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アプリ内メッセージを利用し、未ログインユーザーにログイン(会員登録)を促す

会員登録率、または、会員登録済みユーザーのアプリ内でのログイン率を上げる、アプリ内メッセージの活用例を紹介します。

施策概要

アプリを起動したタイミングでアプリ内メッセージを表示し、ログインのメリットを伝えてアプリへのログインを促進します。会員登録やログインしないと使えない機能があるアプリに有効な施策です。

💡 施策のポイント

「ログインするメリットをどれだけ伝えられるか」が施策成功の鍵になります。
ユーザーに伝える内容や見せ方など、内容に変化をつけたクリエイティブを作成してA/Bテストを実施すると、ログイン率を高められるアプリ内メッセージを見つけられます。

また、メリット等が複数考えられる場合は、訴求ごとに表示タイミングを変えて複数回表示することで、効果が高まる可能性があります。

例)2パターンの訴求がある場合
アプリインストール翌日に、Aの訴求でアプリ内メッセージを表示する
アプリインストール1週間後に、Bの訴求でアプリ内メッセージを表示する

📖 実施手順

  1. 「ログイン完了画面を表示した」などのイベントを実装する(カスタムイベントまたはノーコードトラッキング)

  2. 会員登録やログインをするメリット・ベネフィットなどを書き出す

  3. 上記をもとに、アプリ内メッセージで使用する画像を作成する

  4. 誘導したいリンク先を確認する

  5. アプリ内メッセージの表示タイミングを決める

  6. アプリ内メッセージを表示させるセグメントを作成する

  7. アプリ内メッセージを作成する

アプリ内メッセージを表示させるトリガーについて
アプリ内メッセージは指定したイベントをトリガーとして表示します。表示させたい場所によっては、カスタムイベントの実装が必要です。
例)「アプリを起動してホーム画面を開いた」というイベントは実装が必要


📲 施策例

アプリのインストールから1ヶ月以内に会員登録をしてもらえるように、1ヶ月間に複数回アプリ内メッセージで会員登録を促進する場合の施策例

  • セグメント

    • 「初回起動」を過去「30日間」で「1回」実行した AND 「ログイン完了画面の表示イベント」を過去「30日間」「0回」実行した

  • 累計の配信最大回数:3回

  • 1日の配信最大回数:1回

  • 起動トリガー:ホーム画面表示イベント

配信期間について
配信期間は最長で180日間です。そのため、継続して施策を行うには、再度アプリ内メッセージの作成が必要です。
このフォーマットを使用して新規作成」をすると、内容をコピーして新規作成できます。


📊 評価指標

以下のレポートで各数値を確認し、施策の評価ができます。

  • アプリ内メッセージ

    • ボタンクリック率(= ボタン1 or 2押下ユーザー数/閲覧ユーザー数)

    • KPIイベント達成率

  • セグメント

    • 該当セグメントのユーザー数推移

アプリインストール後1ヶ月以内の会員登録率を確認したい場合
ユーザー内訳のレポートに表示されるアプリ利用期間が1ヶ月以内のユーザー数と、上記セグメントユーザーの数を比較すると、アプリインストール後1ヶ月以内の会員登録率を算出できます。

🔍 各機能の使い方