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雪鳴り

この哀しき
銀河系、太陽系
第三惑星に雪の降る夜
聴こえてくる海鳴り

哀しく降り頻る雪鳴りには
震えるような背中が良く似合う
音もなく深々と降り頻る雪鳴りには
寂しき口笛が良く似合う

誰かの罪も憎しみも
背負って包んで
降り頻っているよな雪鳴りには
この哀しき
銀河系、太陽系
海の鳴く第三惑星、良く似合う

それは
寂(さみ)しき夜に
ひとりぼっちの寂しがりやの
耳にだけ聴こえてくる
(雪鳴り)それは
海の波音に似た、雪の音

ひとりぼっちの背中にだけ
やさしく包み込むよに
気付かれることなく
包み込むよに融けてゆく

雪鳴り

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