見出し画像

修正依頼にイラっとしてから、本当の自分に戻るまで

こんにちは、
デザイナーのあお たくみです。

noteでは、
デザインにたずさわる私の思考や感情、
そこから得た気づきなどを

自分の好きな事や、やりたいことを
ビジネスにしている皆さんと
おしゃべりしてる気持ちで書いています☺

・・・

今回は、
私が、仕事で感じる負の感情を
どのように取り扱っているのかを、
デザインの「修正依頼」という
実際の出来事にのせて書いてみます。

修正をお願いされることって、
できればない方がいいのだろうし、
クライアントだって、
もしかしたら納得いってない状況を
伝えなくてはいけないストレスがあり、

デザイナーも
デザインの否定と勘違いせずに、
クライアントの思いに
向き合う態度が必要です。

それが、整ってない場合は
まずは自分を整えた方がいい
というのが、私の考えです。

さて、今回の修正依頼を知った
私の最初の反応は、
「え?意味わかんない」(イラっ)でした。
(怖くてすみません、
最初の感情に善悪つけないことが
この先の大きな気づきになる
ので
誤魔化さず書いています)

そう、エゴがデザインの否定だ!
と受け取ったので、
自動的にこの反応が起こったんです。

まずは、この負の感情を受け入れます。
そして少し落ち着いたら、
この感情はどこから来てる?と、
自分の観念(信じてること)
を探りました。

観念を発見したら、次に、
私のやりたいことを思い出します。

私がやりたいことは、
クライアント自身もそうだし、
クライアントとそのお客さんの間に
楽しい展開が起きるデザインの提供

デザインの力を活用して人生を楽しくして欲しい。

ここまで来ると感情と自分を切り離して
見られる状態になっているので、
事実のみを確認する段階に入ります。

今回の制作物の背景を簡単に説明すると、

・着物の帯を使ったバッグの販売
・販売場所は観光地のカフェ
外国人のお客さんがこのバッグが
アンティークの帯を使った商品だと気づいてない様子
▷ 一目で分かる商品用POPが必要

こういった経緯があったので、
海外からのお客さんが日本を感じられる
かなり和風なデザインに仕上げたんです。

そして、そのPOPは陳列棚に置かれました。

実際に置いてみた後、
クライアントさんにある気づきが生まれます。

『これだとお土産感が強い』
『日本人のお客さまには外国人向けと思われそう』
『ファッションバッグに見えない』

つまり、

クライアントさんの望みは、
海外からの訪問者に帯で作ったバッグを
アピールすると同時に、これは
アンティークの帯をバッグに変えた
温故知新な商品

観光地で売ってるお土産ではなく、
普段のファッションに新しい風を
吹き込むバッグであると
認識
してもらいたい

ここまで整理して、
ひとりで感動してしまいました。

展開が起こってる!

<クライアントさん>
仮説の元、行動(POPを置いた)
違和感
「本当はこうしたい」に気づく
 ∟商品への理解が深まる
 ∟お客さんに届けたい価値に気づく
商品の見せ方に修正が必要と気づく
行動(修正依頼)

クライアント自身もそうだし、
クライアントとそのお客さんの間に
楽しい展開が起きるデザインを提供したい』

蓋を開けてみると、
私がデザインを通してやりたいことが
濃縮された修正依頼だったんです。

私自身、一時イラっとしましたが
それは必要な反応だったんです。
素直に反応し、良くも悪くも心が動いたとき
はじめて、自分はどうしたい?
と聞くことができるからです。

イライラしたりモヤモヤする
こういった感情は不快なので
消そうとしたり誤魔化したりしがち。

だけど、ちゃんと感じて(受け止める)
不要な観念に気づくと、自分の
本当の望みを知ることができます。

そして、落ち着いてから事実のみを
整理してみると誰も何も悪くない
ことも分かります。

イラっとしたら、チャンス!
いつも自分のためになる何かに
おもしろいように繋がるんです。

今は嬉しい気持ちで新しいデザインの
アイデアが降りてくるのを待っています☺️
(すごいの思いつきそうワクワク)

今回は、仕事にまつわる負の感情も、
事実と感情を分けて見ると
おもしろい発見に加えて
想像を超えたところに着地できる。
というお話でした。

Instagramでは、制作物を投稿しています🐻
https://www.instagram.com/aotakumi_u/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?