あおのゼリイ

双極性障害II型と約15年のつきあい。研究者の卵です。浮き沈みが激しく院生生活は停滞気…

あおのゼリイ

双極性障害II型と約15年のつきあい。研究者の卵です。浮き沈みが激しく院生生活は停滞気味でした。2023年度をもって博士後期課程研究指導認定退学。働きながら博士論文完成させます。基本的には週に一度、日記でペースを刻んでみます。

マガジン

  • 博論日記

    2024年度博士論文提出を目指して、調子を整えるために「博論日記」と題して週に1度、よしなしごとを書ことうと試みています。

  • エッセイのようなもの

    noteを始めた当初に書いていたことや過去の手帳からの抜粋も含めた、エッセイのようなものの詰め合わせです。

  • 研究雑記

    いろいろ書きつけてきた、研究に関わるよしなしごとです。

  • 詩のような・短歌のようなもの

    とても稀に、詩のような・短歌のようなものを書くことがあります。

最近の記事

なんとせう_博論日記(2024/06/02)

雨の中バイト先に向かって歩いていたら、しっとりとした甘い濃厚な香りが漂ってきた。クチナシだ。季節の移り変わりを感じる。 先週土曜日に調子を崩し、今日まで8日間。海面スレスレを飛行していたのが週末近くなってやっと機首が上向いた、という風情である。 一歩踏み込んで言語化してみると、「海面スレスレを飛行」とは「帰宅して倒れ込むように眠り、朝も遅刻ギリギリまで布団の中にいて、通勤中は行きも帰りも過食と浪費を爆発させながら、でも無遅刻・無欠勤で職場の人に特に心配をかけることもなく仕

    • できたことを褒めちぎる_博論日記(2024/05/25)

      [25日の午前に以下を書いた後、午後に診察・血液検査を受け、暑さもあいまって疲れすぎアップロードできず、そのまま調子を崩す。30日、立て直す流れがきたのでアップロード] 今日は晴れ。早起きはできなかったけれど、遅刻せず朝バイトに行くことができた。3人オペレーションだったので、危なげなく一連の作業が終わった。スーパーの外に出たのが9時過ぎ。日差しがまぶしい。今日も暑くなりそうだ。 今日はメンタルクリニックの診察の日だ。前回の診察からまだひと月しか経っていないが、新生活が始ま

      • 作戦タイム_博論日記(2024/05/19)

        今日はくもり。無事に朝バイトを終え、先週と同じくドトールにやってきた。今日のnoteは写真がまったくなくて無機質な感じになりそうだ。散歩ができなくとも心動くものにカメラを向けることができたらよかったのだが、今週も余裕が全然なかった。 トップ画は、先週noteをアップした後、鶴屋吉信で買った母の日の和生菓子。なかは粒あん。カーネーションをモチーフとしているのだろう、花びらがとてもかわいく、また食べてもおいしかった。 * 先週に引き続き、週後半まで全然ペースを作れずに苦労した

        • 注意深く進む_博論日記(2024/05/12)

          ゴールデンウィークを終え、迎えたこの一週間。いやはや、相当苦戦した。来週は意識して注意深く進まないと転覆の恐れありだ。 朝起きてお味噌汁を作る・コーヒーを淹れるという生活のリズム作りもできず(出勤ギリギリまで寝ていた)、過食とそれに伴う浪費も酷く(帰り道、気持ちがざわざわして家までたどり着ける気がせず「マクドでチキンナゲット15P食べる」を選んだが、実は「眠い」状況だったらしく、食べるのもそこそこにその場に突っ伏して寝た末、起きてからチキンナゲットをもてあました)、象徴的な

        なんとせう_博論日記(2024/06/02)

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          6本
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          11本
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          5本

        記事

          まず1ヶ月クリアしたことをよしとする_博論日記(2024/05/5)

          今週はゴールデンウィークまっただなか。朝バイトを終えてマクドナルドで態勢を整えている。窓から見える御所の緑が色濃い。行楽日和だ。 このゴールデンウィーク、久しぶりに一日眠ったり、おでかけしたり羽を伸ばしている。 4/28の日曜日は、30℃を超える夏日のなか、Xのフォロワーさんと京都のパン屋さんめぐりに出かけた。お互い社会学者の岸政彦先生のフォロワーで、おそらくその流れで相互フォローになったのだったと記憶している。 私の日々の「今日のお味噌汁」ポストと週末のnoteを読んでく

          まず1ヶ月クリアしたことをよしとする_博論日記(2024/05/5)

          発散から収束へ_博論日記(2024/04/27)

          駅までの道に植えられたツツジが見頃を迎えた。今日は朝方雨が降り、その後くもりとなったので、それほど暑さを感じない。ただ、明日は30℃近くまで気温が上がる夏日となるようで「勘弁しておくれー」という気分である。 今週もお味噌汁を作ることには苦戦した。早起きが苦しい。ただ、仕事は無遅刻無欠勤で、無事に1週間過ぎたという気持ちがする。 この1週間お散歩はできなかったのだが、お出かけイベントがあった。京都に観光に来ていた後輩に、八坂神社そばの長楽館のアフタヌーンティーに連れ出してもら

          発散から収束へ_博論日記(2024/04/27)

          巻き込む力_博論日記(2024/04/20)

          朝4時。木屋町のマクドナルドでスマホを充電しながら夜明けを待っている。 さっきまで「岸政彦の20分休み」をぼんやり聞きながら手帳をつけていた。おじさんにとって「キムタクみたいなおじさん」という形容は塩梅ようなくて「舘ひろしみたいなおじさん」という形容はよい塩梅なんかー。親戚のおっちゃんで、お盆の集まりとかにいてくれたら安心するのは、と想像したら荒俣宏さんの顔が浮かんだ。「荒俣宏みたいなおじさん」いいなあ (めっちゃぼんやり聞いていたので意味取り違えていたらすみません)。

          巻き込む力_博論日記(2024/04/20)

          感謝のかたち_博論日記(2024/04/14)

          日曜日の朝バイトを終え、カフェにやってきた。 桜は葉桜、そこかしこの木々で若葉萌出づる。お気に入りの六角堂のイチョウも、小さくかわいらしい葉をたくさんつけている。 今週は一言では言い尽くせない週だった。 生活面では週初めから過食が出始め、週後半は朝8時まで眠る日もあってお味噌汁作りもままならず、黄信号が灯った。 一方、仕事に関しては遅刻せず欠勤せず眠くもならず、最低限のラインはクリアできたと思う。 今週の仕事面でのハイライトは、マウスの耳に個体識別用のタグを専用プライ

          感謝のかたち_博論日記(2024/04/14)

          2012/06/08_過去日記

          (注意)過去の日記をそのまま書き写した記録ですので、引用文の仮名遣いをはじめとした細部が間違っている可能性があります。引用箇所に関心を持たれた方はぜひ原典に当たってみてください。 * グレゴリー・ベイトソンは、学習Ⅱ(*1)から学習Ⅲ(*2)のレベルに到達した感覚をこの詩に託した。 今西錦司の提唱した自然学にも通ずるだろうか。 *1 学習Ⅱ:自分の性格、価値観、流儀、原則など幼少に端を発する変わりにくい強固なもの。 *2 学習Ⅲ:自分の中の暗黙の前提があらわになっ

          2012/06/08_過去日記

          まずまずの始まり_博論日記(2024/04/06)

          4月1日(月)から新生活が始まった。 ・勤務先の研究室の指導役の方がとても仕事に習熟していらして頼りになるとともに、非常に親しみやすい方なので初日からリラックスして働けたこと ・先週設定したデイリースケジュールを大筋ではクリアできたこと ・火曜日:終業後、指導教員(博論主査の先生)と面談 ・水曜日:終業後、副査の先生と面談(チームミーティングに途中参加) この4点を鑑みても、間違いなく「まずまずの始まり」と言ってよいと思う。 また、さっそく大学内に席を残したメリットを感

          まずまずの始まり_博論日記(2024/04/06)

          研究の雑記 vol.3

          ■2010/02/13 ・旭山動物園HPトップページ 「人を知らんと欲すれば、まず獣を知れ。  もしもこの世に動物がいなければ、私たちは自分をしる手がかりさえ  つかめなかっただろう」  by Gonges Louis Leclenc de Buffon ■2010/04/03 ・赤嶺淳ブログ(2010/03/14) 「幅ひろい解釈が可能な「生物多様性」は、自然保護をうったえる際には、まったく便利なことばではあります。が、その一方で、野生生物を利用してきた人びとの生活をおび

          研究の雑記 vol.3

          あおみどり vol.2

          2010年4月、「おはなし会」の記録(当事者研究) 2月、いい子ちゃん型思い込み症候群と名付けたが、かっこつけ型思い込み症候群だという気がしてきた。 怖くなるとあおみどりに包まれてフリーズしてしまう。過去を振り返れない。 一旦「到着しました」というようなメールもできない。どこまでやって、どこまでやらなかったのかということさえ把握していない。ひとまとめで怖いことになっている。 (2010/04/22)

          あおみどり vol.2

          短歌のようなもの

          プレーリードッグ 光浴び けぶる君の背 飛び石に   友の足裏 まどろみのなか 無題 訳もなく 魚類図鑑を はらはらと   奇々おどろし 生きる場はありて (2010年)

          短歌のようなもの

          さあ始まり_博論日記(2024/03/31)

          学生生活も今日で終わり。 一昨日あたりからぐっと暖かくなった。今朝5時半に家を出る時、ちょっと考えてコートを着るのをやめた。ヒートテックに長袖のタートルネックのニット、それに半袖のニットを重ねたら、もうじゅうぶんと思えた。 9時。バイトが終わって外に出てみると、曇天ながら出勤時よりも明らかに気温が高い。喫茶店で作業をしてから散歩しようと思っていたけれど、屋内にまた逆戻りするのがもったいなく感じられて、のんびり歩き出した。 ふと人の賑わう気配を感じて、なんの気なしにひょい

          さあ始まり_博論日記(2024/03/31)

          飛ぶために屈む_博論日記(2024/03/24)

          学生生活の終わりまで、あと7日。 今日は雨。朝バイト終わりにやってきたベローチェで、窓の外を眺めている。 研究室に行く前に済ませておきたかった仕事があったのだが、データを自室にあるPCのローカルに置いてきてしまい、入店したもののなんだか宙ぶらりんな気持ちでぼんやりしている。 午後にnoteを書くつもりだったが、今ここで書いてしまうか。 ただ、今週はお天気が不安定だったこともあって、お散歩写真がない。 写真フォルダをごそごそとしていたら、坂口恭平さんの作品展に行った時の写

          飛ぶために屈む_博論日記(2024/03/24)

          研究の雑記 vol.2

          生きてゆくということの意味がわからないからこそ、世代を越えて連綿と続いてきた人の暮らしに目を向けたい。 生きてゆくということの意味がわからないからこそ、他の生物の生のあり方に目を向けたい。 「生きてゆくということの意味」は、必ずしも言語化されなくともよい。 ただ、目を向けずには捕捉できないなにがしかであることはわかる。 頭の中で理屈をこねくりまわして見出すことのできる性質のものではない。 身の回りに存在する生きているもの(生命体なのか有機物なのか)に注目してみるのもよい

          研究の雑記 vol.2