
露出計の中にネジが入りこんでいたり、針が反って上の板に引っ掛かったりして動かなくなっていることがあります。

物理的に止まっているだけなので、比較的簡単な対処で針は動くようになります。
②③の電気的に問題があるパターンは、少し大変です。
原因箇所を動作品と取り替えて治すので、おもちゃ箱にペンEEが転がっている方向けの記事です。
その他必要な道具・・・ハンダごて、電気テスター

露出計の分離

動け!と願いながら検品しましたが、AUTOだとシャッターが切れません。
まぁ、ここまでは良くある出来事です。
トップカバーを外して露出計の針を見にいきます。
参照: Olympus Pen EEの分解Olympus Pen EES-2の分解

案の定、針は動いておらず・・・。
更に詳しく見る為、露出計を本体から外してみます。

ここから先は

2,002字 / 24画像

¥ 1,900

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?