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函館めぐり(後編)

 こちらのnoteは函館めぐり(前編)の続編です。もしよろしければ前編の方からご覧ください!

注意書き(前編と同じ)

 このnoteをお読みになる方へ、このnoteは『劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星』で登場する場所やそこで起きた出来事、スタンプラリーやフォトスポットの内容などに触れてるので、ネタバレが気になる方は続きを読まないようにお願いします🤲それか映画を観に行きましょう🎬

 ただ、犯人だとかトリックのようなミステリーとしての核心に触れる内容では無いので、そこまで気にしないよという方は、このままでも大丈夫👍むしろ記事を読んで、映画を観たいなと思ってもらえたら嬉しいです。


【3日目】5月2日

 3日目に行く予定の場所が前日に回れてしまったので、昨晩に函館の地図に適当にカービィを投げて、当たった場所へ行くことにしました。カービィごめん。

 行き先は函館山の遺跡。ということで突発!函館山ハイキングです。事前に函館山の登山ルートや難易度を確認して、整備されている道であること、今回履いてきた靴や服でも問題ないようでしたので決行!

喫茶プラネット

 ハイキング前に腹ごしらえ、3日目の朝食はイカ以外の他の海鮮物も食べたいなと思い、また函館朝市ひろばへ向かう道中、脇の袋小路に気になる影が!!

猫ちゃん!!

 唐突にはじまる猫の撮影会、猫をお世話しているらしき近所のおばちゃんが袋小路の奥のお店から出てきました。

大通りに面してないので
猫が居なかったら気づかなかったかも

 おばあちゃんに確認したところお店が開いてるとのことで、なんだか縁を感じてしまって入店することにしました。おばあちゃんがお一人で切り盛りされているようで注文後はゆっくり待つことに。私が最初のお客さんでその後に海外客が数組来てましたが、混み合い過ぎることもなく静かで、タイムスケジュールにゆとりがあったのでゆっくり出来て良かったです。

トーストのモーニングセット
パスタやポテサラもついてて嬉しい

JR函館駅(2回目)

 朝食をすませて、函館駅へ向かえば9時すぎに到着できそうだったので行きます。待ってろスタンプ!

大通りを歩いてたら
ラッピングバスが通りがかったので慌てて撮影
平次です!
スタンプついでに少年探偵団を撮影し直し
怪しくなくなりました

和菓子屋 栄餅

 JR函館駅から函館山の途中(とはいえ少し外れた場所ですが)、友達がお勧めしてくれた和菓子屋さんがあったので徒歩で向かいます。函館山で食べるおやつを仕入れようという魂胆です。

和菓子屋さんは趣がある建物が多くて良いですね
ここでは、べこ餅(150円)を購入

HOTEIYA sandwich stand

 さらに南下して十字街の方へと向かいます。

路面電車の外装デザインがおしゃれです

 次に来たのは十字街に来た時に気になっていたサンドイッチ屋さん。ここで買うのはもちろんお昼ご飯!
 メニューをよく見ると、どうにも食べる直前にボイルすると美味しいタイプのサンドイッチでした。山の頂上でボイルは出来ませんが致し方なし。

コーヒーにも力を入れているようです
私はエビサンドを注文
坂から見上げて目的地を確認
ロープウェイが行き交う様子も見えます
コナンくんはあのロープをスケートボードで……
坂を登りきると教会があったので外観を眺めます
【函館ハリストス教会】

函館山入口

 この日は雲ひとつない快晴。山への入口あたりに着くと日差しが強くて夏日のような暑さでしたが、登山道の中へ入るとこの通り、木々の影が落ちてて涼やかです。

入口すぐに謎の建物
貯水槽跡らしい
すぐに一合目に到着

 入り口まで私と同じような登山客にまったく出会わず、少し不安になっていたのですが、下山してくる登山客が何組か現れて安心しました。2人組や林業関連の団体さん、小学生の団体さんなどなど皆さんすれ違いざまに挨拶をしてくれて気持ちの良い場所です。(挨拶は登山のマナーです)

一合目にあった観音様
第一番はいずこ
まだ登山道コース入ってなかったのか
案内図で今日通るルートを確認
道がしっかり整備されていて
二合目も楽々到着
二合目の観音様は第三番
三合目
このあたりは桜が見頃でした
柵向こうの落石注意の看板⚠️
落石の割れた断面を見ると溶岩であるのがわかるとパネルに書いてあったけどうまく見つけられなかった
この辺は野鳥がたくさんいるエリアらしく
野鳥観察小屋っぽい建物もありましたが
残念ながら老朽化で立ち入れず
【旧登山道コース】から
お目当ての要塞跡がある【薬師山コース】へ
ヒトリシズカ
ゼンマイかな
花のような葉のような
【薬師山コース】方面は右手が崖になってて
少し怖いけど眺めは良い

薬師山コース

案内図
通ったルートと撮影した場所を書き足しました
撮影ポイント①
監守衛舎と砲具庫のところまでは行けますが
崩落の危険があるとのことでここからは迂回路へ
撮影ポイント②
砲具庫らしいのですが近くで見られないのは残念
でもこの壁が崩れたらひとたまりもないかも…
撮影ポイント③?
迂回路は海がよく見える
撮影ポイント④
第1砲座の上方に出てきました
下る階段が急で怖い
撮影ポイント⑤
砲台周りのコンクリートの壁は胸墻(きょうしょう)
壁の凹凸は即用弾丸置場といいます
それぞれ砲台を守る壁と予備の弾丸を置いておく場所です
コンクリートに植物が侵食してるの大好き
調べた限りタチツボスミレ?
好きなのに花の名前をよく知らない
好きじゃないのかも


シラネアオイ
旧登山道コースに戻って頂上を目指します
なんかの跡っぽい

函館山頂上

函館山山頂到着〜!
カメラに指☝️写ってます
おおおおお!函館の街!

 さっそく展望台の中に入って、スタンプも押しにいきましょう。この日は5月の平日だったからか、学校の遠足か旅行に来た高校生がたくさんいましたが、昼間だったのでスタンプは混んでおらず撮影もしやすかったです。

ここは平次・和葉・キッド!
キメ顔の平次が星のボタンしてるのじわじわくる
スタンプラリー10個コンプリート!
最後の一つだけブレブレになってしまった

  時刻は13時過ぎ、お腹が空いたので山頂広場で買ってきたサンドイッチを食べます。

EBIとゆる?キャラ
カラスに注意とあったので手早く食べました
全く見かけませんでしたけどね
雲がなくて向こう側の山々までよく見えます
眺めの良い広場でした

 展望台にも登ってみましょう。こういうところは風が強いと怖くて苦手なのですが、この日はまあまあ許容範囲でした。

函館のこのくびれてるところは元々繋がっておらず
北海道本島と函館山の間に土が堆積して
今の函館の形になったそうです
展望台から降りる途中で
白いもふもふが!!!!
駆け寄ったらすでに
学生たちによってアイドルのような囲みができてました
(撮影許可いただいています)
でっか!!!もっふもふ!!!!
とても良い表情、かわいい

 白いもふもふを堪能した後は山頂広場をもう少し見てみます。

伊能忠敬北海道最初の測量地
とにかく晴れてたら昼夜測量してたらしい、おもろい
頂上の三角点
三角点周りの4つの石
子供の頃は儀式めいたものを感じてました
保護石といって、三角点を外的な要因による劣化や損傷から
守るためのものです

御殿山

 続いては御殿山の遺跡の方へ向かうために千畳敷コースを辿っていきます。

千畳敷コース入口
一般の車両は進入禁止になってますが
徒歩では入ることができます
御殿山第二砲台跡
丸コレクション④
砲床(砲台が設置されていたところ)が2つ並んでいる
石積みが多彩な色でとてもきれいでした
即用弾丸置場もわかりやすい
地下へくだる階段は閉鎖されていました
先ほどの砲座から小さな階段を上ると
【つつじ山広場】に到着
眺めの良い広場で休憩
砲座を斜め上から見る
名前の通り、ツツジが咲いていました
5月上〜中旬には見頃かな
要塞の名残か
しっかりした道が度々現れる

入江山

千畳敷コースの途中
右手側に入江山コースの入口が見えてきます

 小腹が空いたのでべこ餅を食べました。なんか黒糖の風味が強いお餅?という感じ。熱い日本茶と食べたかったな。美味しい。

入り口付近の観音像
入江山コース途中の観音像
この足元の数字が書かれた石は一体なんなんでしょう
八八式海岸射撃具砲座跡
丸コレクション⑤
直径4メートルくらい?測ればよかったな
別角度
外側の円形の小さな段差は火砲の基盤部分がはまる形で
中心の円は火砲をアンカーボルトで留める用
ただこの間の大きな溝は何のためのものなんでしょう?
ここで入江山コース案内図
先ほど見てたのは②の遺跡です
観測所の遺跡
観測所の中はさすがに入れず
観測室の他に計算室や司令室があったそうです
計算室では観測所と砲台の位置の誤差を加味しつつ
火砲の発射方向や距離を算定していたとのこと
入江山観測所
観測所は砲台と違い見晴らしのいい場所にあります
火砲が目立つ所に設置されていると標的になるからです。
ここで観測所から対象物の距離と方角を観測します
遺跡のひび割れがアリの巣になってました
魚のような形です
アジサイの一種かな
こんな時期に咲いてるんですね
入江山を回り終えたら
千畳敷コースに戻ります
観音様
さらに進んで観音様

千畳敷コース

しばらく歩くと【牛の背見張所】に到着

 函館山全体が牛が寝そべっている姿に見えることから「臥牛山」という別名があります。
 つまり、牛の背見張所というのは牛に見立てた時に背に当たる部分ということでしょう。

見張所というだけあります
ここからは湯の川や空港エリアの方が見えます
牛の背をお尻の方へ
標識などが見当たらなかったですがここは恐らく【月見台】
左手に函館山の山頂が見えます
当分歩きやすいなだらかな道が続きます

千畳敷砲台跡

 広い平地に出てきました。

第二砲台
火砲が2つほど設置されてたそう
右翼観測所
経年劣化か、壊されてしまってます
函館山と函館港がよく見えます
貯水所
地下掩蔽壕(砲弾長室)
第十一番観音様
やっと案内図
①〜④あたりは先ほど行きました
第二砲台
砲側庫?
どこかわからない🤔
戦闘司令所
ここに来たくてハイキング決行したんです!
かなり状態がよく中にも入れました!!
丸コレクション⑥
この通り階段があって下れる
司令所という名の通り司令室があったのでしょうが
これだけの広さだと他にも色々な施設があったのかも

函館要塞について

 これらの遺跡群は函館要塞の一部です。函館要塞は日清戦争後つづく日露戦争に備えて、商業港であった函館港の防衛強化のために建設されました。守るために造られた一種のお城だったのです。
 ただ日露戦争では一発も砲弾は発射されることはありませんでした。というのもロシア艦隊は函館要塞を警戒して寄り付かず、結果として函館港も攻撃されることはなかったのです。函館要塞は港を守るという役割をしっかり果たしたんですね。

観音様第十番
千畳敷広場
ベンチやトイレもあります
ここから休憩ポイントがなくなるのでしっかり休憩🍵

地蔵山コース

 植物が道を塞いでしまって、獣道になりかけそうな道をなんとか進んでいきます。

地蔵山頂上
牛のおしりの部分ですね
お花!

七曲コース

 ここからは下り道になっていきます。七曲という名前の通り、ぐねぐねと蛇行する道を降っていきます。

ここらは日陰がちで比較的シダ植物が多い印象でした
このあたりは見晴らしも悪いし、ずっと下り道が続くので
ちょっと飽き気味になってた😒
紫のお花

立待岬

 山から抜けると海が見えてきます。時刻は16時頃

漁港が見えます
立待岬はサスペンス物のロケ地になってる印象
犯人を追い詰める場所
岩礁にあたって砕ける波を眺める
こういう石を見ると
来たなという感じしますね
自殺の名所だったらしいですが
今はこんな感じで柵が巡らされています
宮崎郁雨の歌碑
啄木一家が来函した折にはあらゆる面で支えた歌人
啄木の熱烈フォロワーで啄木の妹と結婚して
義兄弟にまでなってます
石川啄木一族のお墓

 啄木は享年26歳で東京にて亡くなっていますが、本人の強い意向で骨は函館まで移動されて、この立待岬付近にお墓が作られました。
 
歌の文字が読み取りづらかったのですが、以下の歌が彫られているらしいです。

東海の
小島の磯
の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる

石川啄木『一握の砂』
お墓からの眺望
4か月という短い滞在でも啄木が骨を埋めたいと思える場所

 日が沈む前に目当ての喫茶店がある谷地頭エリアの方へ向かいましょう。

ねこ!!
海辺にねこ!!
良い眺めのところを教えてくれたのかも

喫茶クラシック

 ここもおすすめされた喫茶店、静かな空間と時間を提供するために一見さん2名までというお店。
 野菜スープ、たまごサンド、そしてコーヒーはモカ・イルガチェフェを選択。

『星野道夫の宇宙』を見ながら待ちます
この写真集大好きになった
野菜スープ
この日のは人参とトマトベース
美味しすぎる
たまごサンド
たまご焼きがふわふわ
キャロットラペも美味しい

 モカ・イルガチェフェ、酸味が強いのはなぁとおもってたけど、とても良い匂いで美味しかった。

クラシックな固めのプリンと十字屋コーヒーを追加注文
甘すぎず好みのお味
隠れ家的なお店でした
居心地良くて2時間近くゆっくりしてしまった
帰り道は路面電車に乗りました
買ったばかりのスマホケースばきばき😭

 翌日は函館旅行最終日!今日のハイキングで筋肉痛にならないようにとじっくり入浴してから寝ました。

【4日目】5月3日

 この日のメインは北海道東照宮とトラピスチヌ修道院。北海道東照宮へはJR函館駅前発の直行バスがあるということで、まずは朝ごはんを食べに函館駅近くのラッキーピエロへ行きました。

ラッキーピエロ 函館駅前店

 開店時刻5分過ぎに到着したのにすでに店前に10くらいの列が……でもラッキーピエロのオムライスを食べてみたかったのと、このお店のコンセプトが気になるものだったこと、そして先日の末広店での回転率の良さを見ていたので15分もあれば入店出来るだろうという甘い考えで並びました。……がこの列が全く進まない!(後からわかったのですが末広店は3つのレジで対応していましたが、こちらは1つのレジで対応でした)

寒い中30分くらい待ってやっと店前
よく見たら一階にはレジがなくて階段の上まで列が😭
一階の内装可愛い
トイレ前失礼🙂‍↕️

 50分ほどでやっと2階に到着!
『マティスの赤』がコンセプトなだけあって
壁一面がマティスだったり、小さなマティスの絵が飾られていたりしました。ゴールデンウィーク期間中のためか、オムライスは注文対象外とのことで泣く泣くカレーを選択。

からあげ乗ってて美味しい〜
くまコレクション④
ラッキーピエロ函館駅前店のBIG BEARS 

北海道東照宮

 時刻は10時過ぎ、北海道東照宮へ直行してくれるコナンコラボバスに乗るためにJR函館駅前のバス9番乗り場へ

きたーーー!コナンバス!!
曇り空で慌てて撮影したら
ものすごく白飛びしてしまった
中もこのようにコナン一色
アナウンスがコナンだったけど
ボイスが1パターンでちょっと可笑しかった
マジックミラーと同じ原理かな
外からはイラストが見えるけど中からは窓の外が見えます

 連休に入っていたので、1つ見送るくらいのつもりでしたが、割と空いてて1番乗りできました。

30分程で北海道東照宮の参道入口に到着

 参道というよりも住宅街といった道を歩いて本殿を目指します。

途中の空き地
快晴では無かったですが、雲があるのもまた良し
北海道東照宮が見えてきました
周りに高い建物がなくて開放感があります
敷地内にいた信楽焼と埴輪
馬型の埴輪かわいい
神子ちゃんがいたところ!!!
小五郎に変装したキッドが来たところ!
この時の神子ちゃん、目線わかりやすすぎ😂
祝日だったので国旗が掲げられてます
帰りのバスはキッド!
バス全種類コンプリート!!
ボイスはコナンくんで帰り道用ボイスでした

 ちなみに後から知ったんですが、バスのナンバープレートまでキャラクターに合わせているらしいです。

コナン号 504 →コナンの誕生日
平次号  8499→バイクのナンバー
キッド号 1412→国際犯罪者番号かつ名前の由来

 わざわざナンバープレートまで用意してるなんて、大手コンテンツは違うな。

函館市民の森・トラピスチヌ修道院

 五稜郭でキッド号から降車して、函館東部へはバスで向かいます。

バス待ちしてたら
コラボラッピング路面電車も見れました!
丸井今井と路面電車

 バスに乗って30分、バス停トラピスチヌ修道院前に到着です。

修道院の手前には函館市市民の森という
大きな公園があります
家族連れや友人がぽつぽつといました
トラピスチヌ修道院入口の像
青い空を背景に白い像
南フランスのルルドの泉を模した洞窟と像
修道院は外観だけ見学できました


市民の森の売店で
あまおうソフトクリームを購入

 お昼ご飯がまだだったので、お店を探していたら近くにラッキーピエロがありました!オムライスリベンジです。

風車が印象的な外観、全体的に緑色で可愛い
内装はこんな感じ!かわいい〜〜

 1920年代~1960年代のアメリカのハンバーガーショップの写真が壁一面に並んでました(写真撮り損ねた)

シンプルなオムライスを注文
銀のお皿にのってると嬉しくなりますね
それにしても大きすぎる

 オムライスはあまりにも大きすぎて5分の3食べたあたりでギブアップしてしまいました……。作ってくれた方ごめんなさい(>_<) 2人くらいで食べてちょうど良いくらいかもしれません。

 函館空港へは徒歩で向かってそのまま羽田空港へ。3泊4日の函館旅行、いろいろと予定外なことはありましたが楽しかったです!メインの観光地に徒歩で軽く行けるところが魅力的で景色もよく食べ物も美味しい!猫も犬もいる!遺跡も見応えがありました。1泊2日や2泊3日でまた来たいな。


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