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音楽の話まとめ

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音楽について書いた記事をまとめたもの
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記事一覧

音楽の話:JAY-Z LINKIN PARK「Collision Course」

本作はレジェンダリー・ラッパーのJay-Zとレジェンダリー・バンドのLinkin Parkのマッシュアップ・アルバムで、ラッパーといえばEminem一辺倒だった私の周辺にJay-Zの存在を教えた作品でもある。 本作は上記のチェスターの音声から始まるが、当時はFワードとフラペチーノしか聞き取れなかったので、てっきりフラペチーノ自体の文句を言っているのだとばかり思っていた。 その頃、同年代は猫も杓子もLinkin Parkを聴いていて、特に2枚目のアルバムである「Meteor

音楽の話:浜崎あゆみ「ayu-mi-x 4 + Selection Acoustic Orchestra Version」

あゆのアルバムは2000年「Duty」、2002年「I am…」「RANBOW」、2003年「Memorial adress」をよく聴き、2009年「NEXT LEVEL」あたりまではちらほら聴いていた。 その期間に出たアルバムの中で一番好きなのが本作で、リミックスアルバムである。 主に2002年リリースの「I am…」に収録されている曲のリミックスバージョンが収録されているが、このアルバムのアレンジが本当に好きでいまだによく聴いている。 同時発売の「ayu-mi-x

音楽の話:Rage Against The Machine「Renegades」

初めて入った会社の先輩に教えてもらったアルバムである。 老舗大企業に割り振られるであろうその会社の雰囲気はすごく窮屈だったが、そんな中でその先輩の40代とは思えない感覚の若さと私に対する態度のフラットさにすごく好感を持った。 私が音楽好きだと知った先輩がおすすめのCDを何枚も持ってきてくれて、そのうちの1枚が本作「Renegades」である。 礼儀も何も知らない私は無自覚に失礼な振る舞いをしていたはずだが、先輩はまるで対等な友達のように接してくれて、退勤後に何度も飲みに

音楽の話:Marilyn Manson「The Golden Age of Grotesque」

MMとの出会いは高校生の頃。 高校の近くにあったTSUTAYAに白くて円形でUFOみたいでめちゃくちゃ音質のいい試聴機(ヘッドホンの音質かもしれない)が置いてあり、それで冒頭のThaeterからThis Is the New Shitを一聴して心を奪われてしまった。 あの時なぜMMのCDを手に取ったのかは全く覚えていない。 クラスメイトに音楽好きが多く、こういうのが好きな友達からの情報があったのかもしれないし、彼氏から聞いたのかもしれないし、当時惚れに惚れていたDir

音楽の話:西月麗音

西月麗音というベーシストがいる。 西月さんは高校生のうちからベースカバーの動画で鬼バズりしていたが、この度ボーカルとしてオリジナル曲も公開されたようだ。 シンガーソングライターとしての才能まで発揮していて恐ろしい人である。 しかしやはりベーシストとしての彼も知ってほしいので、彼について詳しくはないがいくつか動画をリンクしておこうと思う。 私はVaundyのsoramimiを経由して彼を知った。 その時はまだ動画本数も少なくて、チャンネルに登録しつつ私は思った。 「見

音楽の話:RADIOHEAD「KID A MNESIA」

ほんの数年前まで、RADIOHEADの曲は一切聴いたことがなかった。 あるのかもしれないが、RADIOHEADの曲だと認識していないのだと思う。 本作は「KID A」と「Amnesiac」という別々のアルバムが一緒になったバージョンらしいが、詳しくは分からない。 全曲最後まで聴いたことがあるのはKID Aの分だけのような気もするのだが、よく聴くのが「KID A MNESIA」なのでこの盤を挙げることにした。 ちなみにLPも持っていたりする。 このアルバムに関してはゆるく

音楽の話:椎名林檎 「加爾基 精液 栗ノ花」

椎名林檎のアルバムといえば「無罪モラトリアム」や「勝訴ストリップ」あるいは最近の「三毒史」が人気であるが、私にとっては本作「加爾基 精液 栗ノ花」である。 カルキ・ザーメン・クリノハナと読むが、流石にフルネームで呼称するのが憚られるのか、略称の「KSK」が用いられることが多い。 当時の私は「ザーメン」なんて言葉は聞いたことすらなく、クラスメイトの仲のいい男子の机に全く何も考えずに「カルキ・ザーメン・クリノハナ」と書き、性にお盛んな男子としてはアダルトな方面でしっかり把握し

バンジョーとカズーイの音楽からのDanny Elfman、ゲームのリメイクなど

バンジョーとカズーイ1, 2はNintendo64のタイトルだけど、音楽もビジュアルもユーモアもコマンドの感じも好きすぎて忘れられず、大人になってからどうしてもやりたくなって、他に使い道のないXbox Oneの中古を2万ほどで買ってまでプレイしたゲームである。 2021年1月のこと。 64タイトルのゲームのためになぜXboxを買ったかというと、2021年の時点では本当に正常に動作するか分からない64本体とカセットを買うか、Xboxを手に入れ「レア リプレイ」というレア社の