定番にしたい、ひとりカフェ散歩コース
久しぶりに訪れた名古屋のカフェからの帰り道。お腹も心も満たされ、満足感いっぱい。
ふと、「いつもの日常ってこんな感じだったなあ…。」と思った。
朝も昼も夜も、気兼ねなく出歩ける自由が、ようやく戻ってきた気がした。
コロナが蔓延した2020年、わたしは社会人4年目だった。当時は独身だったし、貯金も少しは増えている時期。
なんで、今。まさかお金や時間といった自分の都合以外で、旅行が制限されるなんて。何度コロナを呪ったことか。
「非常事態宣言」。聞くだけで緊張感を感じてしまうほど嫌な響きだ。
地下鉄に乗ったり、人混みへ行ったりすることに対する、「行くぞ!」という緊張感。もう、二度と味わいたくない。
徒歩や自転車で回るくらいの、ちょっとしたお散歩をして、好みのお店でのんびりと過ごす時間が、人生には必要だ。
今回は、近所にあったら定番にしたい、カフェ散歩コースをまとめてみた。併せて、わたしが来年行ってみたいカフェも公開しているので、参考になれば嬉しい。(岐阜以外だけでも結構ボリュームになっている…!)
東京
・中央線エリアを巡るコース
吉祥寺、西荻窪、高円寺。この並びだけでも気持ちが高揚してしまうくらい、カフェ好きにはたまらないエリア。
「蟹ブックス」
店主さんセレクトの詩集やエッセイなど、新書がずらりと並ぶ本屋さん。わたしが好きな益田ミリさんや小川糸さん、ジェーン・スーさんの本も。読みたい本がきっと見つかるお店。
「本の読める店 fuzkue西荻窪」
本を読む日、と決めて立ち寄りたいブックカフェ。「本を読むための、最適な環境」をとことん突き詰めたお店。提携の本屋さんで本を購入すると、飲食代が割引になるのも嬉しい。「蟹ブックス」もそのひとつ。
「湯気」
週替わりでメニューが変わる定食のお店。おいしくて野菜もしっかりとれるお店が近所にあるだけで、日常の幸福度が上がる。
■来年行ってみたいお店
「Sports Pub Lucky George」
ひとりでも入れそうなハンバーガーショップ。がっつり食べたい気分の時に。
・世田谷エリアを巡るコース
「カンノンコーヒー 松陰神社前店」
名古屋で行けるけど、お店によってメニューも違うので。接客もあたたかい。商店街の中にあって、アットホームな雰囲気も好き。
「メルシーベイク」
・見た目は決して派手ではないけど、毎日食べたくなるような魅力的な焼菓子がたくさん。キャロットケーキやクッキーをおやつにテイクアウトしたい。
■来年行ってみたいお店
「WOHOS MART 咖喱 (オホズマート)」
牡蠣と山椒のカレーがおいしそう!
「good sleep baker」
パンとお酒が楽しめるお店。パン呑み、いつか挑戦してみたい。まずはひとりでも気軽に入れそうなところがいいな。
・代々木公園エリアを巡るコース
「FUGLEN TOKYO」
スッキリとした浅煎りコーヒーはモーニングにもぴったり。テイクアウトして、代々木公園のベンチで休憩が定番。
「Little Nap COFFEE ROASTERS」
サクッと立ち寄れる街のコーヒースタンド。カフェラテとパウンドケーキの組み合わせが好き。
■来年行ってみたいお店
「OKABAKESHOP」
今一番行きたい焼菓子のお店。とにかく餡子が好きという店主が作る、あんバタースコーンサンドが気になる。
「nephew」
ひとりで入りやすそうなオシャレカフェ。お散歩のおともに、テイクアウトするのも良さそう。とろっとろのバスクチーズケーキも気になっている。
「パンと焼き菓子と朝 steppin'」
素材の味を楽しむ、素朴なパンが並ぶ。お店のインスタが個性あふれていて好き。
・東京駅エリアを巡るコース
「YUWAERU(結わえる)」
寝かせ玄米の定食がいただけるお店。ひとりでも気軽に入れる。
「ovgo B.a.k.e.r」
こちらのおいしいヴィーガンのおかしが大好き。かわいいだけじゃなくて、体にも優しいお菓子がたくさんあるのが嬉しい。今年、バナナブレッド専門店がオープンしている。
■来年行ってみたいお店
「from afar」
蔵前のカフェといえば。レトロ喫茶とハイセンスなスイーツ、唯一無二のセンスを感じるカフェ。
「Mr.Bakeman Bake&coffee」
朝の情報番組に出ていた店主さんがとても面白い人だった。サクサクのパイをカヌレ型で焼いた「パヌレ」がかわいい!
愛知
・散歩コース①
「ROWS COFFEE」でモーニング
9時オープンのコーヒースタンド。名古屋駅から少し歩くけど、四季を感じながら通いたい「いつものお店」。
「月のひなた」でランチ
色とりどりのデリや、魚が肉が選べるメインは、ここでしか食べられない個性あふれるものばかり。
いつもボリューム満点で、なかなかスイーツまでたどり着けない…!来年はスイーツや、夜の単品メニューも食べてみたい。
・散歩コース②
「カリーみよし」でランチ
鶴舞エリアには、スパイスカレーのお店がたくさんある。ひとりでも入りやすいアットホームな雰囲気のお店。
「トランクコーヒー」でコーヒーとおやつ
名古屋というか、日本を代表する浅煎りコーヒーのお店。今年新しく加わった焼菓子もおいしい。
10種類以上ある多彩な豆から、店員さんに聞きながら選ぶのも楽しい。来年はもっと通って、豆の好みを言語化できるようにしたい。
・散歩コース③
「SURIPU(スーリープー)」でテイクアウト
言わずと知れたパンの名店。スコーンサンド、チャバタサンド、リュスティックをリピートしている。過ごしやすい季節は、鶴舞公園でピクニックするのも楽しみ。
「KANNON COFFEE motoyama」でコーヒーとおやつ
目新しいお店を開拓していくよりも、決まったカフェで季節を感じるのが好き。(そのくせ飽き性な自由人だけど。)毎月変わるスコーンサンドやドリンクなどをお目当てに、定期的に訪れたいカフェ。
来年は店員さんとちょっとした会話ができるようになりたい…!
岐阜
・本を帰りてブックカフェへ
2023年わたしが一番通った場所、「みんなの森メディアコスモス(岐阜市立中央図書館)」。
「滞在型図書館」がコンセプトの、時間を忘れてゆっくりできる本好きにはたまらないスポット。月曜日も開館しており、営業時間は9時〜21時まで。文字通り朝から夜まで過ごせる。
そして図書館の帰りに寄り道するのが、「喫茶ヨジハン文庫」。
おひとり様向けの静かに本を読むためのカフェで、夜21時までやっているのも嬉しい。店主さんのほっこりするサービスが嬉しい。何度かおやつをおまけでいただいたことがある。
・絶品クロワッサンで朝ごはん
「VAAT」の看板メニューであるクロワッサンは、じゅわ~とバターが溢れるリッチなそれとは少し違う。ザクッ、もちっとした感じ。
まさに、毎日食べたくなるような、素朴でシンプルなパン。朝ごはんに求めるものは、これが最適解では。
天気がいい日に、こちらでコーヒーと(時々カフェラテ)、クロワッサン、スコーン、パンオショコラなどをその日の気分でテイクアウトする。
最近、東京のメルシーベイクの店主さんが監修した「VAAT SAABLÉ (ヴァート サブレ)」も登場した。来年はどんな新しいメニューが登場するのか、楽しみで仕方ない。
外で食べるときは、メディアコスモスのすぐ東にある「美江寺公園」、岐阜駅東口を出てすぐにある「清水川緑地公園」に行くことが多い。
・目指していきたいおやつたち
「CAFE re:verb」「cafe旅人の木」は、今年特に訪れた岐阜駅周辺のカフェ。
「CAFE re:verb」
シンプルな材料でできるバスクチーズケーキは、あまりどのお店で食べても大きな違いはないと思っていた。
けど、こちらのバスクチーズケーキは定期的に食べたくなる。しっかりめの口あたりで、コーヒーとの相性もぴったり。季節限定のフレーバーも度々登場するので、つい通ってしまう。
エスプレッソ系は本格的だし、シングルオリジンのコーヒー豆も豊富だ。ケーキに合うおすすめのものを聞くときもある。
カウンター席があって、1人でもフラッと入りやすいカフェはとても重宝する。おやつ時はよく満席になっているけど、オープンすぐはお客さんもすくないので狙い目。
「cafe旅人の木」
体に優しい素材で作られたこだわりのスイーツ、自家焙煎のコーヒーにいつも癒される。雨の日や平日の午後は、おひとりの方も多い。
お昼くらいになるとお店のインスタのストーリーに、その日のスイーツのメニューがアップされるので、予約していくのがおすすめ。
おいしいおやつとコーヒーは、日常をちょっと豊かにしてくれる。来年もきっと、日々の癒しを求めて定期的に通うだろうな。
・変わりつつある柳ケ瀬商店街
今年、「セントラルパーク金公園」「柳ヶ瀬グラッスル35」が完成したことで、柳ケ瀬商店街の風景が大きく変わった。来年は岐阜高島屋が閉店するから、また大きく変化しそう。
「SUNDAY BUILDING MARKET」は、毎月第3日曜日に柳ヶ瀬商店街で開かれるライフスタイルマーケット。
今年、商店街から金公園までエリアが広がったことで、より一層たくさんのお店が集まるように。
イベントやマルシェが定期的に開催されていて、小さな楽しみが日常の中にあるって、幸せなことだな。
街の風景はずっと変わらないようで、日々少しずつ変わっていく。来年も定番を楽しみながら、日々を大切に過ごしていきたいと想いを込めて。
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