しゃもじ

大学院いちねん。最近は、脳波とパスタと共に生きております。

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最近の記事

今になって

友達を失ったということは、 私にとって 永遠に抱える価値のある悲しみと思わなきゃいけないような気がして。 一生抱えることが辛いわけではないけど そう思おうとしてたんだよね。 でもね、 忘れないことと、大丈夫なことは区別して考えた方がいいんじゃないかって、 2年かかって、気づいた。 忘れてないよ。 君のことずっと忘れないけど、 私はもう大丈夫だから手放せるものもあった。 はじめは、 君が諦めた世界で生きていくのが嫌だった。 君がいなくなったことを、 みんなが知らないのが

    • 「言語化が上手い」とは

      世の中にはとっても言語化が上手い人がいて 情景が目に浮かぶ文章だったり 思わず納得してしまうような小話だったり おもしろい着眼点で語る飲み会のネタも 羨ましくなってしまうような 素敵な感性を持っている人が、 そのような特性を持つに至った所以 または 何を持って「言語化が上手い」というのか “語彙力”とはまた違う表現のしなやかさ 今回はそんなようなお話です 生まれた時から言語化が上手い人なんているのでしょうか 私なりの答えはノーです だって 自分も昔は言い表せない感情

      • 価値観のすり合わせ?

        今の彼とは、 話し合いになることが多い。 多分定番の、 元彼/元カノの話を聞くのが嫌かどうか とか 実際トラブルになった 飲み会のお迎えについての気合いとか 違いが多すぎて 何度も話し合いを重ねています 最初はそれに悩んで、 なぜこんなに違うんだろう どこまで話し合えばいいんだろう 行き場のない悲しみと、諦めと、 心が折れそうになってしまうこともありました でも話し合いをする度に気づくんです ここまで自分の意見をハッキリ言うタイプだったんだ私、って 意外とこう

        • 命は最後の砦じゃなきゃいけない

          なんてグッとくる言葉なんでしょう。 命を手放す時、 それ以外のことは既に手放した状態でないといけない。 仕事をはじめとした面倒くさいこと、 仲良しこよしだけの友人も、 人の目を気にする自分の心も 命より先に諦められるものであって欲しい。 大学に入って、 自分の命を手放してしまった人を何人かみてきました。 そのうちの1人は、心に決めた前夜会う人に 私たちを選んでくれた人でした。 彼を否定したいわけではなくて どうやったら救えたかを 未だに考え続けている私がいます。

          交わす、心地良さ

          もう少しで、私は大学を卒業する 院進してあと2年猶予がある私にとっては そこまで大きな変化をもたらすものでもないけれど。 友達がいなくなる。 先輩がいなくなる。 去年も思ったけど、 これだから春は嫌いなんだよなぁ 先日、 バイト先の先輩のラストシフトがあった。 引っ越して、東京に行ってしまうらしい。 仕事が出来て賢い人。 自分の考えをしっかり持っている人。 あまり他人に興味がないのに 人と関わるのを楽しんじゃう人。 継続力、持続力のある人。 反面、(いい意味で、

          交わす、心地良さ

          わかったふりをするのはもうやめだ

          あけましておめでとうございます。 正月気分に浸りながら卒論にようやく片足突っ込んでると気づけばもう成人の日。 弟が新成人になりました。 今は成人式じゃないんだってね。 二十歳を祝う会だったり、 二十歳のつどいだったり。 でも、 たとえ成人が18歳になったとしても、 はたちって特別だもん。 集めなくても集まれる機会の大事さって失ってから気づくんだよなぁ。失恋と一緒だ。 私も懐かしいメンバーに会いたくなって、 プチ同窓会企画しちゃった。 私もうすぐ22歳になるんです

          わかったふりをするのはもうやめだ

          すきなひとの話

          私が好きな人を好きな気持ちは 私の中では明白なんだけど、 彼にとってnoteに綴られた私の人生を辿るのは少し怖いみたいで。 note、見る?と声をかけたら しばらく悩んだあと 3年後に一気読みする!と開き直っていた顔がとても愛しいと思った。 だから3年後のネタバラシまでは、 好きなこと書き放題だなぁ 多分これから度々、彼と私の人生のこと 書いていくと思うんだけど これを読んでいる友人たち、 先に本人に言うのはやめてくれよな〜 私の好きな人は、主人公みたいな人。 解

          すきなひとの話

          いつのまにか

          なんか最近、 いつもよりあっという間に時間が流れてるような気がします というのも、多分、 卒業を間近に控えた大4の冬が来たから。 (私は院進するのであと2年延長なんですが) 周りはとっくに就活を終えて、 資格の勉強がどうとか、同棲がどうとか、 社会人になる準備をしているわけです そんな同期たちを横目に見ながら 私はのんびり実験やら統計やら研究をやっているわけですが、 最近なんせ時間が無い。 毎日バイトに卒論にやることがたくさんで、 目まぐるしい毎日を送っています。

          いつのまにか

          この人なら。この人となら。 そんな予感の答え合わせをする毎日が愛しい。

          この人なら。この人となら。 そんな予感の答え合わせをする毎日が愛しい。

          オワリはじまり

          そんな歌ありましたね。 中学生の時結構聴いてたような気がします。 懐かしい。 リアルでは多分誰にも言わないけど、 誰かに聞いて欲しい話があって 久しぶりに書き手としてnoteを開きました。 しばらく投稿をしてなかったので、 なんか自分の言葉が鈍っているような気がします。悔しい。 飲み会の後のお風呂と同じで、 言いにくい本題ってのはスっと行動に移すのがいいと思うのでもう言っちゃうけど。 えーーーー言っちゃうー??? いいのかな、言っても。 いいの?いいね? 言っちゃ

          オワリはじまり

          メモ やりたいことがない私の軸は、どんな状況でも最大限の努力ができる環境を整えること

          メモ やりたいことがない私の軸は、どんな状況でも最大限の努力ができる環境を整えること

          「生きてるうちにはもう会えないかも」 誰よりも元気でたくさん食べて、朗らかだったひいおじいちゃん。 何がそう言わせてるんだろう。 死への恐怖か、生への諦めか。 分からないけど、わがままかもしれないけど、家族だから、いつまでも生きて欲しいって思うのに。

          「生きてるうちにはもう会えないかも」 誰よりも元気でたくさん食べて、朗らかだったひいおじいちゃん。 何がそう言わせてるんだろう。 死への恐怖か、生への諦めか。 分からないけど、わがままかもしれないけど、家族だから、いつまでも生きて欲しいって思うのに。

          今の私はとても満ち足りていて、 大好きな人達が手の届く範囲にいることがすごく嬉しい。 だけどそんな自分に不安を感じることもあって。 何も望まないのは、 諦めたからじゃないし、 何かを見逃しているわけでもない。 私にとって今は、「このままでいい」が心地よいんだと思う。

          今の私はとても満ち足りていて、 大好きな人達が手の届く範囲にいることがすごく嬉しい。 だけどそんな自分に不安を感じることもあって。 何も望まないのは、 諦めたからじゃないし、 何かを見逃しているわけでもない。 私にとって今は、「このままでいい」が心地よいんだと思う。

          おとしものを探しに(短編小説)

          今日も丘の上にあるいつもの公園にやってきた。 たぶん、現実逃避だ。 この公園の静けさが好きだ。 あまり手入れされていない花壇も、 古びたブランコも、 レンズを覗けば色鮮やかになる。 小高い丘になっているから 風も柔らかくて気持ちがいい。 街を見下ろせるベンチは、 考え事をするには丁度良い場所だ。 このままカメラマンを続けたい。 街を撮るのも、人を撮るのも好きで、 大学を卒業してから5年間 がむしゃらにカメラと向き合った。 基本的にはSNSでの活動が主だが たまにカメラ

          おとしものを探しに(短編小説)

          遠距離恋愛2ヶ月目

          彼が住む街へ向かう新幹線の中で時間が出来たので、 今日は遠距離レポートみたいな感じで書いていこうかな、と思います。 学年がひとつ上の彼が4月から社会人になったことにより、 私たちは遠距離恋愛を満を持してスタートさせたわけです。 そんで、今2ヶ月目に突入したところ。 2ヶ月、経ってみて感想は、 思っていたほど、悪いものじゃない。 覚悟していたほど大変ではなかった、と思う。 会えなくて気持ちが無くなることなんてなかったし、なんなら付き合いたてみたいな気持ちになれた。 朝

          遠距離恋愛2ヶ月目

          あれから1年。 1年前よりずっと現実味があって、でも認めたくなくて、やっぱり私は子供みたいに泣くことしか出来なくて、自分勝手でいいからどうにかしてこっちに引き戻して、もう1回会いたいと思ってしまった。君のいない生活には慣れたけど、君がいない世界を私はどうしても好きになれない。

          あれから1年。 1年前よりずっと現実味があって、でも認めたくなくて、やっぱり私は子供みたいに泣くことしか出来なくて、自分勝手でいいからどうにかしてこっちに引き戻して、もう1回会いたいと思ってしまった。君のいない生活には慣れたけど、君がいない世界を私はどうしても好きになれない。