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うんざりしていたTwitterが生んだステキなご縁

こんにちは!ゆず胡椒研究家のあおさんです。

私のメイン発信SNSは何かって聞かれると何がメインなのかはわかりませんが、Twitter、インスタ、TikTokといろいろやっています。

これらSNSは、メインにブログがあるので、成り立っているわけでもあります。

一番使っているのは、Twitterでしょうね。

手軽さが、スーパーめんどくさがりの私にうってつけです。

でも、最近はTwitterの嫌さにうんざりしていました。

Twitter民は人を簡単に傷つけるし、陰険だなと。

直接攻撃せずに、エアリプで周りを巻き込んで攻撃するとか、陰湿ないじめやん。

そう思い込んでいたというか、そういう場面に出くわすことが多かったです。

それは、私がそういう人と繋がっていたからということが大きいのですが。

でも、Twitter民の中にはいつか会いたいと思わせてくれる人がいるのも事実です。

先日のとある出来事を、記録として書いていきたいと思います。


出会いはある日突然に

私は富山県生まれの岐阜県育ちです。

育った岐阜県といえば、海なし県。

川遊びが定番でした。

海水浴へいくとなれば、愛知県か富山県か福井県。

この三択でした。

その中でも、社会人になってから毎年のように行っていたのが、福井県美浜町の水晶浜です。

水晶浜、めちゃくちゃキレイなんですよ。

水晶浜の帰りに必ず立ち寄っていたのが、

敦賀市にある、日本海さかな街。

ここで海鮮丼を食べて、お土産を買うというのが、海水浴のルーティーンでした。

あれから、10年がたった、2020年。

私は東京に移り住んで、7年が経過していた。

コロナ禍に入り、行動制限され、この先どうなるのだろうと不安だった頃。

同じサッカーサポである方のTwitter投稿をみて、その方がやり取りされている方のアカウント名に見覚えのある場所が。

そのアカウント名は…

日本海さかな街『島屋』の店員

聞き覚えがあるぞ。

…あっ!毎年行ってたあそこじゃん!

確か、すぐに絡みに行った気がしますw

そして、目玉商品である、火山灰干し鯖を通販で購入しました。

鯖にノックオンされた私は、それ以降何度か購入したのですが、その度に同封されている社長さんと店員さんからのお手紙。

お腹も満たされますが、心が温かくなっていました。

『いつか必ず会いに行こう』と思い、月日は流れていきました。

会いに行きたいと思ったきっかけ

そんな月日が流れた、今年3月。

母と旦那と一緒に、富山にある私の祖母の家に行きました。

母から、祖母は入退院を繰り返し、いつ最後になるかわからないとは聞いてはいました。

コロナ禍の直前に会ったときはまだ歩いていたし、料理も作っていた(はず)。

3月に会いに行ったときは、寝たきりだった。

それでも起きようとしていたし、よくわからない富山弁で一生懸命話してくれた。

なかなかディープな富山弁で全然わからないけれど、その中でも忘れられない一言があった。

『最期に会えてよかった』

そのときは、また会いにくるからねと言い、富山を後にした。。

全く関係ないけど、その後、金沢でとある方と会い、2人で焼酎を一瓶空けたことはいい思い出である。


そして、6月末に祖母は亡くなった。

連絡を受けたときに、あの言葉が脳裏をよぎった。

あれが最後だったんだ。


また会えると思っていたけど、いつか急にいなくなる。

いつかなんてないし、明日急に会えなくなるかもしれない。

明日すら、保証されているものではない。


頭ではわかっていたけど、急に実感が沸いた。

『会いたい人には、会いたいと思ったときに、会いに行こう』

それを誓った。

この出来事が、島屋さんへ行く!と背中を押す決め手となった出来事であった。


今までにも父方の祖父母、母方の祖父、伯父、叔母、従姉妹がこの世から去った。

でも、こんな背中を押すような気持ちにはならなかった。

きっと、社会情勢もあるだろうけど、この祖母との思い出が深いためだろう。

なんせ、いつも味方でいてくれ、陰ながら私の頑張りをみていてくれた唯一の人物がこの祖母だった。

そういえば、小4のときに読書感想文の題材をこの祖母にしたのですが、何かの賞をとりました。

忘れたけど。

重なる部分があるから、会いに行こうと思ったのかも。

会いに行きました

会いにいくと決めたら、ルートをどうしようと考える。

東京からなら、夜行バスかな…と思っていたが、ふと気づいた。

岐阜から敦賀は近いんだから、実家に帰ったり、応援している名古屋グランパスの試合と合わせていけばいいんだ。

そんなわけで、名古屋グランパスの試合日に合わせていくことにした。

なので、1日目は10年ぶり以上にトヨタスタジアムへ行き、試合とビールと唐揚げを堪能してきました。


まずは敦賀観光

2日目、朝電車に乗り、岐阜駅へ。

ここから、金沢行きのしらさぎに乗り換え、敦賀へ。

米原でしらさぎ恒例の座席の向き変えは健在でした。


敦賀駅到着。

2年後には北陸新幹線の延線が決まっているため、新幹線の工事がすすめられていました。

きっと、2年後には変わっていることでしょう。


まずは、『まるさん屋』というお店でお昼ごはんを食べる。

焼き魚定食、すべて尾頭。

お魚たちの視線が熱いですが、柚子胡椒とともにいただきました。

ごちそうさまでした。


気比神宮。

赤レンガ倉庫。

松原海岸

天気が悪かったそうですが、行ったときは快晴。

まだ、夏の匂いがしました。

そして、思い出のさかな街へ。

何店舗もある広い敷地内を歩き、念願の島屋さんへ。

たどり着いたとき、『やっと来れた』という気持ちで胸がいっぱいになり、社長さんかと実際にお会いしてとにかく感動した。

SNSで繋がっていて、実際に会うと、

『本物だ…』

と、芸能人に会ったかのような感覚に陥るのは、私だけでしょうか。

買い物もし、社長さんともお話しでき、存分に満喫しました。




島屋さんのすごいところ

島屋さんの何がすごいのか。

自分に落とし込みたく、言語化してみました。

商品への愛

島屋さんは、社長さんのこだわりが詰まった、厳選された商品を取り扱っています。

つまり、ハズレがない。

それは、通販購入の時点でわかっていました。

いざ、商品の説明をしていただいたときに、気づきがいっぱいあった。

印象に残っているのが、あおさを手にとっているお客様への接客だった。

あおさは2種類あって、値段が異なる。

多くの接客は、客単価を上げるために、高い方を推すでしょう。

島屋さんの場合は違って、安い方のあおさと高い方のあおさ両方の特徴を提示していた。

安い方のあおさのことも、決して悪く言わなかった。

両方の商品の特徴を説明し、お客様に選択をしていただく。

手にとっている時点で、興味はあるわけですし、それはディスプレイの工夫もあります。

結局どちらを購入されたかはみていなかったのが残念です。

安い方の商品を卑下せず、両方の特徴を伝え、お客様に選択していただく。

なかなかできないことだろうなと思いました。

お客様目線に合わせた接客

これは、2種類の甘海老の素干しの接客で気づきました。

価格は同じ。

でも、パッケージの色が異なる。

何が違うのかを聞いてみた。

  • ひとつは福井県産、もうひとつは日本海産

  • 福井産の方が味噌が濃厚、日本海産の方はカリッとしている

  • 日本海産の方が白い旨味が外に出ている

ここでも、ふたつの商品の特徴を丁寧に説明してくださりました。

決め手となった接客が、

『あおさんはお酒を飲む方だから、福井産の方がおつまみには合う』

はい、私は酒飲みです。

私がお酒を飲む人であると知り、それをもとにどちらがいいかを提示してくださりました。

ちなみに、お子様にはもうひとつの方を勧められるそう。

カリッとして、スナック感覚で食べれるそうです。

お客様の目線に合わせて、商品を気に入ってくれる方を提示してくださる。


これ、よくあるのが、

『両方買って、違いを楽しんでみてください』っていう接客だと思うのですが、

これって、お客様目線に合わせておらず、あくまで販売側の都合ですよね。

お客様目線に合わせてもらえると、大事にされているようで嬉しくなりますね。

嬉しい気づきでした。

お客様を知ろうとする姿勢

社長さんとお話ししていたときに、少し前に作ったとある動画のことを褒めてくださりました。

詳細は省きますが、よくみてらっしゃる…。

ここからは私が心がけていることですが、動画を作るときはクスッと笑える部分を取り入れることを心がけています。

  • 柚子胡椒というハードル高めな調味料を取り扱うため、それ以外のことはハードル低めに設定。

  • 何よりも、見てくださった方が『作ってみたい!』と思わせるような動画を心がけている(これはブログも)。


この点に気付いてくださっていて、みてくれている人もいるんやなと、涙を堪えることが大変でした。

ほんと、色々あったので…。


話を戻して、一度きりの接客だと思えば、お客様を知ることなんてしないかもしれない。

でも、会話の中でお客様を知るからこそ、次に繋がるのは間違いないと思う。

商品も拘っておられるから、間違いなくお店のファンができる。

そして、リピーターができる。


ファンづくりってこういう流れでできるんだなと、改めて気づかされた場面であった。

恩返ししたいと思わせる人ってこういうことなんだろうな

世の中には、恩着せがましい人が多く存在する。

  • せっかく○○してあげたのに

  • あなたが○○できるようになったのは自分のおかげ

  • お礼してね

…こんな感じでしょうか。


恩着せがましい人が身近にいたため、私はこうはなりたくないと反面教師で過ごしてきた。

それでも、言ってくる人は多い。


今回の件で、『島屋さんに恩返ししたい』という思いが強くなった。

気づきを与えてくれたという点もあるけど、やっぱり一番は

自分の頑張りを認めてくれている。

これに尽きるんです。


この旅の前に、『頑張っているアピールをする』とか『誰のために頑張る』とか、色々考えさせられる出来事がありました。

私は、自分の将来のために頑張っているのであって、頑張っているアピールいらんやろと思っていた。

思っていたというか、イライラしていたw


頑張りって人に見てもらうためのものではない。

自分(組織もかな)の成長のために頑張るんだと思う。

でも、頑張りを見てくれていたと知ったときは本当に嬉しい。


私もそうでありたいし、陰ながら見守ってくださる方への恩返しをするためにも、より一層頑張ろうと誓った。


…まずは、マツコの知らない世界に出ることですな。


Twitterを正しく使えばステキな出会いにつながる

Twitterって、お手軽に情報発信できることがメリットな面、反射的に情報発信できることがデメリットだと思っています。

反射的に情報発信というのは、わかりりやすい例ですと、推しチームが負けたときの公式アカウントにつくコメントですね。

あとは、気に入らないことがあって、誰かが傷つくのではと考えもせず、反射的にツイートする。

どちらも、一呼吸おけば回避できることなんですけど、できない人が多い。

多分、話し相手がいない、寂しい人なのでしょう。


あと、フォロワーが多い人が権威性があるとかいう人もいるけど。

あなたの価値は、フォロワー数で決まるのですか?

中身がないですねと、声を大にして言いたい。


たかがTwitterかもしれないけど、信念をもってツイートすると、不思議なことが起こる。

今回の出会いだってそうでしょう。

今回のような出会いに繋がるようなTwitterの使い方をしている人はどれくらいいるんだろう。


また、今回は島屋の店員さんの他に、一緒に旅を楽しんでくださった方もいます。

今年の夏を締めくくる、思い出に残る日になりました。

ありがとうございます!


Twitterって正しい使い方をすれば、こんなステキな出会いに繋がる。

Twitterにはうんざりしていたけど、いい面もある。


そんなことを学んだ出来事であった。





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