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デジタル苦手な私がiPadで漫画が描けるまで③

ついにフルデジタルで納品できた!
できました!

不備があったらどうしよう、めんどいな…と
おそるおそる…だったのですが、
とりあえず仕上げて送信したら大丈夫だったようです。
ホッとした。

そして
「やればできる!私だって!」と
自信がつきました。

できなかったことができるようになるって
何歳になっても素敵なことですね。

そう、アナログからデジタルへと環境が変わったと
しても、大事な部分は何も変わってない。
自分にとっておもしろいと思える、納得のいく
漫画さえ描くことができればいいのだ!


iPadで漫画を描くことを覚えて良かったことは、

どこででも漫画が描ける!ということ。

スタバでだってドトールでだってミスドでだって!

ネームやプロットをカフェでやるのは
もう常識なのですが、
まさかペン入れまでできるとは…。

実際わざわざドトールに作業するのは
新鮮でちょっとワクワクしました。
次は絶対スタバでしよう!

とはいっても、すべての作業ができるわけではなく
結局トーンなどの仕上げや、ファイルにまとめて
圧縮したりする作業は、家のパソコンで
しなければいけないのですが。

それでもやっぱり、今まで
いつもの部屋のいつものテーブルで、
ユーネクストでドラマを
みながらでないとできなかったことが
違う場所でもできちゃうって、
すっごく大きな変化だと感じ感動でした。

あと、紙がいらないのが嬉しい。
用紙がなくなった!って言って焦って
買いに行かなくていいし。

下絵のとき、シャーペンで何度も重ねて描くから
すぐに手が真っ黒になってたのに、デジタルだと
汚れない!

などなど、いいこといっぱい。

でも、ちょっと不安に
感じたこともあります。

デジタルはアナログよりも集中力が高まる、
ということです。

え?なんだいいことじゃん、っておもうこと
かもしれませんが、
この集中力はちょっと怖いとも感じてしまいました。


デジタルで作業しているときって
どっぷりその世界に入り込んでしまい
時間を忘れて没頭してしまいがちです。

つまり、疲れたこともわからない、気づかない。
そして姿勢もついそのままになってしまうので
気がつくと肩や背中がガチガチです。
目が疲れていることも、あとで気がつくし、
適度な休憩を入れることをすっかり忘れてしまうんですよね。

今まで、カフェでネームしたりアナログな作業を
しているときって、1時間~1時間半が限度で
集中力がもたなかった。
(あまり長居するには申し訳ないし)

でも、デジタルの作業はあっという間に
2時間が経ってて、
捗るのはいいけど、神経も使いすぎて
うっすら吐き気もしました。

アナログのときって、すぐに気が散ってしまって
集中力が続かないことが
つらかったけど、もしかすると
その方が自然なことなのかも。

誰だって、長時間、同じ姿勢で同じ作業を
続けていくのはつらいはずです。

1時間くらい集中したら、
その都度休んで
運動とかした方がいい。
デジタルの場合は疲れる前に休むことを意識すること
が大事だと思いました。

私は一人でやってるけど、
多忙な作家さんの場合、在宅でアシスタントを
雇うこともことがあると思います。
そんな人は、手伝ってくれるアシスタントさんに
しつこいくらい「休憩とってね」と
言ってあげてほしいです。
アシスタントさん側からしてみれば、
他人の作品のために体を壊してしまっては
本当に意味がないのことなので…。

働きづめはかっこいい!
漫画で死ねるなら本望だ!
…という時代は終わりました。

いつでもどこでも漫画が描けるという
iPadを手にいれたからこそ、
無理のない自由な私らしい健康的な仕事環境に
していきたいと思います。


たとえば、植物園にもっていって、
木やお花の中で描くのなんて素敵だな。
…なんて(笑)

定番だけど温泉地で湯治しながら作品が描けたら最高ですね。

寝る前に余裕がある時はイラスト描くようにしています。
もっとうまく使いこなせるように頑張ります!















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