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流体力学モデルにおけるつぶあんとこしあんの非線形応答についての考察

概要

文献 [1] において, たこ焼きの半径上限に関する定式化が示された。本論文では, これらの予想を大胆に解釈し、あんぱんの中身の違いによる差異を定性的に評価することを試みる。検証の結果, 予想を裏切る結果が得られた.


1. 導入

あんぱんは日本の中村屋というパン屋で育まれた非常にポピュラーな食文化であるが, 店頭で売られているあんぱんはおおよそ半径が 50[mm] から 150[mm] の球形となっていることが観察される. 

つぶあんとこしあんの2種類がよく知られ、この2つの派閥争いは拮抗しているとみられる。本実験ではこしあん派に肩入れしたいので有利なエビデンスが欲しいと思い、行うことになった。

本論文の内容提示は以下の順である. まず第 2 章において, あんぱんの組成を決定するあんぱん関数を導入し, 小麦粉の形状最適化問題を定式化する. 次に第 3 章において, つぶあんの場合とこしあんの場合で反応にどのような違いがあるのか具体的に調べ、筆者の主観で定性的に評価を行う。第 4 章 に我々の結論と若干の議論をまとめる.


2. 関数の最適化

あんぱんの組成を定式化した関数を導入する。


パン生地+つぶあん=つぶあんぱん

パン生地+こしあん=こしあんぱん


これらの式を一般化しよう。


〇〇生地+フィリング=フィリング〇〇


この式を小麦粉食品錬成関数とよぶ。

具体的な例を見てみよう。


中華まん生地+ピザの具=ピザまん


この式は小麦粉を用いた生地の食品には全て適用できることが知られている。


3. 検証

今回、Twitterで「つぶあん」と「こしあん」に関する言及を徹底リサーチしたところ、驚くべき結果が待っていた。




こしあん派しかいない!!!


4. 結論

こしあんしか勝たん。

つぶあんは流体力学モデルでは、小豆の粒がこしあん中にランダムに点在するモデルであり、こしあんに比べ定量評価が難しい。

こしあんには見られなかった小豆の粒が食感における非線形応答を誘発したことで、食べた人の味覚伝達に影響を及ぼしたことが要因であると推察される。


5. 謝辞

本実験はサクラなしには成り立たなかった。

この素晴らしい大発見を全てのこしあん派閥の人間に捧げる。

そして本論文がパロディであることについてご理解いただきたい。


6.参考文献


[1] たこ焼きの半径上限に関して

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