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#ネタバレ 映画「猫侍」

「猫侍」
2014年作品
嫌な事はしなくて良い時代に
2015/9/11 8:48 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

アニメは評判作しか基本的に観ないので(失礼)、録画をしてみたら全部アニメだったという日には、正直、落胆をかくせませんでした。番組表にはアニメと分かるようなマークを入れてほしです。

ところで、TVの番組表で、最初に「猫侍」の文字を見つけた感想は「?」でした。結果「猫侍」はアニメではありませんでしたが、さっそく観てみても、ちょっと観では面白さが分からず、途中で挫折していました。

しかし、映画版の一作目が放送されると知って、猫好きになりかけの身としては、向学のために再挑戦してみることにしたのです。

で、結果ですが…「微妙」といったところでしょうか。

お笑い芸人の新作ネタに遭遇し、まだ、面白さのツボが分からず「???」している状況にも似ています。

それぐらいですから、隠された主題などと言うものは、まだ見つかりません。

ただ、分かったことと言えば、猫の瞳が美しすぎる「限りなく透明に近いブルー」だったことです。

人を骨抜きにする猫目の色としては、意味深長でもありました。ためしに近所に住む白猫君の目の色を伺ってみたらイエローでしたので、やはりブルーは珍し系の色だったのかもしれません。

それと、もう一つ。

主人公は剣の達人でお城勤めをしていたようです。でも、百人斬りと恐れられていたのに、なぜか突然、人が斬れなくなってしまい、浪人になるのですね。

これは、おなじく、凄腕でありながら人が斬れない男が、藩主の命で人を斬り、心を病んでしまう映画「たそがれ清兵衛」を思いだします。映画「猫侍」は、その裏版にあたるのかもしれません。

仕事なら嫌なことでも我慢してやる、のが昔人間なら、

仕事でも嫌な事はしない、のが現代っ子、でしょうか。

「癒しの時代」×「その現代っ子のツボを狙った」=「猫侍」だったのかもしれません。

★★★

追記 ( 花 ) 
2016/8/28 6:43 by さくらんぼ

「秘密の花園」は発見されてそう呼ばれる。

人に知られなければ存在しない。



(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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