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#ネタバレ 映画「マディソン郡の橋」

「マディソン郡の橋」
1995年作品
大人の理屈は深い
2017/6/16 18:15 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

映画館で観ましたが、始まると同時にバイクの2サイクルエンジンのような音がしたのです。

ちょうど画面では古いトラックが走っているシーンでしたので、エンジン音かな?ぐらいのつもりでした。

でも、それがずっと続くのです。

家の中のシーンでも鳴ってましたので、表をバイクが通る音かもしれないと、無理やり納得しようとしました。

初めて見る映画ですから、わけが分かりませんので。

映画は創作ですから、リアルな常識は通用しない場合もありますからね。

それが30分ぐらい続いたでしょうか。

あるところでプツンと消えたのです。

それで初めて「あっ、ノイズだったんだ」と気づきました。

そんなわけで、気が散ったと言いますか、気分を害したと言いますか、デリケートな恋愛ドラマを味わうどころではありませんでした。

印象的なシーンとしては、不倫がバレた主人公・ロバートが、奥さまから「抱いたの?」と聞かれ、「いや…」と答えると、たしかビンタをされてしまうところです。

つまり「恋だけさせて、一度も抱いてやらないのは、残酷な仕打ちだ」と。

大人の理屈は深い。

そう私は勝手に解釈しました。

でも恋は、仕掛けなくとも自然発生することもあります。

それで抱けば不倫だと大騒ぎになるし、抱かないのは残酷だとなじられては、どうしたら良いのでしょう。

まぁ~私には関係のない話ですが。

追記 ( 映画「居酒屋兆治」 ) 
2017/6/18 7:42 by さくらんぼ

 >印象的な印象的なシーンとしては、不倫がバレた主人公・ロバートが、奥さまから「抱いたの?」と聞かれ、「いや…」と答えると、たしかビンタをされてしまうところです。

「人が、心に思うことは、誰にも止められないもの」。

これは映画「居酒屋兆治」の中で、加藤登紀子さん扮する英治の妻がラストに言ったセリフです。

この映画には、英治を忘れられなくて苦しむ元恋人(大原麗子さん)が出てきますが、そんな彼女を彼は救うことが出来ません。

英治の妻もそれを知りながらクールにふるまっているように見えました。

そして映画は、あのセリフにたどりつくのです。

映画「マディソン郡の橋」と映画「居酒屋兆治」。

この二つの作品に描かれていた不倫に対する考え方を、いつか観比べてみたいと思います。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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