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僕とカードゲームについて①(『Fresh and Blood』ワールドプレミアム東京に参加した話)

先日、『Fresh and Blood』というカードゲームが、日本に進出するにあたり開催されたイベント<ワールドプレミアム東京>に参加した。

そのイベントは、大規模な会場を借りたもので、一つの大会イベントで600人強が参加するものだった。
会場に来ていた方は、半分が海外の方、半分が日本人の方で、ここ数年で一番国籍に多様性がある場所だなと思った。

5月17日(金)の10時から開催されるメインイベントに参加するため、僕は友人と一緒に夜行バスに乗って東京へ向かった。

今回は友人と一緒に『Fresh and Blood』のイベントに参加したのだが、思えばカードゲームを通じて友人と旅行をするということをやってこなかったな、と思ったのだった。

だから、これは『人生でやりたいことリスト』があるとすれば、そのチェックリストの一つだった、ということになる。

早朝5時に東京に着き、通勤ラッシュを避けるために速やかに山手線に乗って、会場がある高田馬場駅へと移動する。
朝5時台の山手線は、それでも人がいっぱい乗っていて(当地元比)、朝五時の山手線に毎日乗る人は凄いなあと思った。

そして、高田の馬場にある、早朝から営業してあるファミリーレストランに移動した。
これは旅行前に事前に調べていたので、不用意に疲れずに済んだ。

ファミレスで『Fresh and Blood』のイベントの予習の続きをして、「イベントで勝ち切ろう」というよりは、「試行錯誤して楽しめるレベル」までは勉強をした。

高田馬場にあるメイン会場に到着すると、先ほども書いたとおりに色々な人たちがおり、ワクワクした。
『マジック:ザ・ギャザリング』でもグランプリという大型イベントがあるのだが、それに雰囲気が近いのだろうと思った。
何故、「だろう」かといえば、グランプリには参加したことがなかったからだ…!


僕が『マジック:ザ・ギャザリング』を熱心にプレイしていたのは、大学生の頃。
その当時は旅行するお金やそういうモチベーション?勇気?が持てなかったのだ。

もちろん、アルバイトを多くすれば、旅行代金を稼ぐことは十分可能だったのだけれど、高速バスに乗ったり、カプセルホテルに泊まって安く済ませるという発想や知識もなかったのかもしれない。

当てもない旅をするといえば、「ザ・大学生」という響きもするが、僕は大学生の頃にはそういうこともせず?できず?仕舞いだった。

僕は年齢や発達段階に応じた経験をするのが、他の人と比べて3年ぐらい全体的に遅いんじゃないかなと思ってしまった。
なぜ、3年かといえば、この数字は僕が中学校に通えなかった年数だからだ。
もちろん、これが全ての要因ではないのだけれど。

何にせよ、高田馬場のイベントホールで、『Fresh and Blood』のパックを剥き、テンション高く盛り上がっている海外の方を見て感激し、事前に準備した知識に沿ってデッキを作った。

大会イベントの一番最初のマッチングがスマートフォンに表示され、会場の一番端の入り口に近い列に着席した。
ここまでの大型イベントは初めてだったので、少々緊張もしたのかもしれない。

席から左右を眺めると、YouTube上だけで見たことがあった方や、180度全てに広がるカードゲームの景色を見て、「こういうことをしてみたかったんだな」としみじみしていた。

そのイベントは3勝1敗で終えることができ、事前の準備が環境のパワーバランスとかみ合ったこと、自分の得意なプレイスタイルとデッキタイプがかみ合ったことが幸運の要因だと思った。
恐らく、違うデッキタイプが強い環境だったら、全く勝ちきれなかっただろう。

また、印象的だったのは、海外の方と対戦をしたことだった。
『マジック:ザ・ギャザリング』で何となく覚えていた、対戦中で使う英語を使ってみながら、カードゲームを通じてコミュニケーションをするって面白いなあと感じた。

海外の方と対戦した二戦目では、全体的に一進一退の展開になることが多かった。
何とか、最後まで粘ることができ、向こうの方と拳を突き合せたときは(調べたら、「フィスト・バンプ」というらしい)、面と向かって対戦をすることの面白さやワクワク感を実感した瞬間だった。

「Good Game!」


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